日本明慧


1歳5ヵ月の幼児が井に落ちてから・・・

(幼児の祖母の書いた本当の出来事)

【明慧ネット7月14日】2000年11月24日午後、ある村で全村の人々を驚かせたことがおきました。80歳ぐらいのおじいさんが孫の王冠ともう一人の子供をつれて、近所の庭で二人の子供を遊ばせていました。しかし、子供は腕白なので、走りまわっているとき、うっかりして井のふたを蹴ってしまい、三メートルの深さがある井に落ちてしまいました。そのとき、王冠はまだ1歳5ヵ月でした。井の口はとても狭く、また井の中に電線、吸水管などが入っていて、子供はどれに触れたとしても、命の危険が予想されるのです。

ちょうど、庭に近所の人がいました。彼は井のふたが蹴られた音を聞いてから、子供が一人減ったのを見て、怖くなってすぐ大きな声を出して人を呼びました。それで、多くの人が集まってきました。王冠のお母さんも駆けつけてきました。みんなはその状況を見て、心配で堪りませんでした。一人の若い男の人が、吸水管を掴んで井に入って行きました。井が深いので、探しても子供は見つかりませんでしたが、しかし、その男の人が諦めず、また井に入って探しにいました。そして、ようやく王冠を見つけました。助けられた王冠は井から出た後、顔色が真っ青で、全身が震えていて、目は閉じたままでした。皆さん、考えてください、このようなことがあって、その子の命の危険はないかもしれないが、でも、きっと大きな病気になるでしょう。しかし、意外にも、その子のお母さんが彼のぬれた服を着替えさせて、彼の体を温めてやると、王冠はまたいつものように元気に遊びはじめました。

秋の十月は結構冷たい風が吹き始まるころです。1歳5ヵ月の子供がこんなにも長い時間井の中にずっと入ったままでした、それでも、熱もなかったし、彼も怖くもなかったし、傷もまったくなかったのです。これは全く奇跡です。

さらに不思議なのは、このことが起きて、一年たった今、王冠は三歳になりました。ある日、この子はおばあさんのベッドの上に座って、合掌し「師父は僕の命を助けた。僕が、師父、ありがとうと言ってから、師父はすぐいなくなった。師父は、井の水を飲まないでね!病気にならないでね!と僕に言ったよ。」と話しました。

王冠のおじいさん、お母さん、おばあさんはみな大法弟子だからです。子供の話を聞いて、私は、師父の《洪吟》のなかの一つの詩−「操尽人間事、労心天上苦。有言訴于誰、更寒在高処」という《高処不勝寒》−を思い出しました。その詩を読むたびに、涙が出てとまられなかったのです。師父は「一人が煉功すれば、その全家族が受益をします。」とおっしゃいました(《オーストラリア法会における講法》)。師父はすべての衆生のために、自分のすべてを尽くしました。それは言葉で言い表せないと思います。王冠はもし、師父からの守りがなければ、きっと危なかったでしょう。

今、この子は四歳になりました、大法の物語がとても好きです。

最後に、私の心から言いたいことがあります:

佛恩浩蕩
師尊苦度
茫茫人生路
何処是帰宿
得法往回修
回帰是正路