日本明慧

刑務所の中で書いた手紙:春の花が鮮やかに咲くころ再会しましょう

2002年1月8日【明慧ネット】
敬愛するお父様、お母様、こんにちは
 あっという間に春が過ぎて、冬がやってきました。私は捕らえられて9カ月が経ちました。時間経つのが本当に早くて、あっという間のような出来事です。この自由を失った9カ月間私はたくさんの試練を経て、頭がよりはっきりとし、より理知となって、より成長してきて、より堅固で粉砕されることがなくなりました。自分が穏健なライオンのように感じて、どんな困難でも勇猛精進の私を阻止できません。
 現在、私は同住楼に移されてそろそろ1カ月になりますが、だんだんここの生活にも慣れてきました。環境や場所などが変わっても、人の心は変わるはずがありません。枷は形があるが、人の精神は無限です。栄耀栄華は人生のまぼろし夢のようなものです。私はこの世のすべての栄辱、損得、命までを捨てた以上、誰でも私の信仰を変えることはできません。信仰を変えられるものなら、信仰とは呼ばないのです。
 苦しい努力がなければ、成功の喜びはないわけです。堅く大法を修煉するため、今まで、あるいは将来、耐えなければならない苦難は「得法」の幸福と比べると取るに足りず、大海の中に一粒の粟のようなものです。古人はこういう言葉があります。「朝に道を聞けば、夕に死す」。命と真理の間で選択する時、少しも躊躇せず、真理を選ぶ。これは古人がよく言う「捨身取義」の意味合いでしょう。
 手紙はここまでにしましょう、先日、空から雪が降り出しました。冬がやってきたことに気がついたと同時に、春はそんなに遠くないと感じています。春の花が鮮やかに咲くころ、また再会しましょう。