日本明慧

江沢民の“法律”は憲法に違反し、道徳を無視した独裁の指令である


2002年3月18日

【明慧ネット】邪悪な独裁者、江沢民は中国政府の名義を盗用し、法輪功に対して行っている迫害はすでに世人が黙っていられないほどエスカレートしている。

中国は世界中に少ない当局者が“政権は銃口から生み出すものだ”と主張している国家であり、世界中に少ない当局者が“法律は統制階級の意志の体現である”ことを主張している国家でもある。世界の大多数の国家では、法律が民意によって成り立つものであり、公民の安全、自由と社会の利益を守るものでなければならないと考えられている。国家が制定した法律は正義の体現でなければならない。国家が制定した法律の上に、また恒久の正義が存在しており、これは人類の法律を評価する基準でもある。この観点から、ナチスの「命令を実行」し、明らかに悪事でれば犯罪であり、その犯行者も懲罰を受けなければならないと考えられている。

中国の法輪功学習者が命がけで真相を説明することによって、中国では益々多くの民衆が江沢民集団の悪行に対して驚き、失望を感じている。江沢民集団は一つの言葉で中国人を騙している。つまり、「法輪功の陳情」を中国の法律によって禁止することを規定したという言い訳である。政府のこのような対応は国民が主張することが難しくなった。というのは、1989年以前に数多くの政治事件が中国で発生し、「中国の統制階級の意志」が中国人の意識に形成された。つまり、何百万の軍隊、警察に対抗することを意味するのである。

中国の法輪功学習者は個人の基本な自由と善に向かって修煉する権利を獲得するために、勇敢に政府に陳情している。しかし、我々の陳情に対して、政府が重く受け取ったり、反省したりする様子はまったく覗えない。たくさんの外国の法輪功学習者はこれを見て、続々と中国や香港に行って自らの意見を表明した。一部の外国の法輪功学習者はハンストの方法で世界に呼びかけている。中国国内で起こっている残虐な事件を全世界の善良な人々や国際社会が懸念している。にもかかわらず江沢民集団は、「我々はただ中国の法律を実施しているのみ」と主張している。外国の学習者は国内学習者と違って命を落とすほどの危険はないが、自国の大使館や領事館に自身の命の安全を守る程度しかできない。多くの人は江沢民集団の言い訳に反論できずにいる。本当に「中国の法律の実施を干渉した」気がする人もいる。

実は江沢民集団による法輪功を処分するための“法律”は中国の憲法や基本的な道徳基準に全く則っていない。国家の権力を掌握している者が基本的な道徳基準を遵守するのは当然のことであり、法律は国家意志の体現でなければならない。法律が基本的な道徳基準を満たしていないのであれば、国家の権力が乱用され、人民に悲劇が起こるかもしれない。あらゆる政府、あらゆる国家の法律が基本的な道徳基準に則っているべきであり、恣意に行うべきではない。

現在の国際社会では、人権が主権よりも尊重されるという認識は一致している。しかし、人権という名目で任意に国家の内政に干渉されることはない。それで一旦証拠があって、ある国家の当局者がその国民の基本人権を著しく侵害しており、でたらめな法律を制定し、基本的な人権を侵害する行為を主な目的としている場合、国際社会がはっきり意識すべきことは、その国家の法律としているものを法律として認めてはならず、それはただ独裁者の殺人指令に過ぎないということである。その当局者はすでに国民に対して持つべき責任に違反している。国際社会はこの当局者の行為を止めさせるべきであり、この当局者のいわゆる“法律を実施する”という口実に阻まれるべきではない。

私は中国の弁護士であり、法輪功の学習者でもある。私は世の人々に、特に中国の警察、軍人にお願いしたいことがある。それは基本的な道徳に背く“法律”は法律ではなく、ただ独裁専断な殺人指令を警察や軍人は従わない方が良いということである。法律を口実にして無実な人を殺し、迫害したりすることは決して許されることではないということを皆は知っていてほしい。

私は一人の法律の専門家として、一人の法輪功の学習者として、各国、各国際組織、及び善良な人々に、「皆さんは国家、組織及び個人の名義で直接中国政府に法輪功学習者を銃撃したり、死刑判決を取り消すように要求してください。法輪功の学習者に対する虐殺、迫害を停止するように要求してください。」と呼びかけてほしい。これは決して国家の内政干渉ではなく、道徳に基づいた絶対に正義のある要求であるのだ。