日本明慧

台湾高雄市における教員への法輪功研修会



2002年2月21日 台湾の法輪功学習者より

【明慧ネット】高雄市で、5日半18回に渡る教員のための法輪功研修会が開催され、14に上る県、市の教員延べ160名が出席した。会場は熱気に溢れ、真理を求める真剣さが伝わっていた。出席者は、“真・善・忍”が宇宙の特性であるということ、道徳における最高の指標ということを感得したようである。台湾教育界の未来に新たな希望があることを喜ばしく感じた。

1.ある“偶然”による機縁

わたしは高雄市小港高校の教員である。法輪功を学び始めてから、高い水準で自分へ要求し、校長、主事、同僚達に、法輪功がよい印象を持ってもらうためにも努力した結果、高雄市政府教育局が唯一贈った“高校真心教師”の称号を授与された。
去年の夏休みに、法輪功教員研修会をきっかけとして、明正国立小学校の数名の教員が、法輪功を学び始め、毎日夕方キャンパスで煉功 (法輪功の動作) し、学長も時々参加すると聞いた。そこで、子供たちが法輪功を修煉する物語、人体生理学で法輪功の修煉を実証するなどの資料を持って、明正国立小学校に行った。学長に面会し、自分の法輪功を修煉してからの心身の変化、法輪功と出会った喜びなどを話した。法輪功を敬い恩に感じていることが、学長を感動させたようだった。学長も自分の学校の教員が法輪功を修煉してから良くなり、生徒には真心で接し、校務に対しても争わず協力し推進するようになるなど明らかな変化があったと評価をしていた。冬休みに、法輪功の教員研修会を催す計画については、喜んで協力すると言ってくれた。

しかし、学長が教育局とこの件について話してくれたが、教育局の反応はあまり芳しくなかったという。おそらく法輪功に対する理解が十分でないのと、メディアの良くない影響を受けているかもしれないと思った。主人と明正国立小学校の教員三人と共に、教育局第五課長を訪ね、法輪功がどのようにして、億単位の人に健康な体、高尚なる道徳精神をもたらしたかを紹介した。課長は興味を示し、彼自身は運動学の博士であり、スポーツによる健康保持の活動を肯定していた。法輪功の5セットの煉功動作をして見せ、資料も読んでもらった。すると李先生と法輪功に対する表彰を載せている《天地同向》の本に、関心を持ってくれた。数編の表彰および奨励の内容に目を通すと、「法輪功は大したものであり、すごいと思う」と言ってくれた。この機をとらえて、中国で法輪功が迫害されている真相を伝えると、課長は中国共産党の論理は、あまりにも理解し難いと語った。そして、教育局が法輪功の教員研修会を主催し、法輪功研究会に協力することを大筋で同意してくれた。また、効果が良かったら、第二、第三と引き続き催すとも言ってくれた。帰り際、握手をしながら、あなた方の何も求めない純粋な心に感動したと言ってくれた。不意に胸中には、もし李 洪志先生がいらっしゃらなければ、わたし達は何ものでもない…という想いが広がり、課長がこの法を広げる機会を与えくれたことに感謝した。

数日が経過したが文書による回答がなかったため、再度局長と課長にお願いすると直ぐに稟議へと回してくれたのだが、どうやら副局長の見解が異なるらしいということが分かった。そこで、副局長と連絡を取り、賛成できなかった点を確認しようとした。副局長に面会したが、当初、副局長の反応はあまりよいとは言えなかった。多くの宗教が教育局に、彼らの活動を取り扱い、研修に協力することを求めて来ており、それら団体の修行状態について、良くないイメージを抱いていたらしい。しかし、わたしと主人の雰囲気がかなり違っていると感じてくれたようで、時間を取って法輪功の話を聞きたいと言ってくれた。正念を抱き、純粋な心をもって話せば、副局長も心を開いてくれるかも知れないと思った。今後の活動を続ける上でも大切なことであると思った。

課長へ話したのことと同様に、健康と道徳に関して伝え、高学歴の学習者が大法を修煉している例を出して説明した。また、教員の生徒に対する教育指導方法の過ちという問題について話し、教育の場における悲しい実情を説明したが、このことに関心あるいは心配を抱かないのでしょうかと副局長へ反対に質問をした。わたしと主人、数名の教育界の法輪功学習者が、法輪功と出会った後の変化は、誰の目にも明白なもので、大法に対する感動と感謝は、もっと多くの教員に対し法輪功と出会う機会を与えようとする原動力となっている。もし、健康な体と高尚な道徳精神で、教育に貢献すれば、これは本当に高雄市にとって有益なことである。副局長はこれを聞いた後納得した様子で、《転法輪》を受け取り、清らかな心で主観的な考えを持たずにこの本を読むと言った。さらに、二人が本当に誠意をもって法輪功を紹介しに来て、貴重なものを手に入れたということも理解し難いものではない。ということは、この法はどのほど偉大なものなのだろうか…と気付いた。今までの人生では何も信じて来なかったが、《転法輪》を読み終わるころになると、修煉をはじめているかもしれないと言った。

