日本明慧


江沢民に対する起訴を補助して州政府議員に真相を伝える

文/イリノイ州法輪功学習者

【明慧ネット6月26日】江沢民に対する世界的な起訴がシカゴで始まり、シカゴが正邪の主戦場となった。邪悪勢力はこの訴訟の進行を何としても妨げようと、米国政府に圧力をかけ、米国司法省が「法廷の友」としてその訴訟に介入する結果をもたらす一方、邪悪はシカゴの周囲に邪悪の場を創った。それらは全て法官の裁決に影響をもたらそうとする企てであった。ところがそれは法輪功学習者にとって、あらゆるレベルの政府職員に真相をより良く伝える良い機会となった。イリノイ州学習者達はこの訴訟を利用して、あらゆるレベルの州政府職員や各界社会人に、真相を伝える活動を組織した。

その体験の一部を下記する

州議員に大規模に真相を伝えることは、2001年に「SOS緊急救援」歩行を、シカゴからスプリングフィールドにかけて行なったことに始まる。その時12人の学習者が真相を伝える資料を各議員に配り、その秘書達に中国における法輪功の迫害の真相を告げた。彼らの多くにとっては、それが迫害について耳にした最初であった。情況を知って多くの人は衝撃を受けた。その後私達は迫害についての写真展を催し、江沢民の法輪功迫害を咎める、衆参両議院の決議案の可決となった。又官庁の中で、章翠英画展や「正法の路」写真展を催した。新州知事就任式の際には法輪功の音楽会をやり、衆生に大法のすばらしさを異なった角度から現わした。この機会を利用して真相を伝える資料を、新州知事やその他の多くの新政府役人に個人的に手渡した。法輪功学習者はこの様に、官庁で何度も大法のすばらしさを示した。それは他の空間において効果的に邪悪を取除いた。それと同時に江沢民訴訟を利用して、更に真相を伝えるしっかりした基礎を築いた。この人間社会で人間の方法で江沢民を訴えた事は、彼を人間の法廷でそして道徳と良心の法廷で、裁判を受けさせることになった。これは邪悪にとって致命的な打撃であり、法を正す過程において非常に重要な出来事でもある。邪悪行為を暴露することは、彼らを非常に恐れさせた。彼らはこの訴訟を何としても妨げようとしており、民主体制の政府をも悪事に巻き込もうとさえしている。丁度師父が言ったように、「師父が全ての衆生を救おうとしているのに対し、邪悪勢力はまさに衆生を利用して大法に対して罪を犯しており、その根本的な目的は衆生を壊滅するところにあります」(大法は確固として粉砕されることなし) 。しかしながら、「大法弟子としては、邪悪な旧勢力が按配した全てを全面的に否定します」(大法は確固として粉砕されることなし)。法を正す期間師父が全てをコントロールしている。如何に邪悪に見えようと、大法弟子としてやろうとしていることは、「全面的に真相を伝え、正念をもって邪悪を根絶し、衆生を救い済度し、確固として法を守らなければなりません」(大法は確固として粉砕されることなし)。

江沢民に審判をもたらし、州議員に真相を伝える為に、江と「610」によるイリノイ州法輪功学習者の迫害記録を含む、2セットの資料を用意した。第一の資料を59人の州参議院議員と118人の衆議院議員、5人の主要な政府機関に配った。数日後官庁で、再び写真展とコンサートを催した。シャンペーン、シカゴ、そしてその近辺から20人程の学習者がこれらに参加し、第二の資料を各議員のオフィスに配った。一部の学習者達は出来るだけ多くの議員達と直接会って話すよう努力した。他の学習者達は各議員のオフィスを訪問し、秘書達に真相を伝えた。大法音楽やその他を演奏する学習者も居た。真相を伝える学習者達は二人一組になって行き、一人が真相を伝える間もう一人が正念を発した。一日中議員達に会って話したことは、良い成果をもたらした。大多数の議員達は訴訟を支持する「同僚への手紙」を書くことに同意し、そして米国政府とイリノイ州の連邦政府代表が訴訟を支持するよう、要求した。秘書達に真相を伝えている時、多くは支持的であり、法輪功の学習に興味を示した者も何人か居た。その日は議会の例会日であった。多くの人が建物を出入りしていた。多くの観光客、議員、職員達が大法のすばらしさを見、迫害真相写真を見る機会を得た。

