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シカゴ市長と市議会は法輪功の決議案を可決した

【明慧ネット】2002年11月6日午前、シカゴ市長及び市議会は、法輪功の決議案を可決し、中国(江沢民政権)による法輪功への迫害を厳しく非難した。下記は特別報道である。



江沢民氏の10月下旬のシカゴへの個人訪問は“収穫が多かった”と言えるであろうが、あらゆる天候と“付き合った”だけではなく、千名を超える法輪功学習者の“熱烈な歓迎”と国際刑事法廷及びイリノイ州連邦裁判所の訴状を受け取ることとなった。

江沢民氏が立ち去った直後、シカゴ市議会において、法輪功を支持する決議案が全会一致で可決され、江沢民政権による法輪功学習者に対する残酷な迫害と不法行為を厳しく非難した。さらに、合衆国政府も中国(江沢民政権)政府と外交官が、法輪功を修煉する米国民や市民、及び法輪功を支持する米国政府関係者を不法に妨害した行為の調査を進め、法律に基づき控訴するか、あるいは強制送還することを決定した。

江氏がシカゴに到着する前夜、シカゴ第4行政区のトニー・プレックウインクル区長は、10月の市議会で、この法輪功を支持する議案を提出したが、第26行政区の区長兼人権関連委員会のビリィ・オケイシオ主席、第5行政区のレスリィ・ヘアーストン区長、第10行政区のジョン・ポーペ区長、第11行政区のジェームスAバルサー区長、第25行政区(中国城所在地区)のダニエルSソリス区長、及び第32行政区のセオドラ・マトラック区長らの連名となっていた。10月31日、人権関連委員会の公聴会を開催し、この議案を討論の上通過させ、市議会に提出した。

11月6日午前10時、シカゴ市長と市会議員全員が市議会に集まり、法輪功を支持する決議案が読み上げられ、異議なく可決した。江氏の訪米に合わせるように提出されたこの議案は、江氏のシカゴ訪問というものを深く刻み込むものとなった。

シカゴ市議会の法輪功を支持する決議案
法輪功は平和的な個人の信仰と修煉であり、中国とその他の地域に1億人以上の学習者がいる。

中国[江氏]政府は法輪功の学習者らが彼らの信仰を信奉することを禁止している。

この禁止は中国憲法に背くと同時に、《国際民権と政権条約》および《国際人権規約》に背いている。

中国全土で何千何万の一般市民が法輪功を放棄せず、そして、政府に向かって陳情を行い、憲法により付与されている権利の保護を求めたことにより、刑務所に投じられている。

信頼できる多くの情報により、拘留された法輪功学習者の遭った残虐な体刑および残酷に人格を辱める非人道的な所業が暴かれた。

拘留された数人の法輪功学習者が、政治犯として罪状を言い渡されたが、客観的根拠に欠ける“国家機密”漏洩罪というものである。新たに制定された法律により、法輪功学習者は、謀殺、詐欺、国家の安全に危害を及ぼす等という罪名を言い渡された。

多くの法輪功学習者が労働矯正の懲役を受けているが、明らかに行政の手続きによる裁判もなく刑罰を下されている。

大量の女性法輪功学習者が性的虐待を被り、強姦および輪姦される。

報道によると、中国当局[江沢民政権]は、数百万に及ぶ法輪功の書籍とテープを没収し、焼却廃棄した。

中国で何千何万の法輪功学習者が信仰の放棄を拒否したために、職を失い、学生は退学処分等にさせられた。

中国[江氏]政府の法輪功に対する残酷な弾圧は、すでに直接人類の最も基本的な信仰、言論と集会の自由の権利を侵犯した。

上記を鑑み、シカゴ市長及び市議会全員は、2002年10月2日の集会において、中華人民共和国政府は、法輪功学習者への迫害を中止すべきであると決定した。

さらに、合衆国政府及び政府関係者が、公的及び私的な場を通じて、中華人民共和国(江沢民政権)政府に対し、同様のことを求めることを決定する。

(A) すべての拘禁されている法輪功学習者を釈放し、彼らと他の良心犯に対して残虐な体刑及びその他の残酷で非人道的な、人格を侮辱する対応を中止すること。

(B) 国際民権と政治権利規約及び国際人権宣言を遵守し、法輪功学習者が彼らの個人の信仰を信奉することを認めること。

さらに、合衆国政府は、中華人民共和国(江沢民政権)政府と外交官が、法輪功を修煉する米国民と市民、及び法輪功を支持する米国政府関係者を不法に妨害した行為の調査を進めることを決定した。合衆国国内で、不法工作を遂行している中国政府関係者に対しては、法的に控訴する、あるいは強制送還することを決定した。

さらに、この決議文はイノリイ州の法輪功学習者にも伝達することとした。

この決議は、2002年11月6日、シカゴ市議会において可決された。