日本明慧


中国共産党はSARS真相を隠蔽し、
衛生部長と北京市長がスケープゴートにさせられた

2003年4月21日

 【明慧ネット】去年の末に発生した新型肺炎(重症急性呼吸器症候群、即ちSARS、中国大陸では非典型性肺炎とよばれる)が中国で拡散してから、中国共産党はずっと疫病の情況を隠蔽し、すでにコントロールしていると宣言をしていながら、嘘がばれるまで言い続けた。強大な國際圧力の下、中国共産党は忠実にその秘密政策を実行した衛生部長と北京市長をスケープゴートにすることを選んだ。

 AFP北京20日の消息によると、中国共産党は今日国際圧力に屈し、北京のSARS発症者が以前の発表より数百人も増え、同時に疫病の蔓延を防ぐため5月1日からはじまる一周間の休みを取り消し、また衛生部長張文康氏と北京市長孟学農氏を党の職から降ろすことを決定したという。

 目下中国共産党が認めているのは、北京だけで346個の発症例がいて、中に5名の外国人を含み、それ以外402の「嫌疑」例があり、しかも今まで18人が死亡したこと。これまでに、当局は北京には、ただ発症例44、死亡者4と言っていた。18日までに、中国全土ではSARSの死亡者数は79人に増え、確認した発症例は1807に至った。今日、北京ではまた7人の発症例が増え、総計346になり、全国で発症例総数が1814に至った。

 しかし、中国共産党が認めているのは果たして真相でしょうか。

 4月18日中国大陸民間報道の中で、 "ある友達からへの手紙"というタイトルでこう伝えた、"北京は一級の感染区に指定された!!!""今週、来週そして5月1日メーデーまでの期間は北京の第一次高発期であり、今の情報は自分達だけ知っていれば十分で、外に漏らさないでください。一部の情報は国家安全系統、衛生系統及び中央官庁であり、外に漏らすことが禁じられている。皆さん各自で気をつければよい"。

 この報道はさらに続けた、"北京において現在隔離された人数は1000人をも越えており、非常に厳しい状況にある。全面封鎖して内部観察している病院もあるが、まだ多くの別の省から感染者が入り続けており、いまや市ランクの病院はほぼ満員に近い。また区ランクの病院は隔離のキャンプを設けている。病人は今各業種で現れて、潜伏期は2-16日間であり、病状は咳、発熱、胸痛、呼吸困難などである。来週北京が高発期の上昇段階に入る。また内蒙古の患者が応急治療を目当てに、北京に入ることを試みている。彼らは北京で応急治療費用がただと聞いたから入京しようとしたのである。国家安全部門が非常に重視し、また不安に考えている。来週からメーデーまでの期間数千人は隔離されると見積もられる。現在各区の医療部門はすでに決死隊を設立して、その場での隔離措置を取ることにしている"。"この病気の勃発の割合は1:10であり、その伝染するスピードの速さは国の衛生部門と国の関連部門を驚かせている。現在各省において引き続き蔓延している。病原がすでに社会の各業種に入り、北京での感染上昇速度が非常に速い。その上、この病の潜伏期が一定ではない。そのためベストを尽くしてその他の人との接触を減らすことが要求される。来週は伝染病の上昇段階で、2、3ヶ月後北京でピークになると予想される。その上、大陸の流動人口が大きいため、各省は上昇の段階に置かれており、北京では恐らく数回のピークが現れるだろう。" 近ごろ多くの海外メディアは中国共産党が疫病発生の情況を隠すことに対して、中国官吏のうそが"全世界に重い経済と生命の代価を払わせた"と猛烈に非難した。

 ここ4年近く、江氏集団は中国で国家のテロリズムを造って推進して、法輪功の学習者に対して"容赦なく殺せ"という命令を下した。その結果多くの法輪功学習者は殴打によって死んだり、重傷を負ったりした。また一家が四散したり、放浪したりする羽目になっている。億万にのぼる法輪功学習者の家族、親友あるいは同僚は巻き添えを受け、洗脳された。それでも、中国共産党はまだこういう事実がないと世界を欺こうとした。この迫害による反人類的な性質、及びこの迫害が全世界にもたらした巨大な道徳と経済的なダメージは、少しずつふたが開けられるであろう。紙が永遠に火を包めることができず、真相が明らかになる日がすでに遠くないと私達は信じている。