日本明慧

しっかりと法を学び、正念で自分自身に
存在する問題を取り除くことを重視する(一)

【明慧ネット】神通で他の空間の邪悪を取り除くことについて、2001年カナダ交流会で師父は初めて説いてくださった。「また学習者は今後、集団煉功或いはこのような大会の時に、座禅して5分間入静、結印し、意念の中で自分の思想の中の良くない念、業力と良くない観念、或いは外来の邪魔を根絶します。これらの良くないものは死ねと念じれば、根絶されるのです。5分間で利きます。(拍手)また、集団煉功の時に三界内の邪悪を根絶することを念じ、片手を胸の前に立てて、真念で5分間考えると良いです。(拍手)確かに利きます。皆さんはなんといっても偉大な修煉者で、常人とは違うのです」《2001年カナダ法輪大法交流会における説法》 正念で邪悪を取り除くことについて、師父はその後の説法で数回説いてくださった。最近、師父は更に明確に弟子に訓戒を与えてくださった。「より有効に法を正す作用を発揮するために、皆さんは真相を伝える際、必ず正念を発することを重要視しなければなりません。邪悪に隙に付け入られないように、邪悪及び自分自身にある問題をその都度根絶すべきです。」《正念》
 

以上のことから、師父が説かれた正念を発する(神通で邪悪を取り除く)法は、単なる邪悪な生命を取り除くだけでなく、二つの面の内涵を含んでいる。第一に、正念によって他の空間から大法を破壊し、大法弟子を迫害する宇宙にいる邪悪生命を取り除くこと。第二に、正念で自分自身の各種の変異した思想、観念と業力を取り除くこと。

ある同修と交流した際、或いはネットの文章を見ると、外在の邪悪生命を取り除くことにおいて我々は比較的によく成し遂げたが、正念で自分自身に存在している問題を取り除くことにおいては十分に重視しておらず、それほどよく成し遂げられていない。甚だしきには法に対する理解に偏差がある。自らの時間を用いて自分自身に存在している問題を取り除く同修は本当に少ない。正念で自分自身の問題を取り除くことを、掌を立てる前にやらなければならないが、その作用はただ念力を集中させ雑念を排除し、より純粋な功を出すために過ぎない、と思っている同修もいれば、自分自身の問題を取り除かずに単なる掌を立てて他の空間の邪悪を取り除く同修もいる。これは皆師父の「正念で自分自身の問題を取り除く」という、この法のより深い内涵をよく理解しておらず、法に基づいて法を認識することできていなかった。これは修煉上の一つの抜け穴である。

私は天目が開かれた弟子である。ここで自分の境地において見たこと、悟ったことを書き出し、同修と共に法理上で交流したいと思う。

1. 正念で「自分自身に存在する問題を取り除く」ことを重視すべきである
今日、歴史は我々に邪悪を根絶する絶好な機会を授けてくれた。力量の対比において我々は絶対的優勢を占めているだけでなく、準備する時間も十分あった。しかし、多くの弟子はある表面上の現象によって外部に向かって原因を探し、より多くの局部的環境が悪化したため、邪悪をいくら取り除いても根絶しきれないと思う弟子もいれば、自分の発した功は本当にそれほどの大きな作用を起こしたのかと疑っている弟子もいる。実は、如何なることに遇っても、皆我々自分自身に関係がある。自分自身の空間場の範囲内に存在している問題をも取り除かなければならず、例えば、先ほど言ったためらいや疑い、外に向かって探すことなどである。

宇宙は無論複雑であり、私は師を助け法を正す中で、その複雑さを切実に感じ取った。それは人間の言葉で形容することができず、人間の思想で想像できないほどである。しかし、法を正す洪大な勢いは全ての時間と空間を超える速度で突進し、片付け、消滅し、同化している。「一分間に無数の洪大な宇宙が法を正す勢いに一掃され、同時に瞬時に法を正し終えています」《正念の作用》 法を正す過程の今日になって、旧宇宙に僅かに残っているものは他でもなく我々大法弟子が対応している宇宙天体と人類社会が存在しているこの三界(勿論、その天体も洪大果てしない宇宙穹体であり、この人類社会も無限なミクロの世界に対応している)のみとなった。法を正す勢いに正された空間において旧宇宙の法理は全部壊滅され、何も存在せず、全く大きな空洞となってしまったのに、なぜ外に向かって原因を探すのだろうか?「皆さんに教えますが、現在も残っていて大法と大法弟子を迫害することのできるものは、学習者自身の原因です。正念を発することを重要視していない学習者、あなた達自身が受け持つべき、責任を持つべき空間にある邪悪がまだ根絶されていないという原因です」《米国フロリダ州での説法》

大法弟子が対応している天体と我々がいる三界において、旧宇宙の法理はまだそこで作用を果たしており、すべてを制約している。大法弟子の思想に存在している良くない思想・観念・業力と外来の妨害などは、皆旧勢力の法を正すことを妨げる物質要素である。これらの腐った物を取り除かなければ、我々心性の昇華を厳重に妨げ、時々刻々に我々の修煉を妨害する。正念で邪悪の首魁を守る邪悪な物質を取り除くことを例として、これは法を正す洪大な勢いがやってくる前に平等で公正な、かつ平和的に真相を伝える環境を作り出し、最大限に邪悪な虚言によって消滅の瀬戸際に追い進められた罪のない生命を済度するためである。これは大法弟子が大法から修め体現した真の善である。しかし、宇宙の旧勢力は邪悪の首魁を必死に守ると同時に、我々のほんの一念に対する妨害をも含めて、大法弟子への一連の変異した按配を通して、この神聖なることを成し遂げさせまいとしている。正念で他の空間の邪悪な要素を取り除く過程において、我々の思想に様々な問題が現れている。例えば、旧勢力は傍観、懐疑、想像、猜疑などの腐ったものを利用して、我々の邪悪を根絶する信念を動揺させており、悪念、憎しみ、闘争、情感、焦りや何かをする心などを利用して、我々の邪悪を取り除く効果を弱めている。また、外に向かって探し、内に向かって探さず、大法弟子の間で衝突することは、皆旧勢力からの妨害である。他の空間で見ると、思想業力を含めて、これらの「自分自身に存在している問題」は皆旧勢力が、我々が向上することを制約し、邪悪を取り除くことを妨害する物質である。私は見たが、大法弟子の心が純粋でないとき、発した功の色は純粋でなくなり、透き通っておらず、功力も弱くて、邪悪な物質を一層一層消滅することは全くできず、それを本源に戻すことはできない。ある時には、邪悪のいくつかの空間での存在を消滅することしかできない。これはある弟子が毎日邪悪を取り除いていながら、実際に本当に消滅した邪悪は多くない本当の原因である。なぜなら根本から取り除いていなかったからである。だから、正念で「自分自身に存在している問題」を取り除き、他の空間で我々を制約しているそれらの腐った物質を徹底的に消滅することは非常に重要であり、重視すべきである。

師父は「全ての学習者は必ず自分の責任をはっきりと認識し、正念を発する時に本当に心を静かにして、本当に正念の作用を働かせなければなりません。ですから、これは極めて肝心なことであり、極めて重要なことです。もし全ての学習者が皆このようにできれば、皆さんに教えますが、同時に正念を発するその5分間で、邪悪は永遠に三界内に存在しなくなります。これほど重要なのです」《米国フロリダ州での説法》と説いてくださった。