このようにして、1月21日〜26日まで、明正国立小学校において、冬休み高雄市教員の法輪功研修会を開催することができた。


2.佛光が普く照らせば、礼儀が圓明となる

曾 憲政 教育局長の挨拶

 

法輪功研究会理事長の体験談に耳を傾ける出席者

 

グループ単位による教室での煉功と研修

法輪功出家弟子による体験の発表



初日の午前、高雄市教育局の曾憲政局長、鄭励君課長、両氏が研修会場を訪れた。局長は挨拶の中で、現在の教育は多元文化の教育であり、教育に対して良い影響をもたらす活動ならば、強制的にというより、率先して行うべきで、教育局も推奨すると述べた。曾局長は公務の合間を縫って、できる限り今後の研修会にも参加したいと表明した。

鄭課長は、自分は運動学の博士であり、法輪功の「性命双修」のに対して、大いに認めるところであると述べた。さらに、海峡の向こう側で法輪功を迫害していることに対して、とても理解し難く、中国共産党の思考の論理はあまりにも奇異だと感じている。国にも国民にも有益な気功であるのに、公に広めることができないことは理解できない。政府はいったい何をしているのであろうか。各教員の研修による心身の変化の成果を通じて法輪功を肯定すれば、最も良い証明になるであろうとも述べた。

主催学校の李素貞校長は挨拶で、法輪功は教育に対して確かな意義があると述べた。法輪功を修煉している学校の教師たちの心性が向上し、健康になり、生徒に対する接し方が変わり、非常に著しい効果があることを実感している。自らも一人の修煉者になりたいと思う。今回法輪功研修会を開催することができてとても嬉しく思うと述べた。

研修の内容はまず、李洪志先生の大連における説法の一講を放映した後、大学教授一名と古い学習者が修煉体験を発表し、最後に動作を教えた。研修の最後の日は新しい学習者の感想発表を予定している。連日会場はほぼ満席で、厳かな中にも穏和な雰囲気に包まれ、充実した時間を過ごせる内容のものであった。

研修では、李先生の説法を通して、出席した教員らは、宇宙の真理「真・善・忍」の特性、生命誕生の謎、人間が生まれた目的は返本帰真である、修煉は絶えず人間の執着心を取り除く過程である、心性が高ければ功が高くなる、周天、玄関設位など、今まで聞くことのできなかったものを耳にしたことであろう。その真剣な学習態度を見るに付け、出席者が法と出会ったことを喜ばしく感じた。引き続き、古い学習者らによる修煉体験談を行ったが、大法の科学的な証明及び穏やかで誠意ある会話は、会場に静かな感動を与えたようで、直ぐにでも修煉をはじめたいと感じさせたようである。“真・善・忍”は、すでに出席者の心に根を下ろしたようである。

研修会最後の日の午前中に、参加者による約2時間の体験交流をした。この短い5日半において、皆の心性の向上は速く、家庭、仕事に対し、すでに“真・善・忍”で自分に要求しており、大法の威力を感じたという。もし、法輪功の教員研修会を大規模に開催することが実現すれば、台湾における教育にも大いなる希望があるのではなかろうか。国民全体の道徳的水準も大いに向上するのではなかろうか。

閉会式の際、教育局の鄭課長は教員の研修体験を聞きに来て、今まで参加した研修の中で、今回の出席率は最も満足させるものであったと述べた。現場の学習者はとても熱心で、スタッフの配慮には感心させられた。法輪功は教員に対して、健康になり、道徳的水準を向上させる効果を認め、研修した教員は今後教育の場で、本質から“真・善・忍”と同化し、高雄地区の学生に幸をもたらすことを希望すると表明した。“真・善・忍”の研修が絶えることなく教育界で伝承され続けることを望むと共に、高雄市の幸福であるとも述べた。



3.研修に参加した教員の感想(敬称略):

佛公国立小学校 郭怡君

今回開催された法輪功研修会は、教育界に向かって“真・善・忍”の種をまくかの様であった。今回の法輪功研修会に参加して本当に良かった。この数日李先生の説法を聞いて、気持ちは以前より落ち着いているだけではなく、一年中腫れていた脛も薬なしで完治した。皆に感謝し、ここでグループリーダーとすべての法輪功学習者にお礼を申し上る。


小港高校 楊清文

生命の意義と価値について、明確で具体的な方向と方法をくれた《転法輪》は、多くの国の言語に訳されているが、幸運な台湾人として、李先生の伝えられたこの偉大な佛法を直接に拝聴することは、知らずうち数世の福を積むことになると、真剣に受け止めようと思っている。

