日本明慧

世界精神医学会に関する報道

2002年8月28日  読売新聞 総合欄(第2面)

世界精神医学会 中国に調査団派遣へ

法輪功弾圧に精神医療乱用

横浜市で開催中の世界精神医学会(WPA)は二十七日、中国で気功集団「法輪功」の学習者に対する政治弾圧に精神医療が乱用されている疑いがあるとして、調査団を派遣し実態を調査すると発表した。人権団体などからの指摘が相次いだためで、米国の精神科医や中国で強制入院中の女性の妹も同日、横浜市内で記者会見し「政治迫害に精神医療を使うのは恐ろしい行為だ」と訴えた。

WPAのイボール会長によると、二十六日夜の総会で派遣が決まった。調査団は独自に訪問先や対象者を選び、不適切な診断や虐待の有無を調査。来年五月までに結論を出す。中国精神病学会の代表は「中立の立場で訪問してほしい」と派遣に賛成。中国政府高官はWPAに対し「乱用や虐待はない」としながらも、受け入れは承諾したという。

安徽省で強制入院中の大学助教授、呉暁華さん(48)について、日本在住の妹、呉麗麗さん(38)は「『法輪功をやめれば退院させる』と姉は言われている。病気ではない。助けて」と訴えた。