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SARAS病疫情況収拾つかず、北京城避難波突然出現

 【明慧ネット4月25日報道】リンゴ日報によりますと、北京城を封鎖及び戒厳の噂が流れる中、突然北京城に避難の波が現れました。今までどんなことがあっても北京を訪ねていた人たちが今は必死に北京から逃げています。工員や学生は争って避難をし、お金に余裕のある人たちは既に北京を離れました。貧しいアルバイトや貧乏学生は汽車を使うしか打つ手がありません。そして又、市内のスーパーマーケットの食料品が買いあさられる前代未聞の現象が起きています。

北京城を封鎖、戒厳する伝聞を聞き、工事現場の工員や学生が帰郷へ争います
 
 非従来型肺炎感染個別案が一日に百件も増える脅威の下、北京市はあたかも大敵に立ち向かうように、スーパーに食料品及び食用油を買いあさる客が勢いよく押し掛けました。駅には帰郷するマスクを付けている工員や学生に満ち溢れています。そして、マスコミも感染したビルや汽車の車両の情報を次から次へと報道しています。北京当局は最終的に小中学校は2週間の休講令を公布しました。今回影響された学生たちは170万人に上ります。

 北京市当局は発表した通告の中では14軒の病院及び三里屯、永安里、阜城門そして東直門地下鉄駅などの地域が極度の危険地区と定められ、そして、大学キャンパス区及び東方広場、中関村ビル、招商局センターなどの地域は既に或いは疫病発生のありうる地区リストに入っています。

疫病は上昇段階にあります

 北京の会議に出席している広東省非従来型肺炎防止専門家グループ長鍾南山氏は、疫病は現れてから終息するまでには約3ヶ月が要すると示しています。北京は上昇段階にあります。従いまして、北京の疫病情況が緩和になるまでには少なくても後数ヶ月が掛かります。

 北京市教育委員会は昨日、全市の小中学校は今日より来月の7日までの2週間を休講にすると発表して約170万人の学生が影響を受けています。

 昨日、白いマスクをつけた大勢の乗客が北京駅に押し寄せました。何千もの工員で駅前広場が埋まりました。河南省出身の鄒泡氏が"私はここで病気に感染するのが怖いので、田舎へ帰りたいのです。"と話しました。彼は北京に来て2ヶ月が経ち、良い仕事を見つけました。しかし、良い仕事があっても、その病気に感染したら元もこもありません。乗客は密閉された待合室より屋外で汽車を待ちたいと言う。26歳の大学生曹粛氏は6時間の待ち時間がありますが、待合室には入りたくないと言っています。

大学教室は十中九が空き教室
 
 現在は既に十数軒の大学より疫病が出た情報があり、かなりの休講が出されています。未だ全面的に休講にならない大学でも今回の避難劇の中で、大学教室は十中九が空き教室になっています。中央財経大学のある大学生は今月の10日に、当該大学キャンパス内では既に疫病の発生が起きていたと言います。学校側も学生たちに情報を隠していませんでした。そして、17日になって、「校舎及び学生寮は全く空きになっていて、殆どの人はここを去ってしまいました。多くの学生寮に紙やちりが散らかって、ひどく狼狽した様子で、国民党が撤退したときの様でした。

 避難の波は北京の病毒を更に他の場所へと拡散して行く可能性が高いため、江蘇、湖北、青海及び甘粛などの省や市は非従来型肺炎患者の同行者を見つける緊急措置を行っています。当月17日に北京より南京行きの第1461号列車、11日に北京より武昌行きのT37号列車、14日に北京より武漢行きのCZ3139航空便、15日に北京より漢口行きの第T77号列車、17日に北京より西寧行きの第T151号列車、18日に北京より蘭州行きMU2113航空便などが調査の対象になっています。

市民が日常生活用品を争って買いあさります

 北京市政府は昨日「北京城を封鎖し疫病を防ぐ」ことを強く否定した。ところがその間際に、戒厳は今日より実施するとの情報が流れました。大勢の北京市民が昨日スーパーへ米、食用油、塩、お酢などの日常生活品を買うために押し寄せました。

 市の中心部及び近郊のスーパーにあるお米のコーナーが買いあさられ、棚が空っぽになっています。一部の店はこの機会に値上げしたにも関わらず、市民たちは買いあさりました。ある市民が「北京城は封鎖されなくても、長い期間に亘って外へ出れなくなれば、日常生活品を買い貯めておくことも必要でしょう?」と言います。

 非従来型肺炎に感染された都市は広東及び北京の次に内陸の各省、市では第三位を占めている山西省からも、省政府所在地である太原市が市を全体的に封鎖する情報が流れています。太原市内も同じく日常生活用品を買いあさる現象が起きています。

北京非従来型肺炎に感染された症例の上昇が市民にパニックを

 美国之音4月24日の報道によりますと、北京が三日間連続で非従来型肺炎の症例が100人を超えたと発表したことが市民にパニックを引き起こしました。

 非従来型肺炎についての伝聞や噂が立ち、多数の市民が疫病の情況がコントロール出来ずにいる心配に加えて、薬や食料を買いあさる現象が起きています。それが城内各地の日常生活用品が不足になった原因でした。

 北京市政府は商務部に応援を出し、国内の10の省が北京に糧食、薬などの日常生活用品の供給を確保するように依頼しました。又、中国当局は恐らく非従来型肺炎が原因で北京に数箇所ある最大規模の病院中の一箇所を閉鎖しました。

 ある中国の官員が北京大学人民医院は木曜日の朝より閉院しましたが、詳しい情報は不明ですと言った。

 非従来型肺炎は既に世界で数十カ国に広がり、少なくても251人が死亡、数千人が感染しています。中国大陸が最も打撃の大きい国であり、110人が死亡、2千数百人が感染しています。