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簡鴻章さん:23条は不備が多く、立法を放棄すべきである(写真)

2003年7月6日 

【明慧ネット7月6日】「七一大型デモ」に五十万人が参加し、《基本法》第23条の立法に反対することを表明した。香港特首董建華はこれに対してなかなか態度を表明できず、今日になってやっと記者会見を開いて、23条の内容に関して3項目の修正を表明した。これに対して、香港法輪功の報道官簡鴻章さんは次のように指摘した:董建華特首の修正案は不充分であり、23条の立法には不備な面が多く、修正した後も、依然として落とし穴が多すぎる。23条の立法を削除するか、無期限に放棄すべきである。 

法輪功が最も注目しているのは“禁止規制"の条文である。この条文の削除は十分であるかどうかについて、簡鴻章さんは次のように話した:この条文が法輪功を規制するためのものだと多くの人はそう見ている。この条文の削除は、政府がこの条文を利用して法輪功を規制することができなくなることを意味している。だが、23条全体の立法趣旨から見れば、もともと意地が悪いものである。

簡鴻章さんはまた次のように話した:“どうして意地が悪いと言えるのか。その理由にはこの立法は中国大陸の江沢民をはじめとしての独裁政治集団によって作られ、目的が香港の人権自由、法輪功や他の団体を規制するためのものであり、香港人の未来に危害を齎すものである。これに基づいて、我々は23条の立法に反対しているのである。”

簡鴻章さんは23条を刀に喩えて次のように話した:“修正”と言うのは、ただ切る方法を考え直すだけで、最後にはやはり切ってしまうことに違いない。根本的に問題を解決するのは、刀を納めて、23条の立法を削除するしかない。立法を削除することは香港社会に対して良い事であり、人々に冷静に香港の未来を考えるチャンスを与えることができる。

簡鴻章さんはまた次のように指摘した:“将来適切な時期に、香港の人自らが本当に人権を守る健全な法律を作ることになる。だが、現在はまだ時期ではない。一部の人が悪法を作り、国民を迫害しようとしている。この様なことをやめなければ、将来法律の健全な社会になったとき、これらの人は、国民に対して犯した罪から決して逃れることは出来ない。”

 

簡鴻章さん:23条の立法を削除するか、無期限に放棄すべきである