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江沢民氏歓迎団の学生に自由な意見発表を放棄するよう要求した

【明慧ネット】テキサス州立大学在学生の情報によると、FACSSが江沢民氏の歓迎活動を企画しており、そこに参加する学生に対し、合衆国憲法で与えられた権利を放棄するよう要求し、従わない場合は起訴する等とされている。

テキサス州立大学アルリントンカレッジの在学生によれば、学友会が16日E−メールで、中国人学生宛に“全米中国人学友会”(FACSS)の協定書を発送し、江沢民氏を歓迎するために、中国人留学生は協定書に署名するよう要求した。その内容は、他の組織や組合活動に参加し、観点及び意見を発表することを放棄するように要求し、従わない場合は起訴される等とされた。

カリフォルニア州立ポモナカレッジに在学中のリーシさんは、この情報を聞いた後に、米国内である団体が“合衆国憲法に与えられた言論の自由を、合同で放棄するように要求するとは、驚くべきことです”と述べた。また、テキサス州立ライス大学の卒業生であるジャック・シャンさんは、このような合法に見せかけた違法行為は“恥じるべき行為である”と述べた。

このFACSSの協定書は英語で書かれており、以下のようになっていた。
   
“○○団体は、_____ 殿を歓迎団体の一員として要請致しました。 
    
要請に答え、歓迎団体の規則や規定に従うことに同意します。もし、何らかの騒動(例えば、政府あるいは中国国家主席への示威行為など)を起こした場合には、団体に対し、最低US$ 5,000の名誉毀損への賠償金を支払うことに同意します。また、他の団体(例えば法輪功など)から何らかの連絡があった場合、または他の団体からの示威活動についての情報を得た場合、歓迎団体の責任者あるいは関係機関に速やかに連絡することを同意します。わたしたちは、どのような組織、組合にも参加し、観点や意見を表す権利を持っています。ただし、歓迎団の一員として、これらの権利を自の判断で放棄します。”

FACSSのE-メールの中で、契約者が、もしその協定に従わなかった場合には、起訴されると書かれていた。

大紀元時報は18日に、王永と名乗る読者のメッセージを発表した。“FACSSはいかなる権利で人に罰金を要求するのか?その罰金は誰に渡されるのか?”

法輪大法インフォ・センターが収集した資料によると、江沢民氏は、この一年余り海外を訪問するたびに、国際人権団体、宗教団体に抗議や示威されてきた。現地の大使館及び領事館は、毎回のように現地の華僑関係者や留学生を歓迎のために動員し、交通費や食事も支給されている。今回始めて“歓迎団員”へ協定書に署名するよう要求した。

中国共産党外交部は17日、正式に江沢民氏の訪米日程を公表した。江氏はシカゴ、ヒューストンやサンフランシスコを訪問し、ブッシュ大統領のテキサス州クロフ牧場への訪問も含まれていた。10月25日、テキサス州クロフ牧場での会談が行われた。その後、江氏はメキシコのAPEC会議に参加した。