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またも清華大学卒業生が監禁される〜元東京大学留学生の楊文氏の救出を呼びかける

【明慧ネット】東京大学に留学していたことのあった法輪功修煉者である楊文氏は、2001年7月16日帰国した際、当地の法輪功学習者と交流したために逮捕、広州市石井鎮槎頭越秀看守所に不法監禁され、すでに一年が経過している。最新の情報によれば、楊文氏は4年の刑期を言い渡されたという。また、看守所では重労働を課され、身心はかなり重い障害を受けているという。この監禁期間中は、家族の見舞いすら許されない。楊氏の両親は息子のことを想い多大なる精神的重圧を受けている。かつての東京大学研究室の担当教授も彼の安否を気にしており、大学に戻り学業を成就するよう願っている。現在、法輪功学習者の間では、中国政府が一日も早く楊文氏を解放するよう緊急救出を社会に呼びかけている。

清華大学の卒業で人助けを好んだ

楊文、男性、1968年中国江西省高安に生まれた。1986年、18歳の楊文氏は全県第一の成績で清華大学のコンピューター専攻科に入学し、91年に卒業後中国科学院のソフト開発部に就職した。93年4月、人材交流のため大阪の大手民間会社に勤務した。1997年10月東京大学入学試験に合格し、情報科学専攻に入学した。

楊文氏は学業に励み、教授及び学生にも人望があった。善良で、聡明、文才があるだけでなく、人助けを好んだ。友人や後輩のパソコンの組み立てやセットアップなどを手伝うあまり、しばしば我を忘れるほどであった。入居していた後楽寮でも、とても人気があった。

1998年、楊文氏は大学の友人から、「転法輪」を借りて読んだ直後、法輪功を修煉し始めた。1999年7月、法輪功が弾圧された後、彼の話す日本語は流暢であるため、江沢民政権の法輪功への中傷を暴露する記者会見で、日本語の堪能な彼は、記者への質疑応答をしたため、すでに江沢民政権のブラックリストに載せられたようであった。

中国に戻ると旅券は没収された

楊文氏は2000年6月末、帰国時に不法拘留され、旅券も中国公安当局に没収された。1ヵ月後の2000年7月31日、地元の公安に送還され、監視の下で生活し自由を失った。同年12月5日、監視から脱出し、路頭に迷いながらも、深セン市、広州市などでアルバイトをしながら生活を維持していた。2001年7月、法律妨害という罪名で逮捕監禁され、現在に至っている。

信仰の自由と楊文氏の無罪

楊文氏は“真・善・忍”を修煉したため、一年以上に渡り監禁され、身心共に苦しみを受けている。中国の憲法は、国民に信仰の自由を与えており、良い人間になることに悪しきことなどあろうはずもなく、楊文氏は無罪に他ならない。

中国当局が、いかに法輪功を陥れようとしても、歴史は公正であり、必ずや真相は世に知れ渡るようになるであろう。法輪功を迫害するのは中華民族の恥である。日本の法輪功学習者は、すべての中国人が緊急に行動し、共に江沢民政権が中華民族にもたらしたこの災難を制止し、終結すべきであると呼びかける。