日本明慧

洗尽鉛華無繊塵


【明慧ネット】第一回世界未来科学と文化大会がイギリスのケンブリッジで開催され、章翠英女史の個展もケンブリッジ大学のクプス・クリスティー学院で同時に開かれた。「法輪大法“真・善・忍”は未来科学と文化発展の基点である」ということが、今回の交流会の主題である。章女史は自身の書画により未来文化に対する見解を示した。中国の書画は東方伝統文化の粋とも言え、“書画同源”ということが古来、文化人によって推奨されてきた。書画が人に美的な楽しみを与えるだけでなく、重要なことは芸術家の性格を現し、生命と人生に対する見識を示す手段となっているということである。真の芸術作品は、その作品自体がいかに美しい境地と趣を人に伝えているかで決められる。芸術家の学識修養と道徳と密接に関わっており、“書はその人のごとし”と昔から言われている。まさしくその通りである。

展覧会場には、人物画、山水画、動物、古代の仕女や童や田園風景など各種題材の作品が展示されている。「大慈大悲観世音菩薩」は、以前よく見かけた様なものとは全く作風が異なり、彼女自身が清純な少女の姿で描かれている。最も注目を集めた作品は中央にある3つの法輪世界の覚者である。覚者の体の背後には巨大な法輪が廻り、手印を結んでいる覚者は、蓮花台に座るか立っており、無限な慈悲と威厳を感じさせた。また、絵の中に一群の天女が花をもって空を自由に舞っており、美しい天国世界の描写に思わず憧憬を抱いてしまう。絵の前に立っている自分も絵の中に吸い込まれ、全身が甘露に浸っているような感覚を覚え、自分や他の存在、時の流れすら忘れるほどだった。

章女史の絵は中国伝統画の真髄も感じられ、修煉者の智慧と純粋な心も込められており、それらを鑑賞することは、芸術的な満足だけではなく心も浄化される。この個展は未来文化の発展形式に一つのアプローチを与えたことであろう。つまり、心の昇華を重視し、宇宙の特性“真、善、忍”に同化することである。未来の文化は必ず道徳を重視し、未来の芸術家はまず道徳の高い人でなければならないであろう。

展覧会場を後にするとき、ふと“洗尽鉛華無繊塵”という詩が脳裏に浮かんだ。おそらくこれが章女史の作品に最もふさわしい表現ではないだろうかと思った。