日本明慧

大陸総合情報<11月4日>

◇南方の多地方では豪雨の災害を蒙る
華商日報2002年11月1日の報道によると、北方からの冷たい空気が南下した影響により、大陸南部の広東、江西、湖南、広西等の省、自治区の一部分では暴雨となった。暴雨の影響で各地の河川、ダムの水位が上昇している。酷いところでは既に災害となる。その災害の最も厳しい地区は広東省の韶関である。洪水は省韶関全区域を覆い、田んぼにも水浸し、道路も通行不能になった。

◇広東省韶関の洪水災害の損害は一億元以上
10月27日から30日までの間に、広東省韶関市では暴雨に覆われ、平均降雨量は120㎜と、最大降雨量は211㎜となった。今年の8月8日に百年に一回の最大の暴雨量を更に超え、今までの降雨量の記録を更新した。初歩的な統計によると、今回の暴雨で引き起こした災害のひとつは韶関楽昌市55.36万アールの田んぼの浸水である。その内、災害で実質上使用不能となった田んぼの面積は13.34万アール余りである。崩れた家屋は80戸、400軒。20数個の会社が洪水災害を蒙り、直接的な経済損害は2000万元余りである。交通、電力、通信設備の損害も厳しく、直接的な経済損害は1.3億元を超える。

◇江西贛州は50年ぶりの稀な大洪水に遭った
温暖化気候の影響で、10月28日から30日までの間に江西贛州では1951年以来の稀に見る秋の大豪雨となり、全市各地では大洪水に見舞われた。10月30日まで、贛州市にある章江、貢江及び上猶江、油羅江そして、長岡にある3つの大型ダムの水位は全て警戒水位を越えていた。
湖南省湘江の洪水は今晩長沙を襲う

高空低気圧及び南下する冷たい空気の影響で10月27日から湖南全省は大雨に見舞われ、その中、永州、郴州では暴雨の日が続いた。そのため、湘江全線の水位が急上昇した。水利専門家の話によると、10月30日8時、湘江長沙拠点の水位は29.6メートルに達し、1949年以来湘江の同時期水位の最高記録となった。又、予測では今日株洲、湘潭、長沙の3都市は洪水のピークに襲われる見込みである。今日の22時に長沙拠点の水位は35.7メートルに達し、警戒線水位を突破する見込みである。

◇広西32ヶ所の県、都市は暴雨に襲われる
北方より南下する冷たい空気及び西南からの暖かい湿気気流の両方の影響で、ここ数日、広西地方は歴史上に稀に見る秋の暴雨気候となった。32ヶ所の県・都市は暴雨に襲われたが、今のところ災害の報告は未だ出ていない。