その後は真相を伝えことは「同僚への手紙」に集中され、又この手紙を更に多くの議員達に真相を伝えることに使った。5月28日、二人の学習者が「同僚への手紙」の草案を持って、多数党のリーダーと大法を支持する議員を訪問した。この二人の議員は一緒に「同僚への手紙」を始めることにさっさと同意した。それは一年中で州議会が最も忙しい時であり、例会はあと2日残された時であった。多数党のリーダーは言った。「もしも1ヶ月あるなら、同僚達に話して手紙にサインするよう説得する時間があるのだが、2日しか残っていない。そして私は非常に忙しく、彼らに話す時間がない。あなた達がいくつのサインを集められるか知らないが、ベストを尽して下さい。」

2日目(5月29日)の昼、学習者達は正式な「同僚への手紙」を受取った。手紙にはこう書かれていた。「我々は外国政府が、アメリカ人がどのように憲法上の権利をもちいるかを、決定しようとするのを許すことができない。そのようなでしゃばりにははげしく抵抗しなければならない。外国の勢力をそのように気ままに許すことは、我々の全ての権利を留め置くこととなる。法輪功学習者達による訴訟は、この国における彼らの権利を守るだけでなく、全てのアメリカ人の権利の所有を確実にする。ある種の極悪な犯罪は、全てのまともな人々が声を大にして意見することを要求する。洗脳、拷問、強姦、殺人等で、彼自身の何千万もの平和な人々に信念を諦めるよう強要する、残忍な暴君による試みは、実に嫌なことである。我々自身の人道は、人道に対するこれらの犯罪を咎める。」

閉会まで一日半しか残らない時に、全ての議員達は会議室に集まり、様々な決議案や法案を討論し議決する。あまりの忙しさに彼らは食事のために会議室を出る時間もなかった。議員達に話す機会を持つために、何人かの学習者は会議室の外で各議員の写真入りネームリストを持ち、部屋を出入りする人々をマッチさせようと待った。アメリカ人の名前や顔に慣れない中国人学習者にとって、それは容易なことではなかった。しかしながら、学習者達の純粋さが神々と衆生達の心を同じように感動させた。師父の按配の下に、二人のドアマンが、議員がドアのところに現れると私達に合図し、彼の名を教えてくれ、ドアを通り抜けた全ての人を確認するのを手伝ってくれた。その人が議員でなければ、彼らは静かに私達にヒントを与えた。このようにして、学習者達は通りすがりの各議員に中国における法輪功迫害と、江沢民の訴訟の重要さを手短かに伝えることができ、私達を支持するために、「同僚への手紙」に連署するかどうか尋ねることができた。数人の正義感の強い議員は直ちに手紙に連署した。そして一部は手紙を読み直すことを望んだ。その日学習者達は又、唯一の多数党の休憩時間を利用して、彼らを訪問した。自分のオフィスに休憩に戻った数人の議員に真相を伝えるために、私達は多くの時間をとり、結果は非常に良かった。夜中までに47人のサインを集めた。

翌日(5月30日)、十数人の学習者が真相を伝える活動に加わった。彼らは議員達が会議に出かける前に真相を伝えようと、朝早く議員達のオフィスに到着した。学習者達はグループに分かれて議員達の写真のついたリストを持ち、議員を見つけようとした。日中45人の学習者達が会議室の外に待機し、議員に真相を伝える機会を持とうとした。室外に出てこない議員達には、私達の名刺を届け、会いたいと申し出た。しばしば一人の議員が出てくるのに、何時間も待たなければならなかった。このようにして、夜の8時まで会議室の外で待ち、閉会までに合計80のサインを集めた。これは全議員数の三分の二に当る。この州議員に対する真相を伝える活動を通じた、いくつかの体験を語りたい。

1. 協力と、一体となって働くことがカギ
江沢民がシカゴに来る前に、シカゴ学習者達は毎週全域で法の勉強会と、交流を持った。近辺の学習者達もしばしばこの全域の法の勉強会に参加した。これが全州に渡り一体となって修煉し、向上する環境を形成した。政府向けのチームも又毎週勉強会と交流をもち、電話でも交流し、真相を伝える活動を打ち合わせた。これで学習者達は共通した法の認識を持ったので、大法の活動で、互いに協力し合った。州議会はシカゴから遠く離れたスプリングフィールドにあり、そこから最も近い学習者が居る町、シャンペーンでも、車で一時間以上の距離であった。だから議員に大規模に真相を伝える活動は、各地区の学習者達の協力によるものであった。近辺のミズーリ州、インディアナ州、ケンタッキー州、そして遠くは香港からの学習者達もこの活動に参加した。

