法輪功学習者がワシントンに集まり、緊急救援を呼びかける——行進を行う(写真) (二) 
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   行進に先立って、法輪功学習者はひとつの声明(英語)を発表し、声明の中でこのように述べた:ひとつの「真・善・忍」というこの宇宙の特性に基づいて修煉している平和的な団体は、その学習者達がただ自分の信仰を堅持するだけで、前途や自由ないし生命を失う危険に晒されようとし、天地を覆い隠すような虚言と悲惨で残酷な刑罰に直面しているにもかかわらず、真理、正義への確固とした信念は動揺することはない。鮮血は我々の目を光らせ、良知は我々に沈黙を許さない。今日此処で集まったのは、中国における法輪功学習者の抑えつけられた、しかも叫べない声を叫びだそうとするためである。緊急救援を求む!中国で迫害を受けている法輪功学習者に援助の手を差し伸べて下さい!今、我々は独立で自由を象徴する記念塔を出発し、全世界のあらゆる正義の力をここから巨大な奔流に形成させようではないか。 



   10時30分、悲壮な音楽である《済世》が鳴り響き、行進の列は白くて長い竜のようにゆっくりと激しい烈日の下で進んでいた。前から3列目に並んでいるのは長身の体格の大きなヨーロッパ人の学習者であり、彼らは真っ白なシャツを着て、それぞれ手に真っ赤なアルファベットの文字を持ち、目立つように「SOS」という文字を掲げた。彼らの後ろは二人の白人の学習者で、彼らの出した青地に白い字の大きい横断幕にはSOS: Urgent Rescue of Falungong Practitioners persecuted in China(SOS:中国で迫害を受けている法輪功学習者の緊急救援を求む)と書かれていた。

   千里に渡って跋渉し、ひどく烈日と風雨の洗礼を受けた、ボストン市の学習者達がその後ろに並び、体に斜めに青い飾りのような帯をかけ:Walk to Washington DC「徒歩でワシントンへ行く」と書かれていた。フロリダ州からワシントンへ自転車で来た4名の学習者は黄色の法輪功と言う字が書かれたシャツを着て、自転車を押しながら後に並んだ。 

   その後ろは、江沢民の犯罪集団に迫害された被害者及び家族達であり、涙ながらに高らかに悲壮な音楽を耳にした。彼らの後ろには2名の白いスカートを着ている台湾の学習者が大きな花輪を持ち歩き、それから9列に並んでいる白いワンピースを身にまとった女性学習者達は、真・善・忍の為に殉難した学習者達の写真を捧げ、表情は厳かでしめやかであった。更にきわめて大きな:「255」名の法輪功学習者が迫害され死亡 と書かれた横断幕が後に続いていた。 

   それから18列に並んだのは「血生臭い迫害を譴責」と書かれた小さな板を持っている白衣の大法弟子である。封莉莉教授、zhangkunlun教授、李明、jimizou教授の3名の学習者は「迫害された法輪功の生存者」という横断幕を掲げた。彼らは凶悪な迫害を受け、九死に一生を得てようやくアメリカに戻ってきた。 
行進には、古稀を過ぎた人(70歳以上)もいれば、ベビーカーに乗った幼児もいた。また世界各地から来た学習者達は、「法輪大法in豪州」、「法輪大法inインド」、「法輪大法inカナダ」、「法輪大法in台湾」、「法輪大法inマレーシア」、「法輪大法inロシア」などの横断幕を揚げ、パレードを行った。

    誰が大法弟子は邪悪な迫害に直面して、現れてきた偉大さと慈悲に感銘を受けないと言えるだろうか。ちょうどこの時、人はこの心のごとく、この雰囲気に包まれていた。

   かつて全人類の歴史にはこの大規模な運動を起こし、残した事はない。全世界において、とりわけ中国においては、数十万ないし数百万の人の空前絶後たる無私、慈悲と超常的な堅忍を持って、これほどの悪辣かつ野蛮な迫害に直面し、立ち上がって戦っている。 

   この時期は歴史に記載される、というのはこれほど確固とした信念は勇気、善心、寛容と相まって深く心を打たれる歴史の節目となるからである。通りかかった人々は此処で足が止まり、時間が此処で止まったかのように、立ち止まる。行進に参加した学習者は真・善・忍に対する金剛のごとく破壊しない正念で、彼らの一歩一歩を踏み出した。この時のこの光景は、山河に涙をこぼさせ、天地共に悲しくさせるような雰囲気であった。 

   行進は《普度》と言う抑揚で悲壮な音楽な中で、ゆっくりと進み、道路の両側の居住民は、この永遠までも安らかで、和やか且つ善良な人々に注目し、人々は残虐な体罰及び残酷な弾圧に怒りを覚え、法輪功学習者の堅忍不屈の意志に賛嘆し敬服した。道の脇に立っている一人のインド籍アメリカ国民は私に以下のように言ってくれた:「貴方達は本当に素晴らしいですね、中国政府は一切の残酷な弾圧を一刻も早く止めるべきで、彼らは国民の信教の自由と幸福に責任を持つべきです」、「人々はアメリカにおいて金銭や未来と地位の為にせわしく立ち回っているのに対して、貴方達は自分に対する多くの利益を放棄し、時間と精力を費やして、中国にいる同じ法輪功学習者を支持しているのはきわめて意義を持つ事であり、既に成功の光が見えてきたようです。私の心は貴方達について行きます。しかも内心から貴方達を支持すると同時に、成功するように祝福します」。 

   もう一人の教会へ行く途中のおばあさんは私たちに話しかけてくれました:「新聞を通じて貴方達の事を知り、迫害を受け死亡した学習者の為に一本の大きなろうそくを七日消えないように灯し、さらに貴方達を祝福します」。その他に通りかかっている警察は我々への支持を表明し、微笑みを浮かべてくれた。 

   11時45分、国会議事堂に到着した。学習者達は座禅をするのに敷く座布団を使って、国会議事堂の芝生で巨大な「SOS」と言う字を作り上げた。 

   国会ビルの上から眺めると、法輪功学習者は雪のような白衣を身にまとい、整然とした秩序で並んでいた。目に見える限り横断幕と法輪大法の写真ばかりで、至る所に巨大な赤い「SOS」と言う字が点々としていた。すべての法輪功学習者達が揃うとすぐに、記者会見を本格的に開始した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2001/7/20/13695.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2001/7/23/12478.html)     更新日付:2011年9月29日
 
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