日本明慧

幸いにも生き残った警官:「法輪功、ありがとう!」

2002年1月25日
【明慧ネット】D兄は、私に、彼ら夫婦二人が最近遇ったある珍しい事件について語ってくれました。彼らは仕事で、地方行きの小さいマイクロバスに乗りました。乗客は彼らを除いた他の二人と運転手である警官だったそうです。ただ彼らだけが法輪功学習者でした。彼らを乗せた小さなマイクロバスが高速道路で走っている時、乗客の一人が急用があって停車することになりました。雪で路面は滑りやすく、おまけに下り坂であったため、運転手がブレーキをかけた後にも、バスは30メートル余り滑ってやっと止まりました。D兄が振り返るとバスの後の車が左方向へ向きを変えようとしているのが見えました。ちょうど車が高速道路の車道に入った時、突然一台の高くて大きなタンクローリー車が、高速道路の上り坂から後ろの車に向かって急速に突き進んでいくのが見えました。それを見て、バスの中の人達は恐怖におののきました。ゴットンという大きな音だけが聞こえ、でっかいタンクローリー車はすでに後ろの車に衝突し、それからすぐD兄らが乗っている小さいマイクロバスに向かって突っ込んで来ました。この瞬間、奇跡は起こりました。制御できなくなったタンクローリー車は巨大な外力によって停止しました!手なずけて止まったのです。D兄らの乗った小さいマイクロバスはただ軽く揺れ動いただけですぐに落ち着きました。窓ガラスはひび割れもなく、ただバスブリキだけが少し凹みました。
車内の人達はびっくり仰天して面目を失い、長いこと口がふさがりませんでした。突然、運転手の警官は驚いて目を覚ましたかのように「まあ!私達のこのバスの中に大いなる徳を積んでいる人がいる!」と叫び出しました。当時、D兄夫婦二人は非常に落ち着いていて、警官の運転手に「このバスの中に二人の法輪功が乗っています!」と教えました。警官の運転手は呆然として「えぇ!法輪功?!」警官は不思議な視線でD兄を見上げ「私はもっぱら法輪功を逮捕しています」と言いました。「私は2ヶ月くらい北京に在住し、ちょうどいま貴方達の法輪功を連れて帰って来るところです。私の手で百人もの法輪功を逮捕しましたが、本音を言うと法輪功の皆さんは人情があり、気骨の持ち主で、本当に良い人ばかりでした。数日前、私達の刑務所の隊長の嫁も北京に駆けつけて行って‘護法’をしたんですって。彼女の会社での仕事ぶりは際立って素晴らしく、千元をも超える給料で、子供は大学へ通い、このように心地よい家庭を持って、彼女は一体まだ何を求めると言うのですか?」
D兄は、「ある人は金のために生きていて、ある人は真理のために全てを投げ出しています。法輪功が伝えられて9年、本当に徳を積む法輪功学習者であれば、皆限りない利益を受け、ある人は生命の延長を得て、ある人は心身の健康と家庭のむつまじさを取り戻し、周りの親友らも間接的な受益を得ています……。にもかかわらず江沢民グループは法輪功を迫害し、メディアを制御して、下劣な言葉を使って私達の師匠を汚し、誹謗し、残虐な体罰を使用して法輪功の人達を苦しめて、彼らの修行を積むことの放棄を強制しました。これらがなぜ許されるというのですか?彼らが北京に行って平和な申し立てによって、世界に向かって真相を明かすのは当然なことで、これにはどんな間違いがあるのでしょうか?」引き続きD兄はまた警官に「あなた達警官は自分のためのこれからをよく考えてみてください。徳を積まなくちゃ!」と忠告しました。運転手の警官は、「私は、わかりました。子供や、両親に善行を積むよう言います。」と答え、D兄は、「あなたも自分のために徳をも積みなさい!」と一言加え、警官は押し黙りました。車内はひっそりと静まり返っていました。突然、運転手の警官は振り返って、D兄に真剣に大声で「法輪功、ありがとう!」と感動の言葉を残しました。
(脚注:警官と車内の人達皆は言った:あの時高速道路の上り坂から疾駆してきたでっかいタンクローリー車の巨大な衝撃力は、彼らの小さいマイクロバスを5、6回とんぼ返りさせ、高速道路の道溝に突っ込むことは十分できる。もしタンクローリー車の猛烈な衝突によって爆発が起こったとすれば、その結果は想像に堪えない……)