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メキシコが“ブラックリスト”に従わず 
各地の法輪功学習者が続々と入国

【明慧ネット】】江沢民氏は10月25日午後4時15分前後、ブッシュ大統領の牧場のあるワコ(Waco)からメキシコのロスカボス(Los Cabos)に行った。江氏は飛行機でアメリカ西部時間の午後5時、メキシコのロスカボスに到着した。アメリカ、カナダ、オーストラリア、イスラエル、スウェーデン、アルゼンチン、台湾および日本からの法輪功学習者約70名が、空港の外で江沢民氏による法輪功への弾圧に静かに抗議した。

江沢民氏の車の列が空港を後にした途端に、一台の大きなバスが抗議をしている人々を阻止した。そのバスは中国側の歓迎団を乗せていたバスであり、その運転手は、車の故障で動かすことができないと嘘をついていた。そのバスの“援護”で、江氏の車の列は抗議の人々から逃げた。

情報によると、10月18日以来世界各地から続々と法輪功学習者たちがメキシコに入国し、現地で江沢民氏に対する様々な抗議活動を行なう準備をした。メキシコのロスカボスにいるカナダ法輪功学習者である顧さんによると、多くの法輪功学習者がメキシコの海関に入るときにコンピューターが“ピ、ピ”という音がし、後に“ブラックリスト”の字が見えたという。自分の名前がそのリストにあることに気づいた学習者もいれば、自分の名前の後ろに“危険人物”の文字が書かれていることに気づいた学習者もいるようだ。

アメリカの法輪功学習者の顧さんは“われわれはメキシコの政府管理と個人的に話したところ、税関に法輪功学習者のブラックリストのあることが判明した。彼らが言うには、そのリストは中国政府が提供したものだという。なぜなら、江沢民氏が首脳会議に参加するため、中国政府は安全のためだと偽ってメキシコ政府にプレッシャーをかけた。”と述べた。また顧さんは“ブラックリストがあるが、今のところメキシコはまだ名前が“ブラックリスト”に乗っている法輪功学習者の入国を阻止していない。”と述べた。

江沢民氏がメキシコについた翌日の26日、法輪功学習者は記者会見を行う予定がある。その際、中国で逮捕され、また酷刑も科された日本法輪功学習者の金子容子さんの夫は、わざわざ日本から来て、各国の首脳に江沢民氏の法輪功学習者に対する虐待を取りやめるよう、また、直ちに彼の妻を釈放するよう助けを呼びかけた。

また、カナダの西洋人学習者のゼノン(Zenon)も記者会見で、国際人権法廷を通し、中国共産党総書記江沢民氏の法輪功学習者への虐殺の罪で起訴することを発表した。ゼノンは原告が七カ国8名の法輪功学習者が、国籍を越えて江沢民氏を起訴すると述べた。原告の弁護士は、江沢民は“国際人権法のすべての規則に違反している”と述べ、また“われわれは彼の罪を定める証拠を完全に持っている”と述べた。

法輪功は法輪大法とも呼ばれ、真善忍に基づいた佛家修煉大法である。人に善を向かわせることを教え、体に健康をもたらす。1992年5月に伝え出されてから、世界中で一億を超える人々に愛されてきた。1999年に江沢民氏の独断と偏見により、公的に弾圧され始めた。

江氏は中国大陸で法輪功を迫害する活動を始め、進めた元凶である。1999年7月20日以来、中国大陸にいる数千万の法輪功学習者に対し“名誉を汚し、経済を破壊し、肉体を消滅する”という政策を実行した。その実行された三年間で、数十万の法輪功学習者が不法に家をなくし、監禁され、労働矯正され、刑罰が言い渡され、酷刑の虐待を受けてきた。その中の一部の女性が強姦され、数千人が不法に精神病院に入れられた。2001年の10末まで、中国政府の内部統計によると、中国大陸に1600あまりの法輪功学習者が迫害により死に至った。2002年10月23日まで、海外で報道された案件は505件に上ったと言う。