主催した法輪功学習者はきわめて真剣で、善良であり、研修を受けての最大の利益は、大法を知ったこと以外に、これらの善良な学習者たちを知ることができたことだ。

この種の活動をもっと多く開催することを望んでいる。さらに多くの人が法輪功を知ることができれば、長い間見失われていた“真・善・忍”という道徳を見出せることであろう。


小港高校 陳佩菁

同僚が1冊の《転法輪》を送ってくれたこと、法輪功を紹介してくれたことに感謝する。今回の研修会に参加して、以前《転法輪》を読んだ時に納得できなかった疑問の解答を得て、自分の見方が浅いことが分かった。学習者の体験を通して、幸運により大法と出会ったことを感じ入り、学習者各位に感謝する。


兆湘国立小学校 呉青麗

“真・善・忍”の真諦を求め、人間がどこから来たのか、またどこに属するのかを理解した。法輪功は一種の性命双修の修煉法門であり、返本帰真し、慈悲心をもって、自分の徳を修めることを根本とする。収穫は多くて、以前は分からなかった多くの事が、今回の研修の中で解答を得ることができて、本当に多くのものを得た。


小港国立中学校 張淑蘭

講師、研修内容、スタッフ、グループリーダーなど、全部とても良かった。話も真心がこめられ、善良で感心させられた。宇宙の真理を広く伝え、良い人の中の良い人になるよう教えている。もし大規模に普及すれば、腐敗した社会は、必ず静かで健康になるであろう。悪い習慣のある生徒を指導することもでき、暴言をなくし、心性道徳の改善ができるであろう。教師ための法輪功研修会をもっと多く催すことを提案する。そうすれば教育は更に良くなり、慈悲ある先生も多くなり、教育文化はより美しく発展するであろう。


青山国立小学校 簡菱昭

かつて探して、探し続け、追跡したものがここにすべてある。感動!興奮!喜び!もっと多くの縁がある人が出会えることを望む。


佛公国立小学校 洪巧

教師になってすでに6年が経った。ずっと職場ではよく働いていたと思っていたが、しかし長く教えれば教えるほど、何人か難しい生徒の問題を見つけた。解決する力がなくて、心も甘んじてしまうになった。今回の法輪功研修会に参加して、本当に私の心へ暖かく、強大な活力を注ぎ込んでくれた。これは本当に貴重な法だ。

このような意義のある研修をもっと多く催せば、社会と人の心を浄化するのではないか。大法の教育機能は、今まで参加した数回の研修の中で、かつてなかった経験であり、健康を保つ機能はこれまで感じ取ったことがなかったものだ。

法輪功の学習者たちは親切で、気さくだ。十分な配慮を持って組まれたスケジュールは、動と静のバランスが巧みであり、学習者は各年代においても、心暖かで平穏なエネルギーの場を感じさせるなど、言葉では言い表せない印象を受けた。


瑞豊国立小学校 孫麗珠:

ついに、なぜ「21世紀は中国の世紀」と言われたのか分かった。法輪功は中国で公に伝わり、宇宙の特性“真・善・忍”を伝へ、全世界がまさに人種、肌の色に関わらず、大法に同化する。

西洋の学習者は徹底的に大法の理を理解するため、中国語を勉強したいと言っている。もし大法の威力ではないならば、なぜこうなるのだろうか?

九講(先生の説法)の中で先生がよく言われた「なんでもない」、「まだまだです」、「あなたはこれらを天国に持ち帰ることができますか?」という言葉は、執着心を取り除く力となった。名利や情に対して固執して放さない時、あるいは自らに対して少し満足して、うぬぼれた時、これらの話は脳の中に入ることができて、修煉を引き続き向上させる原動力になる。
今回の研修会のために尽力した学習者全員に感謝し、このような幸運で大法を得て、今後も皆が共に精進することを望んでいる。


二苓国立小学校 廖秀娟

大法を得てから数日も経ってないが、李先生はわたしの体を浄化している。もっとしっかりと修煉を行い、毎日《転法輪》を読む以外に、毎晩CDを聞いて、5セットの動作を煉功する。

《転法輪》をたくさん買って、縁がある人にプレゼントするつもりだ。

幸運にも大法を得て、同僚にも大法について話したら、同僚も興味持つようになり、同様な研修会を何回も行うことができたら、もっと多くの人に幸福をもたらすだろうと話した。

この数日間の学習者たちの熱意ある献身的活動に感謝する。正にそれは“真・善・忍”を描写している。


凱旋国立小学校 蔡忠義

毎年の冬・夏休みに開催されることを望んでいる。もっと多くの縁ある人が大法を得ることができるであろう。
定員100名の場所に200名が座り、ひしめき合っていたので、もっと大きい場所を借りることを希望し、それにより、更に多くの縁ある人に大法を得させることができる。