日本明慧

彼は重傷でこの世を去ったが、彼のあの澄み切っている目がいつも見える


2002年4月7日

【明慧ネット】あれは忘れられない経歴であった。私は彼と一緒に逮捕された。刑務所へ行く途中、私はおちおちしていられなく、足が震えて、怖くてたまらなかった。あの刑務所で、人が殴り殺されたということを聴いたからだ。

何にも見えないように空が暗くなった。しかし、彼は知っているように穏やかに手を私の方に伸ばしてきて、私の手の甲にかけ、冷静で私を見つめた。私は彼の強大なる無私な正念に感化され、心が直ちに落ち着いてきた。私がもう緊張しなくなったと彼は気付いた後、力強く私の手を握り、一言も言わなかった。

私は再び彼に会った時、彼がもう苦難をなめ尽くし、力強い両手はもう動けなくなり、むごたらしくて見ていられなかった。しかし、彼の自由に動ける目は依然として澄み切っていて冷静であった。

“そんなに経験しましたが、あなたが疑ったことがありますか。”と彼に聞いたら、“私は先生と大法を疑ったことはありません。”と彼が冷静に話した。“私はまだ大法に尽くしていませんが、もう・・・”。これはが彼の一生で唯一の遺憾なこととなった。

後ほど、彼が重傷でこの世を去っていったが、私には、彼の澄み切った目がいつも見える。これは私が証人に立つことできる一人の偉大な法輪功学習者である。私は少しのことをしか話さなかったが、彼が師に従って法を正す過程でやったことと邪悪を窒息するために遭った苦難を、何れ善良な命が聞いたら、きっと涙を流すのだろう。