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【明慧ネット】
*中国で新たに11件の非従来型肺炎死亡症例が発生しました*
 
自由アジア放送局5月1日の北京情報によりますと、中国に於ける非従来型肺炎疫病発生の情況は現在でも続いています。

自由アジア放送局の報道では、中国大陸各地では木曜日に新たに11件の非従来型肺炎の死亡症例が発生しました。新たに感染された症例は187件で、その内の122件は北京にて起きました。中国政府当局の統計数字によりますと、現在中国各地で感染された人数は3,638人、その内170人が死亡しました。その他、北京では現在既に11,000人が強制的に隔離されています。そして、香港は木曜日に新たに5人の非従来型肺炎患者が死亡しましたが、これを加えると香港の非従来型肺炎の発病による死亡者の総数を162人に押し上げました。又、香港「明報」新聞の報道によりますと、山西省太原市に位置する山西医科大学では十数人もの非従来型肺炎に似た症例があったため、現在は全校隔離措置に取り組んでいます。中国政府当局の中新社の情報では、山西省の疫病の情況は未だに上昇の傾向にあり、更に広範囲の波及が予想されます。

*中国は人を騙す手口が世界一*
 
《開放》雑誌にある題名が“下から上まで集団で疫病の情況を隠す”の文章が発表されました。著者は内情を知っている北京の医療に携わる者。中国の伝染病法によりますと、如何なる伝染病であっても疑いのある場合は6時間から12時間以内に上部へ報告をしなければならないと規定されています。しかし、中国政府は今回のSARSの疫病を発生から半年もの間実情を隠しました。しかも、これは個別案件ではありません。中国共産党は疫病の情況を隠すことはもはや慣例となっています。文章の中では、今回のSARS病は大都市で発生したため、中国政府は国民を愚弄するのはそう容易ではありませんでした。殆どの伝染病は農村で発生します。特に中国の貧困地区では多く発生します。例えばエイズ村に暮らしている村民はされるがままにする他ありません。

SARSが流行っている中での政府のやり方を見ていれば、中国政府の大多数の官員は人民に対して心からの関心がなく、自分たちの将来の進路や政治成績のために、人民の命を弄んだりすることをものともしません。河南省某県の衛生官員が河南省のエイズ村について次のように話しました:そこにいる患者が全員死亡すれば、問題は片付いたことになるのです。

中国大陸では新聞報道の自由がなく、急性激烈伝染病と腐敗は同様に扱われブラックボックスに収められています。現在、専門家として対話している人たちは殆どが本当の専門家ではありません。本当の専門家たちは真理を堅持したために、既に各種の理由付けによって排斥されています。

*中国は疫病の情況を隠すことは初めてではありません* 

《開放》の文章の中では、中国は疫病の真相を隠すことによって疾病のコントロールの機会を失ったことは初めてではないと言っています。数年前に、初めて輸血によってエイズに感染した症例が河南省で発生しました。当時も又、全国人民大会及び政協大会の開会に影響し、北京政権の安定に及ぼす懸念によって、情報公開することを禁じられました。隠し立ては数年間継続しました。輸血及び献血によってエイズに感染した症例が中原地区の各省までに拡大し、エイズ村が増えました、WHOの統計によりますと、中国国内でエイズに感染した人数は百万人にも達しました。河南省の医者高氏が情報を公開したお陰で人々が河南省エイズ村を知ることが出来ました。しかし、衛生業界の大勢の人が安徽省、山西省にも似たような村があることを知っています。多数の衛生業界の人たちはせいぜい自分たちの親類や友人に輸血を絶対止めるように勧めるだけに留まっています。中国政府はエイズ感染の危険性について、一度も国民に公表したことはありません。

事実上、地方で流行っている病気について報告しないことは普遍的な現象であり、「某伝染病の配分症例」のようなことは中国衛生部門において周知のことです:衛生部門は疾病の制御については必ず指針があります。例えば、某疾病の発病率は十万分の二十を超えてはならず、人口が十万人の地区では症例が二十件を超えてはなりません。仮に二十件を超えたとしたら、超えた症例が消え、疫病の情況報告には載りません。

《開放》の文章の中では、「目の前にある危機から教訓を汲み取ることが出来ます。第一、中国が発表した統計について、重症急性呼吸器症候群の感染症例数字のみならず、8%の経済成長率の統計数字も共々信じてはいけません。第二、中国の官僚機関は突発性の危機に往々にして対応出来ません。第三、中国共産党の古い伝統によりますと、ある問題について、その問題が解決できた後になって、初めて話すことが出来ます。」と述べています。