日本明慧

日常生活でも我々の正念を出しましょう

文/大陸大法弟子

【明慧網】大法弟子の家族は、日常生活で大法弟子と接しているので、大法弟子の家族でない人と比べ真相を良く知っているはずであり、現在の世間における大法弟子たちの遭遇に対して同情心が出やすく、是非がはっきり分かっているはずですが、なぜ大法弟子の家族の中に大法弟子の真相を伝えることを阻んだり、大法弟子たちの行為を理解できず、挙句には反対する人がたくさんいるのでしょうか。

私の知見では、我々自身の正念正行に対する理解に不足しているところがあるからです。一つの例として、簡単に正念正行のことを外に出て真相を伝えることと同じように考え、自分自身の平素の行為が修煉者に対する要求にかなっているかどうかを真剣に検討していない場合が挙げられます。
 
ここで、私自身に起こったことを例として挙げます。

私の家庭では、夫と私の給料をそれぞれ各自で保管し、日常生活のための必要品も分担して買う習慣があります。大陸で大法に対する迫害が始まった後、私は仕事を失いました。私の月給簿には過去の貯金が残っているため、私はこの月給簿を自分の母親のところに預けており、大法のため必要な時に使えると思いました。

同時に、私の仕事がなくなったことで、私の家で生計に問題が起こったわけです。ある日、私は夫から生活費を貰おうとした時に、「貴方の月給簿にまだ九千元もあるにもかかわらず、どうしてそれを生活費に出せないの」と言われて、貰えませんでした。このようなことを何回か繰り返しましたが、結局夫は生活費を出してくれませんでした。だんだん、私の心にアンバランスが生じ、彼と喧嘩したこともありました。今日に至って、私は始めて自分の中に私心が残っていることに気付きました。

自分のお金を大法のために使うことは正しいと思いますが、そのことに対する心境に問題があると思っております。表向きは大法のために何かしたい気持ちを示しているようですが、よく考えると心の深いところには法を正す中で個人の資産を残す心境も存在していました。そして、家庭の生計問題は自分でも解決できるはずですが、私は私心を抱いていたので夫に頼んでしまいました。

このような考えを持っていて、正法修煉が上手く行くでしょうか。真相を伝える効果が得られるでしょうか。嘘を信じ込んでしまっている周りの人々にこのような行為を見せれば私たちが指弾されるのではないでしょうか。更に、宣伝の誤った誘導に陥った世間の人々たちが「このような行為は法輪功から教えてもらった」と誤ってしまう可能性も出て来るかもしれません、もしこうなってしまったら、私たちの大法を実証するという初志と反してしまうのではないでしょうか。
 
師父はこのような教えを下さいました。「大法弟子たちよ、大法の世間における法の表現に良く会うべし、法の要求にかなうべし、そして、一般の人々には、大法修煉者が確かにすべてにわたって良い方向にやっていくこと、光のように放っていることを示すべし。」このようなことができれば、貴方が自分自身の言行によって大法の純正を実証しているに違いありません。
 
たくさんの同修が大法修煉中に家庭内のトラブルに遭ったかもしれません。たしかにその表現と程度には違いがあるかもしれませんが、これらの問題を解決ためには自分自身に存在している様々な執着心を切り捨て、正念正行に対する理解をきちんとするしかなく、他に方法はありません。

大法弟子の正念正行というのは外で真相を伝えることを含んでおりますが、我々の日常生活での小さなところでの言行も含んでおります。もし我々が法理を世間の隅々まで伝えようとするならば、まず我々のそばにある小さな隅から始めるべきだと思っております。同修達、私心を切り捨て本当の無私無我に昇華しましょう。

これは個人の知見ですが、妥当でないところがあれば指摘していただければと思います。