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星島日報:法輪功の学習者は社会のあらゆる階層にいるので、中国は簡単に統制することはできない
【明慧ネット】(星島日報 8月7日の総合報道)アメリカ国会研究処は、法輪功が北京の政権による統制においてすでに一つの大きな問題となっていることを指摘した。数多くの学習者が中国大陸の社会の各階層に広く分布しているため、中国の指導者はもはや少数の個人に注意を集中することができず、団体組織あるいは地域において簡単に法輪功を制圧している。

国会研究処が3日に国会へ提出した報告書「中国と法輪功」では、学習者は物質面の理由で法輪功に追随しているのではないので、金銭の制裁あるいは身体への脅迫は往々にして効果がないと記されている。この他にも、海外では数千人の法輪功の学習者がずっと中国に対して外国の政府に外交的圧力を加えるよう遊説している。

報告によると、北京の政権はすでに法輪功が中国共産党政権樹立後50年来の「安定的で最も深刻な脅威」であると言及した。もしかすると中国共産党の指導者は法輪功の影響が別の精神信仰を推進し、北京政権内部の団結を破壊することを恐れているのかもしれない。1999年7月に鎮圧が始まる前、大陸の党・政府・解放軍と公安部門の多くの構成員が法輪功をやっていた。大陸の胡錦涛副主席は、すでに知られている210万人の法輪功の学習者の中の3分1は共産党員であることまで指摘している。

国会研究処は、もしかすると中国の指導者も中国大陸の人が法輪功学習者の原則と行動に従うのを恐れているのかもしれないと指摘した。例えば、法輪功は人の精神的欲求を満たしているが、その方面では共産党と民族主義は効果がない。また政府が強調している富を受け入れることを拒んでいるが、それは法輪功学習者の大部分が過去10年の経済発展の恩恵をあまり受けてこなかったからである。

法輪大法が強調する中国の伝統的な価値観は、他の背後の団体によって北京政権の汚職と圧制を批判するための根拠として採用される恐れがあり、この運動が提案している「憲法が保障する権力」も、中国大陸にいる政治的、民族的、あるいは宗教的迫害を受けている他の人民が借りることができる。