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言論の自由のため、オタワ市議会が中国に「NO」と言った

「華人連合会」という華人組織の強烈な要求の下、オタワ市議会は今週水曜日に法輪功学習者が、大使館前で横断幕を掛ける権利を許可するかどうかについての採決を行った。結局、9名の交通委員会の委員全員が賛成に票を入れた。法輪功団体に中国大使館の前で、続けて横断幕を掛ける権利を許可した。

華人連合会の代表鄧家昌氏は会議で「中国大使館の向かい側の柵に掛かっている法輪功の標語で、大使館に入る人が悪い印象を感じ、ほとんどの人が標語を避けるため道路を急いで横断していたが、このようにすると、交通事故を起こしやすい」と弁解した。同時に「オタワ市政府の規定により、標語を掛ける場合そのサイズが規定されている。規定したサイズを超えた標語はデモやパレードにしか使えない。法輪功の標語はサイズを超えているだけでなく、なおかつ柵に固定されている」と強調した。

オタワ市議会の交通委員会の責任者Alex Munter氏は「法輪功学習者がオタワ市の規定によって、大使館前で毎日デモを行う申請をした。二年に渡る平和的なデモ活動を行い、かつて交通上のトラブルは一度も起こらなかった。華人連合会の取り上げた交通問題はただの口実に過ぎず、本当のところはオタワ政府に言論の自由を抑えるよう要求している」と言った。またAlex Munter氏は「市議会の規定はカナダの憲法で規定した『人民の基本権利を保護する』等の法律と衝突してはいけない。今度のことは単なる交通問題でなく、すでに政治議題となってしまった。オタワは各国の大使館、領事館が集まっているところであり、なおかつ我々はここの主人である。しかしながら、我々の管轄内に一部の暴虐な政権が常駐しており、もし彼らにオタワの規定を利用して自由を圧制させるならば、ほかでもなくそれは危険の始まりである」と強調した。

法輪功の代表の周麗敏氏は採決の結果に賞賛を表した。「今日の結果は二年間の法輪功の理性的、平和的な行動への真実の評価である。実は幕の裏側に策動していたのは華人連合会でなく、中国大使館である。オタワ市政府も中国大使館から大きな圧力を受けていた。」と発言した。

オタワの公民報によると、「中国大使館の一部職員が水曜日の会議に出席した。大使館側の今度のことに対する対応を知るために、木曜日に記者が数回に渡って中国大使館のスポークスマンの蔡偉氏に電話をしたが、返事はなかった。