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河北省の学習者 劉秋生は警察の暴行により死亡し遺体は強引に火葬された


2002年3月5日

【明慧ネット】河北省からの最新情報によると、河北省阜城県の法輪功学習者「劉秋生」は、2月2日警察の手により自宅から強引に連行された上、20日後の2月22日に阜城県警察署で死亡していたことが判明した。翌日、警察は劉秋生の未成年である息子を病院へ連れだして署名させ、解剖の手続きでごまかした後、夕方また、機動隊を出動させ劉一家に暴行を加え、遺体を奪い強引に火葬した。後日阜城県警察署は劉秋生の死亡を発表した。

目撃者によると、2月2日劉秋生の自宅に阜城県警察官が押し入り、彼を庭へ引きずり出し、髪をつかんで殴打した。劉秋生は髪を引き抜かれ、体中が泥だらけになった。彼の65歳になる母親は、この暴行を阻止しようとしたために、警官にひどく悪態をつかれた上、打ち倒された。その後、親子共々警察署へ連行された。警察は劉秋生を椅子に縛りあげ、二時間あまりに渡り狂気じみた殴打を行い昏倒させた。その後トイレの脇にある小さい部屋に監禁した。翌日母親がトイレに行く際に見た彼の顔は変形し、耳はチアノーゼを起こしていたという。

劉秋生は2月22日の夜9時に死亡した。23日の午前、警察署は会計課に対し、劉は病気であると虚偽の報告を行い、彼の未成年である息子を病院に連れだし、強行に遺体を解剖しようとした。息子が同意せず母親が来るのを待ちたいと要望すると、警官は既に連絡をしてあるので、すぐ到着すると騙した。解剖が終わった後も息子を騙し署名させた。劉の妻は午後到着したが、解剖報告書を提示し死因を説明するよう要求すると、警察は病気無しで死亡したことを黙認した。しかし翌日、警察は「劉は病気で死んだ」と見解を変えた。

阜城県警察は23日の午後、夕方遺体を火葬すると家族へ連絡したが、遺族は明確な死因を明かされることなく火葬されることに同意しなかった。現場にいた人たちの証言によると、警察は機動隊を出動させ、劉の65歳になる母と非力な妹を数メートル先まで放り出した上、5,6名の警官が包囲し、腕を掴んで押し倒し、さらに彼女らの頭を踏みつけた。劉秋生の遺体は奪われ強引に火葬された。

後の調査によって判明したが、劉秋生は96年北京で法輪功を修煉し始めた。一家十何人も法輪功を修煉し、劉は法輪功を修煉して以来、身体はとても健康であった。99年の7.20後数回陳情に行き逮捕され、地方治安担当員に殴打された上、非合法的に一万五千元の罰金を受けた。2000年3月初め、劉秋生は政府工作員に殴られ意識を失い、腰部に重傷を負い5ヶ月後にやっと意識を回復した。現在劉の家庭は、彼の妻を含め数人の兄弟姉妹も全員刑罰を下され或は拘禁され、非人道的虐待を受けている。警察は劉秋生の老いた母親でさえ解放せず、何夜も続けて酷寒の中に凍えさせ、さらに街の中を練り歩かせた。劉秋生のおもだった家族は全て非法的に拘禁されて、一家は離散し両親を失い、残ったのはお年寄りと子供だけとなってしまった。

統計による数字は、劉秋生に類似する迫害事例が、中国全土で急速に拡大されていることを表している。江沢民政権は法輪功を消滅するために、法輪功修煉者の家族に脅迫と迫害を加える労を惜しまない。ある評論家は、「このような法輪功学習者及び家族への迫害は、事実上中国人民を全て迫害の対象としただけでなく、国の統治と社会の安定に浅からぬ危害を加えている。」と述べている。

現在、河北省で既に判明している迫害を受けて死亡した法輪功学習者の数は37名に達し、全国では、375名に達している。中国政府内部の情報によると、99年7月以降警察の手によって死亡した法輪功学習者の実数は、少なくとも1,600人以上という。(法輪大法情報センターによる)