日本明慧

総合ニュース(2002.09.08)

【時事と評論】
羽茂の法輪功関係者拘束 中国に善処要請 外務省審議官
【北京28日共同】中国との領事協定を協議するため訪中した外務省の佐藤重和アジア大洋州局審議官は二十八日、北京で中国外務省の周文重次官補と会い、佐渡羽茂町在住で日本人男性と結婚した中国人女性、北京市内で気功集団「法輪功」のビラを配布したとして拘束された事件に関し、中国側に善処を申し入れた。
周次官補は「中国は法治国家」と述べた上で「日本側の関心については承知した」と語った。 

鬼束忠則弁護士及び東京工業大学の広瀬茂久教授が、川口順子外務大臣に書簡を提出した。

オーストリア、及びヨーロッパ法輪大法協会はそれぞれ日本外務大臣に、金子容子さんの救援を呼びかける書簡を提出した

日本外務大臣の中国訪問に際し、オーストリア法輪大法協会とヨーロッパ法輪大法協会はそれぞれ、川口順子外務大臣に書簡を提出し、大臣の中国訪問に際し、中国政府に法輪功修煉者の金子容子さんの釈放を促すよう希望した。

イギリス国会議員ジェケンス氏が法輪功修煉者に返信し、香港の裁判への関心を表明した


【大陸ニュース】
二億人近くが洪水や灌水の災害に見舞われた
 民政部9月4日の情報によると、9月までの統計では、今年はすでに1.9億人が洪水や灌水の災害に見舞われ、死亡者は1532人に上り、直接的な経済損失は679.8億元にも達している。

 民政部の発表によると、今のところ直接災害に遭い被害を被った人口は1.1億人、緊急避難した住民は244.5万人である。崩れた家屋は105.3万軒、損害に遭った家屋は269.5万軒、災害を被った農作物の面積は1315万ヘクタール、被害にあった面積は789.8万ヘクタール、収穫不可能面積は194.2万ヘクタールになっている。災害区内の小中学校、衛生院及び交通、通信、水利、電力等の基礎施設の損傷は激しい。湖南省、陜西省、福建省、広西省、江西省、湖北省、四川省、重慶、雲南省、貴州省の10省(市及び区)の損失が特に大きくなっている。

 報道によると、今年の洪水災害には3つの特徴がある。一、局部地域に発生する豪雨、例えば、陜西省の佛坪地区では24時間の降雨量が489.2ミリ、福建省の建寧地区では24時間の間の降雨量が339ミリにも達した。累計降雨量の649ミリという数字は、気象記録の中では極めて珍しいものだという。また、豪雨に伴う山崩れ、土砂崩れ等の突発性の事故や災害も相次ぎ、死亡や怪我の損失は比較的大きくなっている。二、長江の一部の水位が基準水位を越えた以外に、その他の六大川の水量は穏やかであって、流域性の洪水や水害の発生はなかった。三、同じ地区が繰り返して水害に遭ったことによって、災害区の住民の生活に強い影響を与えられた。湖南省、広西省、江西省、湖北省、四川省、重慶、貴州省(区、市)などでは、幾度もの豪雨により、完全に回復する前に再び災害に見舞われたため、被害地の住民の生産及び生活に厳しい影響を与えた。

広州で“赤眼病”の患者が増加、病院の患者人数が記録を更新、“赤眼病”患者の診察は一日400人を超えた
 “信息時報”の報道で、ある病院関係者によると、ここ数日間、広州の“赤眼病”患者は勢いよく増加しているとの話である。二日前までは“赤眼病”の患者数は多くても200人くらいだったが、8月26日以来病院に診察に来た患者は400人を越え、二日前に比べ倍増していることが分かった。レポーターは広州第一病院、広州市第二人民病院からの情報を受け、それぞれの“赤眼病”患者数は数日前に比べ2〜3倍増加しているという。広州市は“赤眼病”に対処できず、患者は増加の一途を辿っている。

“赤眼病”は湖南省脩県まで蔓延
 湖南省脩県では“赤眼病”が流行しており、湖南省衛生庁は8月29日に緊急措置を施し、長沙市にある各病院の眼科医師を集め、“赤眼病”が拡大しないよう対策を検討した。

脩県衛生部の統計によると、今年の8月中旬より現時点まで、“赤眼病”で病院へ診察に来た患者は800人余りにも上り、病院で治療を行なっていない患者数は3000人に達している見込みである。しかもその患者数は現在も増え続けているという。

情報によると、今年の8月、中国広州、海口など各地に“赤眼病”が発生した。広州、深?の地方に出稼ぎに来ている人たちの中で、特に脩県出身の者が多くを占めている。今年の旧暦の7月15日に、脩県で伝統ある先祖を祭るための儀式に帰郷した彼らが、“赤眼病”を連れ帰ったことがそもそもの原因であった。


上海で“赤眼病”の発病率が勢いよく増加している。診察に来た患者数は普段の数十倍にも上った。

“赤眼病”は蘇州にまで広がっている。眼科の患者数は増える一方である。

“赤眼病”は陝西省の古都西安を襲った。

“赤眼病”は広西省の邕城を襲う。