日本明慧


正念の作用を発揮して真相説明の効果を高めよう

文/吉林省の大法弟子 

【明慧ネット6月15日】修煉や法を実証する過程の中で、大法弟子の正念の巨大な作用を深く実感した。どんな事に対しても正念を持って対応すれば、必ず魔難の中から抜け出すことができる。本当に正念の作用を発揮したら、真相説明の効果が高められるし、より多くの衆生を済度する効果が得られる。若し、正念が不純であれば、法を実証することに干渉を生じやすい。

昨年、労動教養所から帰った後、修煉状態がずっと好ましくなかった。家族が大法に反対し、さまざまの方法で私の修煉を邪魔した。このため私は時には泣いたり、騒いだりすることもあった。このような状態は自分が正念で対応してなかったせいで、長く続いた。法を学んでいるところや他の学習者と会っているところを誰かに見られることを怖がっていた。帰宅が遅くなると家族から理由を聞かれることも心配していた。また同時に自分の心の中には家族への不満をたくさん抱いていた。このような状況下で私は法を学ぶことを続けていた。徐々に邪魔は少なくなったが、家族の大法への態度は変わらなかった。私は家族にうまく真相を説明できないことに段々執着し始めた。

正念を発せようとした或る日、父親がラジオを付けたので、私はこの干渉を正念で追い払おうとした。その時突然、干渉を追い払う意識の中に父親に対する不満と恨みを混ぜていることに気づいた。正念の中に情の要素が混ざっているから、正念が不純なものとなり、慈悲なものとならなかった。それで、自分の心を整え、邪悪な要素を取り除いた後、正念を発したら、父親はすぐラジオを消した。

『転法輪』「開眼」一節の中に言われた:人が発した思惟は“完全な大脳の形式を持ったものです”、“煉功者のエネルギーはずっと長く保たれます。”普段、自分の心配や不純な考え方は自分が自分を迫害、干渉する邪悪を作っていたのではないかと考えた。

その後、私は心の状態を変えて、寛容な心で家族に接した。そして家族の立場になって初めて皆の心や私に向けられた圧力を理解出来るようになった。私の変化と共に、家族の皆も変わって来た。私の法を学ぶことや他の学習者の家に行くことにも、干渉や制限をしなくなった。“あなたがそんな念を起こさなければ——あなたがそんな念を起こすわけもないのですが——相手もそのことを思いつきません。”“家族の皆もあなたの制約を受けるかも知れません。”(『転法輪』)

私の強大な正念の作用によって、家族の皆は私がしたいあらゆる大法のことを干渉しなくなった。我々は正念を持って物事に対応し、自分の一念を制御できれば、自分の環境を必ず正すことができる。

自分の性格上の欠点により、真相説明は大変難しいと感じていた。特に家族の人にはなおさら難しく感じていた。両親は私のことに干渉しなくなったけれど、大法への態度はあまり変わらなかった。両親へ真相を説明することは大変難しく思え、その意欲さえなく無くしていた。師父の『2003年旧正月十五日米国西部法会での説法』での説法は、多いに私を励ました。師父は言われた:“良くなって欲しければ良くなりますが、良くなって欲しいと思わなければ、または心が落ち着いていなければ、情況が正されにくいのです。”“私が思うには、くれぐれも意気消沈しないで下さい。誰に対しても慈悲をもってこのように対処し、鉄鋼を溶かすほどの慈悲があれば、良く行うことができます。” “鉄鋼を溶かすほどの心があれば、仕事をうまくやり遂げられないことはあり得ません。”

私は師父の説法に励まされて、更に自分の心の状態を調節して、善の心で家族に対応しました。急いで家族の皆を説得する執着を捨てて、自分の正念を純粋かつ強くさせて、彼たちの良くない思想や邪悪な要因を根絶させる。そして彼たちの思想の深いところに正念を打ち込んで、善悪応報の天理と大法の威厳を分かってもらって、大法を尊敬するようにさせる。

その後、間もなく母親は突然大法のことについて質問し始めた。私は一つ一つ答えたが、以前のような説明しにくい、言いにくい感じがまったくなかった。母親も以前のように受け入れがたい感じもなかった。すべて自然に変わってきたようである。

『転法輪』の第七講に歯を抜くことに二つ方式があると言われた:中医学の歯を抜く方法と西洋医学の歯を抜く方法がある。西洋医学の歯を抜く方法は、以前の私の真相説明の方法と同じではないか。ひたすらこの空間の方式を使い、一生懸命に説明しても効果が上がらないばかりか、皆の態度をかなり悪くした。その後、私が別空間の邪魔者を根絶して、再び真相を説明することは、まるで中医学の歯を抜く方法でした。説明をあまり難しく感じないし、聞いている人も受け入れやすくなった。そして、真相を説明する時、正念の作用を十分に発揮することによって、より良い真相説明の効果が得られる。

正念を発する時は、固い信念がとても重要である。正しく自分の能力と自分と大法との関係を認識すべきである。一人一人の大法弟子はすべて大法の一部分であり、大法弟子の発する正念は法を正す過程の現れである。私が正念で邪悪を根絶することは、大法自身が法力を利用して“邪悪を押さえ、乱を滅して、圓容させる”;大法弟子に対する干渉、迫害はこのことに参与する生命が宇宙の正法を破壊していることと同じである。もちろん、自分も狙われる隙があることに気をつけて、それが見つかったら大法の要求に従って直す。これらのことが分かってから、正念を発する時に自分の能力に対する疑いがまったくなくなった。全身がエネルギーに包まれた感じがする。正念を発する時にはもちろん、日常生活の中でも常に常人のことに対して強い正念を持って対応すべきである。
 
如何に凶暴な邪悪も、如何に困難なことも、如何に変わりにくい事情も、大法の中においては、すべて木屑が溶鉱炉に落ちたようにすぐ解体され、変えられ、消滅される。師父から我々に与えてくれた力は、すべてのものを掌握できる。我々はこの力を十分に生かして、よりよく大法を実証し、より多く世人を救い済度しよう。