日本明慧


SARSについての修煉者の考え方

文/章冬 

【明慧ネット6月1日】SARSは感染性が極めて強い伝染病であり、コロナウイルスによるものである。現代医学の立場から言えば、感染源と接触しなければ絶対安全である。予防接種用のワクチンがまだ出来ていないし、有効な治療薬もない現在において、唯一の有効な方法は完全隔離と厳重な消毒しかない。その他としては身体を鍛え、栄養を補給し、更に条件があえば免疫力を強化する薬を投与すること位である。しかしこれらの方法ではまだ万全とは言えない。かなりの患者に接触歴があるとははっきり言えない。これは現代医学で説明しにくいところである。 

中医学の立場から言えば、これは風邪、温疫であり、体の正気不足によって邪気が侵入し、正気は邪気に勝てないから、邪気が深く入ったことになる。弁証治療として、辛凉解表、清熱宣肺、清心開竅等の方法があり、簡単な方法としては板蘭根などのような清熱解毒剤を飲めば良い。 

修煉者の立場から言えば、これは業力によるものである。『黄帝内経』の中に“風邪は百病の始まりである。心を清め、気持ちを静かにしていれば、抵抗力が強くなり、強い風邪や邪毒があっても、身体を害することはできない”と書いてある。中医学の“風邪”は修煉者の言う業力であり、現代医学の言う細菌、ウイルスである。心を清め、正気が充実すれば、臓腑の機能が順調に働くことができる。そうすると、外邪が侵入できず、内邪が排出され、病気に罹るわけがない。これこそ長寿の秘訣である。 

どんな伝染病であっても、百パーセントの感染率にはならないし、感染されても百パーセントの死亡率にもならない。現代医学から言えば、抵抗力、免疫力の差があり、即ち個人体質の差がある。どうしてこのような個人差があるのか?さまざまな解釈があるが、完全に説明できるものは一つもない。たくさんの常識外の現象はこれらの理論では理解できない。 

修煉者の立場で、因果応報、業力輪廻の原理で考えれば、一つ生命の福や災は偶然のものではなく、表面の形式は千差万別であるが、生命が得るべき結果から言えば、決して得と失の間違いは生じない。この原理から言えば、感染されるかどうか、接触があるかどうかに関係はない。この因果応報の原理は修煉者が直接見えたものと、先知の聖人から教えてくれたものであり、千万年の人類歴史の中で検証されたものである。生命の根本の問題を解決するために、道徳を守ることは最も重要なことである。道に従って徳を守れれば、業は造られず、徳も失われない。すると、自然に長寿となり、幸福な人生になれる。

道に従って徳を守るための根本的で最も簡単な方法は、宇宙の特性に従うことである。この宇宙の特性とは真善忍である。この特性に従えば、自然の規律に合致し、自然に体の健康と幸せな生活が得られる。この角度から、法輪功の健康促進、道徳向上の効果を考えれば理解しやすくなる。

実は集団調査、白血球の測定、抗体の測定、ホルモンのレベル測定などの方法で、すでに法輪功の修煉は健康に奇跡的な効果があることが証明されている。だからこそ、法輪功の学習者は“SARSなんか怖くないよ”と言えるのである。