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Nancy Chen氏の救出に成功したことの感想

——Nancy Chen救出チームメンバーの体験談

文/オーストラリア学習者

【明慧ネット】今回Nancy Chenの救出に成功したことは、救援活動の参加者達を大きく励ました。救出の過程は全体としての力を表した。救出チームは今回の活動に関して交流を行い、以下の要点をまとめた。

1.      同修の間で十分に交流を行い、法の立場で法を認識する。救援活動の初期において、Nancy Chenが中国に戻るべきではないとか、Nancy Chenがどんな執着を持っているなどの考えを抱えている同修が結構いた。交流を通して、目下最も重要なことは、同修の執着を指摘することではなく、あらゆる方法を尽くして同修を救出することであると認識した。皆が自分の考えを放下して、積極的に救援活動に身を投じた。チーム全員が皆緊迫感を感じ、全身全霊をかけて救援活動に取り組んだ。例えば、各地の学習者は当地の政府関係者、華人社団と迅速に連絡をとり、マスコミチームは当地のマスコミに素早く真相を伝え、さらに多くの同修が電話で国内に真相を伝えた。

2.      同修の念は純正でなければならない。救援過程全体において、同修の正念を非常に強大に感じ、とりわけ交流を通して、皆は一つの認識に達した。つまり、まず人を救出するのは何より緊迫で大事なことである。師父は2002年米国フィラデルフィア法会での説法で「以前すでにお話しましたが、実は常人社会で起きた全ては今日においても、皆大法弟子の心によって促成されたのです。」Nancy Chenが拉致された事件において、大法弟子の心によって最終結果を促成することができ、もし同修が捕まった状況下で積極的に救出せず、同修を非難したりするなどの一念がある限り、旧勢力の按配にかかることになり、他でもなく旧勢力と同様に同修を否定することになる。大法弟子としては徹底的に旧勢力の按配を否定すべきであり、邪悪な旧勢力自身さえも認めない。事件発生後、現時点で同修の執着を指摘する時期ではなく、徹底的に旧勢力の按配を打ち破る時であると皆認識した。たとえ同修が執着を抱えていても、決して旧勢力が迫害を加えることを許さず、根本的にそれを否定しなければならない。強大な正念は今回の救援活動が成功した決定的な要素である。

3.      Nancy Chenが逮捕された過程は、彼女自身にとって旧勢力と闘争した過程でもある。最初に尾行されたときに恐怖心があったが、すぐに平然として邪悪に直面することができ、正念を用いて邪悪を否定することができた。彼女は強大な正念で極めて困難な状況下で自分が逮捕されたことを家族に知らせた。これはその後の救援活動が全面的かつ迅速に展開することに貴重な時間を獲得させた。自分が危険にさらされたときに、彼女はまず他人のことを考えており、国内の同修に迷惑をかけない事を考えていた。いかにしてより多くの国内の同修が表に出てくることの助けになるかを考えており、いかにして故郷の邪悪の場を打ち破るかを考えており、いかに虚言に騙された貴重な中国人に真相を伝えるかを考えていた。同時に、オーストラリアの弟子と全世界の弟子にこの機会を利用してマスコミと各地政府に真相を伝えてほしいと願っていた。訊問されたときに、自分がここを正々堂々と出ることができ、旧勢力の按配を徹底的に否定することができると確信しており、絶えず正念を発していた。

4.      世界の大法弟子が一体となっており、今回の救援活動は世界の大法弟子の支持を得た。世界各地からの電話は邪悪を有効的に窒息させた。我々は異なる地域に住み、法理上において大法弟子が一体となっていることを知っているが、それほど深く感じていなかった。今回の救援活動は我々と世界の大法弟子との距離を急に短縮させたような気がし、全世界の弟子は遠くかなたにいるのではなく、すぐそばにいるような感じがしている。今回の救援活動で世界の大法弟子の間には隙間がなく、円融不破の境地を感じ取った。

5.      我々独自のメディアで迅速な報道を行い、しかも追跡報道の形で情報を社会に流したことにより、社会が事件の最新動向を把握するのに非常に役に立った。これは過去において成し遂げられなかったことである。

6.      オーストラリア政府とマスコミが我々に大きな関心を寄せた。実はこのすべては大法弟子の正念によって促成されたものである。大法弟子の正念で、大法弟子、政府関係者、マスコミ、華人マスコミ及び各級政府が皆当事件に大きな関心を寄せた。

7.      大法弟子の間で頻繁に連絡を取ること。Nancy Chenが拉致されたあと、当事件の進展はほぼ毎日報道された。マスコミチームが当日の活動をまとめて、政府チームに迅速に情報を提供したため、政府チームの政府関係者が真相を伝えることにプラスの働きをした。各チームは毎日、当日の活動と結果を迅速に文章にまとめ、他のチームに流した。こうすると、互いに他チームの経験を享受することができ、全体的な高まりに促進作用を起こさせた。交流文章を書くのは非常に重要なことであり、自分の考えの筋道をきちんと整理することもできるし、法理上の認識を高めることもできる。

8.      法をしっかりと学び、何をやっても、いくら忙しくても、いくら時間がなくても法を学ぶことを第一に置かなければならない。さもなければ、常人が大法のことをやることになり、法の力は現れてこない。