2. 旧勢力の按配を破り、直接対面して真相を伝える
過去において、政府に真相を伝えようとすると、旧勢力が障碍を造り、私達が会おうとする人に会うのを難しくした。しばしば受付でストップに会い、その人の秘書に会うことさえ難しかった。この活動の最初から私達がはっきりさせたのは、彼らの秘書に真相を伝える以外に、本人達にも直接真相を伝えるというものであった。西洋の民主社会では、選ばれた議員達は彼らの地区の民衆を代表する。彼らの大法に対する態度は、直接これらの人の未来に影響する。そのために旧勢力は必死で私達が彼らに対面して真相を伝えるのを妨げた。過去数年、私達は何度も彼らのオフィスを訪問し、真相を伝える資料を届け、秘書に真相を伝えはしたが、議員に直接会うのは非常に難しかった。この非常に重要な正邪の戦いにおいて、私達はそのような観念を突破する必要を認識した。一日半のうちに、118人中110人の議員に対面して真相を伝えた。20人以上の議員とは、坐ってじっくりと真相を伝えた。このように大規模に直接対面して真相を伝えたことは、旧勢力の按配を打破し、会議期間の最も忙しい二日間に、起訴に関し殆んどの議員達の支持を得ることとなった。

直接対面して真相を伝える過程で、対面して伝えることの重要性を更に認識した。以前決議案可決で法輪功を支持しはしたが、一部の議員は法輪功のことをよく知りはしなかった。,以前決議案で私達を支持した一人の議員は驚くべきことに、法輪功が何なのか知らないと言った。もう一人は法輪功は連邦政府の問題であり、自分の管轄下の問題ではないと言い、サインするのを拒んだ。それで学習者達は、江政権と「610」が如何にイリノイ州にまで迫害を延長させたか、そして、殴られたり、車を爆破されたり、嫌がらせやブラックリスト等の事例を挙げた。それを聞いてその議員はかなりのショックを受けて言った。「以前は私はいつも法輪功は国際的な問題であると思っていたので、あなた方の事には介入したくなかったけれど、今からは私はあなた方を支持しますよ」。他に数人の議員は真相を聞いた後、連邦政府の方に手紙を出すか電話で話すと言った。これらの議員はサインをしなかったが、真相を知った後、自分を正しく位置づけた。

師父が言った。「私は何かをする時にその過程を最も重視しています。なぜならば、この過程の中で人々に真相を認識してもらい、世の人々を救い済度し、真相を明かすことができるからです。」(大ニューヨーク地区法会での説法と法の解説) シカゴでの江に対する訴訟は真相を伝える機会をもたらした。今は多くの議員達は真相を知っている。同時に私達はどの議員が大法を支持し、どの議員が誤解しているかを知った。将来はこれら支持していない人達に更に真相を伝えるだろう。

3. 真相を伝える過程で更に人間的観念から抜け出す
二人の多数党議員が「同僚への手紙」を始めた。このことは、概して少数党の議員達がこの手紙にサインすることに対し用心深くさせたので、サインを集めるのをより難しくした。少数党議員の多くはすぐにサインしなかった。一部はそれを読み直して考えることを望んだ。発起人の名を見て無関心になった人も数人いた。一日目は47人のサイン中たった10程が少数党議員であった。学習者の一部は心配し始めた。多数党議員に会うと望みを高くし、少数党議員だと自信がなかった。後に私達はこれが進行を妨げるもう一つの観念であることに気づいた。この観念を取除いた時に、私達は正しい路に戻った。2日目は多くの少数党議員も私達を支持し、サインした。

議員との面談の過程において、人間社会に惑わされていない多くの人々は、真相を知るのを待っていたと私達は感じた。一人は資料を渡した時、いい加減にあしらった。後で一人の学習者が、彼がオフィスで食事しているところに会いに行った。この時を利用して、続けて真相を伝えた。初めはその議員はいらだっていて興味が無かったが、学習者がLixuan Wang と彼女の8ヶ月の幼児の迫害についてのページを開けた時、彼は一瞬ひどいショックを受け、しばらく資料を手にとって読み、サインしよう、と答えた。

このように、私達が人間の観念を持たず、純粋な心で真相を伝える時、師父は全てを按配してくれる。全てが容易くうまく行く。江に対する訴訟はまだ続いている。そして旧勢力は妨害し続けている。まだ多くの真相を伝える仕事がある。私達は日々の時間をうまく利用して、三つの事を良く行なわなければならない。そして法を正す時期の大法弟子の名に相応しくなければならない

(2003年シカゴ法会にて)