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江蘇の官吏は隔離命令違反し四都市出張、多数の南京市民感染の恐怖

【明慧ネット5月9日】大陸政府官営の江蘇省の新華書店の副社長、金国華は先月北京から南京へ帰りました。その月末重症急性呼吸器症候群SARS第一号患者となり、隔離されていなかったため、何万人もの南京市民が隔離されることになりました。WHO(世界保健機関)の官員によると、「大陸のSARS発生情況はまだピークに達しておらず、江蘇の情況は、恐らく大陸でSARSが持続的に広がっていく危険性があることを証明しており、北京の公衆衛生システムが、依然としてSARSの基本的な症例に関する資料を提供することが出来ないのは、その感染の拡散をくい止めることが出来ない重要な鍵である」とのことでした。

江蘇の官吏は隔離命令違反し四都市出張、多数の南京市民感染の恐怖

中国大陸のメディアと目撃した人々の話によると、大陸政府が経営している江蘇省新華書店の副社長金国華は、先月北京から南京に帰った後に隔離命令に背いて、多くの都市を動き回り、医者を騙して、先月末に発病し南京の第1号SARS患者となり、何万人もの南京市民が隔離されることになってしまいました。

世界新聞の9日の報道によると、WHOの官員は、大陸のSARS発生の情況はまだピークに達しておらず、江蘇の情況は恐らく大陸でSARSは持続的に広がっていく危険性を証明しているとありました。現地のメディアの報道によると、金国華は4月初めに北京に行き、南京に帰って来てから、10日間の隔離を拒否し、逆に江蘇省の多数の都市に出張していたのです。

江蘇新華書店のある人は、先月25日、金国華は咳が出る症状があり、軍病院で診察を受けたとき、わざと北京に行ったことを医師に伝えなかったと言っていました。5日後には咳が激しくなり高熱が下がらなかったので、仕方なく再度南京のある省立病院で診察を受け、医師はやっと彼がSARSに感染した可能性が高いことに気付きました。しかしこれより前に彼はすでに4都市に行って400余人と接触していたのです。江蘇省政府は直ちに数千人に隔離命令を出し、1700名の多数の武装警官を省内各空港、駅、港に派遣して、旅客の体温を測っていました。数千人の武装警官を田舎の地方に行かせ、家ごとに体温を測っていたのです。北京、広東、陝西、内モンゴルとその他の感染多発地区から来た人は、家を離れて14日間、強制的に隔離されます。

北京当局は公然と江蘇省は防疫に積極的ではないと批判していたのです。南京市の住民は、省政府が突然防疫対策を大幅に展開したので驚いたと言っていました。ある現地の商人は:「始めの頃、政府は何もせず、後で突然気が狂ったように、人々を日常生活から隔離するように呼びかけている。皆は驚いて慌てている。私が住んでいる地区の人々は街へ出て行けないので、町はひっそりと静かである。」と言っていました。

南京市民の一部の人は金国華を起訴するべきだと思っています。一部の住民はメディアに公開状を送って:「彼は“伝染病の発生地区から来た人は必ず日常生活から隔離しなければならない”の規定に背いたため、周囲の人々の生命を脅している。彼は代償を払わなければならない。」と言っていました。

5星ランクの南京の金タカ王冠ホテルの、ある受け付けの女性はSARSの発生地区から来た旅客に話していました。彼女は:「私達は旅客がホテルを離れることは禁止できないが、北京と広東から来る客は受け付けをしないことに決定しています。」と言っていました。

WHOは大陸の公衆衛生システムの不足で感染拡大を抑制することが出来ないと心配

コックス新聞社の北京からの報道によると、WHO中国大陸代表の貝克丹(ベクタン)(HenkBekedam)は7日、「北京の公衆衛生システムは依然としてSARSに関する基本症例の資料を提供することが出来ないが、これは感染拡大の重要点である」と言っていました。北京はSARSが多発してから2ヶ月以来、新たな発症例は途切れることがなく、関係者は対応にいとまがなく、監督管理と通報システムは基本的な任務を遂行することが出来ず、感染症例の高い集中地区で、症例間の関連を探し出せなくなっています。

貝克丹は、もし北京当局が、新しい症例の続けての発生原因と症例の集中地区を探し出せなければ、感染拡大情況を抑制することは出来ないと言っていました。

彼は又、中国大陸の政府は現在WHOと情報交換をすることに対して前より、より多く開放しているが、しかし第1歩は正しいデータを提供すること、正しいデータだけでは疾病発生を制御することができず、必ずデータが表している意味を理解しなければならないと言っていました。

彼は、「大陸の衛生部門の官吏は、患者が何処まで行って、どんな人と接触していたのかを把握していなければならない。しかし、大陸の監督システムは不足しており、又調査員は問題点を正しく把握しておらず、それらと重なって存在する、官僚主義的な作業運びは、又時間の遅れと責任感の無さの弊害を招いている。これらのことにより効果的にSARSの発生を抑制することが出来なくなっている」と言っていました。

SARS発生の新しい等級の中で香港は世界で最も深刻である

世界新聞のサンフランシスコの報道によると、WHOは5日各国のSARSの発生情況の更に詳しい資料を提供することを始め、各国の症例を受け取った最後の日と、各国の発症情況の軽重を等級をつけて出しました。中国大陸と香港は「+++」、台湾とシンガポールは「++」となっています。

全世界の人々に各国の疾病発症情況を理解させるために、WHOは5日から新しい基準を使って、情況の差を理解出来るようにしていました。これらの新しい基準は「+」記号を使って疾病発症の情況と軽重それから最後に受け取った症例の期日を含めて表わしています。

現在WHOは全世界10の地区を「SARS」の深刻な地区として、中国大陸の“北京、広東、内モンゴル、山西、天津、モンゴル人民共和国、台湾、香港、シンガポールとカナダのトロント“としています。

WHOは内モンゴルと天津の疾病発症情況は「まだ確定してない」の列にいれている。北京、広東、山西と香港は最も深刻な地区として「+++」に、台湾、シンガポールとトロントはより軽くて、「++」になっています。

もしある地区から20日間、新しい症例を受け取っていないときは、WHOはこの地区の旅行に対しての制限を取り消します。WHOはベトナムの名を名簿上からはずし、ベトナムへの旅行制限を取り消しました。ベトナムが最後に出した症例の報告期日は4月14日でした。

中国大陸、台湾、香港、シンガポールとカナダは、5日にやはり新しい症例報告を受け取っており、アメリカの最後の症例は5月3日になっています。

WHOの資料には、現在全世界の30ヶ国でSARSが発症しており、感染者総数は6583人、死亡者は461人になっています。

この30ヶ国の中で、中国大陸の症例が最も多く、4280人に達し、死亡者数は206人になっています。次は香港で、1637例中同187人、3番シンガポール204例中同26人、4番カナダ148例中同22人、5番台湾116例中同8人になっています。