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オーストラリア シドニーからの報告:婚約者の自由のために戦う


【明慧ネット】次の文章は、2003年1月20日オーストラリア シドニー発の報道によるものです。

李麒忠さんは、自分がいかに幸運なのかを十分知っています。法輪功の装飾を施したトラックを運転して、ホームブッシュ周辺を自由に往来でき、暴力的虐待や不正な逮捕に出会うようなことを心配することもありません。
しかし、彼の婚約者であり中国にいる李迎さんには、そのような幸運はありませんでした。法輪功の修煉者である彼女は2001年10月逮捕され、刑務所に2年間も監禁されています。“彼女とは全く連絡がとれません。”と李麒忠さんは言います。

“婚約者は残虐な拷問を受けている可能性があります。でも、わたしは中国へ彼女を見舞うためのビザがもらえません” 李迎さんへクリスマスプレゼントを贈ろうとしたが、中国の刑務所は、それを彼女に渡さなかったという。“警察へ伝言を頼みましたが、彼らは、わたしから電話があったことさえ隠しました”

李麒忠さんによると、法輪功は法輪大法とも言われ、真・善・忍に基づく生活を提唱しており、“はじめて、法輪功が中国で取り締まられたと聞いたとき、とても信じられませんでした”と言う。

“中国は、なぜ真・善・忍を恐れているのでしょうか?”昨年、オーストラリアの人々に法輪功を知ってもらい、李迎さんを救助するため、李麒忠さんは、シドニーから自転車でキャンベラへ行き、外務部長に会いました。その過程で、地方の政府職員にも面会し、支持を得たそうです。

現在、李迎さんはオーストラリアへの移民を申請しているそうですが、この申請には健康診断が必要となります。“中国の警察が彼女の健康診断を許さないのです。なぜならば、彼女はいま刑務所に入れられていますから”と李麒忠さんは言う。オーストラリア政府は、李迎さんの健康診断の締切りを2月末まで延長することを許可したそうです。

“こんなに苦労やつらい体験があって、彼女がいまどれくらい苦痛にあっているのか、とても想像がつきません”と李麒忠さんは言う。