日本明慧

ニューヨーク法会での花の物語

文/トロントの大法弟子
【明慧ネット】
一、街での歌声
三日の午後、私たち三人が48番街を沿って大法のチラシを配っていたところ、後ろから字を正しく発音して、楽しく、≪法輪大法がいい≫を歌っている合唱のテナーの声が聞こえてきました。振り向いて見たら、歌っていたのは後ろから、意気があがって歩いてきている二人の黒人同修でした。彼らは私たちのそばを通りかかった時、私たちに微笑んでくれたが、でも、歌は歌い続けました。それを見た私たちも、思わずに大笑いになりました。二人の同修は歌いながら先の方へ行ってしまったが、あの歌声はニューヨークの街で長い間、響きわたっていました。
「法輪大法は良い、法輪大法は良い、法輪大法は正法、佛光が広く普く照らす。」

二、街頭でのあの黄色いスカーフ
ごみごみとしたニューヨークの街、たとえば、タイムスクェア、リンカーンセンター、テロによって廃墟になった国際貿易センターなど、あらゆるところで、黄色きスカーフをした人々を見かけることができます。彼らは一人で、あるいは二人で、また三、五人で、往来の人々に声をかけて、「真、善、忍」のメッセージを伝えています。この眩しい黄色は寒い冬風の中で、ニューヨークの街の一つ美しい風景になりました。

三、ニューヨークの警察
ニューヨークの街でのもう一つ特有な景色というのは、ニューヨークの警察です。あらゆる街角や重要な建物の周りには、パトカーあるいは警察の姿が見られます。ある学習者は毎回警察に会うとき、彼女が積極的に警察に真相を伝えて法輪大法について話しをしてあげると私に教えてくれました。「あの警察たちは丸一日そこに立っていて、やることもないし、つまらないと思っているから。あなたは彼たちのことを自分の家族のように思えば、責任感の下で、きっとあなたも早く彼たちに真相を伝えたいとなるだろうね。」と彼女が言いました。そのわけで、彼女は街で警察を見かけるたびに、彼女は絶対に急いで警察の方へ真相を伝えに行くのです。実は、ほとんどの警察たちは喜んでチラシを受け取り、そして、「ありがとう!」と言ってくれるのです。

四、動と靜
二日の土曜日に、学習者皆がワルドルフホテルの外で平和に煉功を行っていたとき、他のデモをする団体が相次いでに来て、彼らの抗議活動を始めました。しかし、彼らは大変騒ぎ出しで、時には踊ったり大声で歌ったりして、警察たちを大変困らせました。それは、静かに煉功をして正念を発している私たち法輪功学習者と比べて、明らかにその違いが現れました。警察たちも私たちのことにとても感心をしていました。ある警察は一人の学習者に「あなた達はどうやってこんなに穏やかになれるか?」と聞きました。この学習者は「私たちは真・善・忍を修煉しているから、私たち一人一人はどのようにすれば良いのかとわかっています。」と答えました。
ワルドルフホテルの周りでは多くのマスコミの記者に会えました。その動と靜という対比の場面は彼たちの心を深く打ちました。多くの記者は学習者の写真を撮りました。さらに、この数日間に、ニューヨークの新聞や、テレビ局、ラジオ局は皆法輪功に対して正しく報道をしました。
煉功と正念を発することに参加した学習者も、大法の威力に深く震撼されました。皆はその騒々しい中の静かさはある一種の不思議な力で、また大法の偉大さと殊勝さを感じとり、大法の威厳と神聖は実に一つ一つ大法の粒子の言行を通じて人間社会で現れると分かってきました。

五、「あなたたちの固くて強い根気はどこから生まれた?」
ニューヨークでのこの数日間に、毎日ワルドルフホテルの外で手に横断幕を持つ学習者の中に一人の痩せていて背が小さい女の子がいました。皆は丸一日に横断幕を持っていました。ある一人の警察が彼女の近くに立っていて秩序を守っており、毎日これらの煉功者のことを観察して、同時にその女の子のことにも気づきました。一日目、彼は何にも言わなかったです。二日目も、彼はずっと黙っていました。しかし、三日目、彼はやっと我慢できず、女の子の前に言って{あなた、大丈夫?疲れないの?}と聞きました。彼はどんな力がこの弱々しい女の子に超常の根気を与えたのかと不思議に思っていました。
ニューヨークの中国領事館の前に、寒い風が強く吹いていても、学習者たちは動くこともなく、じっとそこで座禅を組みました。領事館前の警察たちも「この人たちの固い根気はどこから生まれた?」と不思議でたまらなかったです。学習者たちは「法輪大法と真・善・忍が私たちに力を与えてくれました。」と警察たちに教えました。
「真・善・忍」は様々な年齢層からの、違った職業を持つ、違った国から来た、肌色の違った人々を固くて強い一つのグループに成させました。大法弟子たちの超常の意志とグループの凝結力の源は正に「真、善、忍」です。

六、口紅の物語
三日の日に、何人かの学習者は去年九月に起きたテロ事件の現場、今廃墟となった国際貿易センターに来て、そこで弘法しようと思いました。今回のテロ事件は人々に大きな衝撃を与えたから、毎日千人以上の人が元国際貿易センタービルを見学しています。週末になると、一万人をも超える人々がここに来ます。現場は人で混雑しているので、そこに木の板でつくられた隔離の壁があります。見学者は皆その隔離の壁の外に待っており、15分間ごとに300人の見学者を入らせるのです。多くの人たちは待っている間にその木の板に字を書きます。だから、その板の両面にはもう文字でぎっしりとなりました。ほとんどは「God bless America」(神はアメリカを祝福する)と下にサインが書かれてありました。
この学習者たちは大法のメッセージをそこに書き残すべきだと考えました。でも、板に書けるペンを見つけられないから、一人の女の学習者の口紅を使うことにしました。その二人の学習者が女性の学習者を持ち上げて木の壁の一番高いところに口紅で中国語と英語の「真、善、忍」を書きました。一つ一つの漢字は人間の頭の大きさに相当します。
一人の西洋人がこのいくつかの文字に震撼されたかもしれないが、彼はその学習者の方へ行って、一緒に写真を撮りたいと言いました。しかも、彼は往来する人々が邪魔しないように自分の友たちを他の人をよけるようにさせました。

七、「あなたは法輪功がいいと知っていますか。」
一人の英語がわからない年配の学習者がいます。他の学習者は彼女に「もし、中国人に会ったら、おばさんが真相を伝えに行ってくれますか。」と頼みました。彼女も積極的にしました。中国人に会うたびに、彼女は追いかけて「あなたは法輪功のことを知っていますか。」と男女問わず聞きます。その中に、「法輪功?もちろん、知っています。とてもいいですね。」と答える人がいます。また、「法輪功は今、中国大陸で政府に取り締まられました。」と言う人がいます。さらに、大法に対して誤解を抱いている人がいると、彼女は根気良く彼たちに真相を話します。それで、チラシと受け入れた人がいれば、最後彼女に笑顔で「さよなら」と言った人もいます。