日本明慧

機縁を素通りさせないでください

文/中国大陸の学習者 沈思

[明慧ネット]今日、明慧ネットの文章を読んだところ、ふと“もう機縁を素通りさせないでください”という歌が聞えてきました。それは、とてもはっきりと聞こえ、自分が何回も歌っているのが分かりました。その時、10月28日の明慧ネットに掲載されていた「老和尚が言った:彼女の頭上には大きな蓮花がある」を読んで、とても残念に感じたことを思い出しました。作者が明記していないため、この老和尚は真実を伝えられていたのかどうか分かりません。しかし、文中最後の老和尚の言葉“よく修め、よく修め、早く修め、早く修め”“早く言おう、早く言おう”は、あたかも大法の弟子に対し、傾聴を促しているように感じました。

1年ほど前のことですが、通りで仲間の学習者を待っていたときに、その労苦がにじみ出ているような老婆が、わたしの前に立ち止まりました。そして、“お姉さん、私は田舎から息子を探しに出て来たが、結局見つからず、一日中何も口にしていません。あなたをしばらく見ていたのだけれど、好い人みたいなので、お願いです。少し食べ物を恵んでください。”わたしは、彼女をしばらく見つめていましたが、嘘をついている様には見えませんでした。そこで、お金を渡してあげました。すると彼女は、すごく感激しながら去っていきました。わたしは、しばらくぼーとして立っていましたが、彼女の離れていく背中を見ている内に、走り出し彼女を追い越したところで、“おばあさん、わたしが何であるか分かりますか?”と問いかけました。彼女は首を横に振りました。そこで、わたしは心をこめて言いました“わたしは法輪大法の弟子です。よく覚えておいてください。法輪大法は素晴らしい。テレビで言っている焼身自殺、殺人などまったくのでたらめです…”

わたしとこの老婆との機縁は、そんなに簡単に出来たものではないと思いました。彼女は、わたしのことを長時間見つめていました。わたしは、仲間の学習者に会うため、何回も乗り換えをして、ここまで来ました。偶然に見える様ですが、この老婆はいったいどのくらい待ったのでしょうか?もう機縁を素通りさせないでください。