日本明慧


法は縁がある人を済度する

文/大陸学習者

【明慧ネット8月23日】2001年学校を卒業する直前に私は国家企業に実習に行った。今もはっきり覚えているが、実習が終わるその日は4月23日だった。私が荷物を整理していると、指導者がまだ人を監視する仕事があると言った。実際は、工場に数人の法輪大法の修煉者がいて、工場の共産党委員会と保安部門は彼らが北京に陳情に行くのを恐れて、工場に閉じ込め家に戻れないようにしていた。また決裂書、保証書などを書くよう強いていた。当時、私は大法に出会ったことがなかった。しかし非合法に監禁するのは法律違反だということは分かっていた。指導者は私に“工場の共産党委員会の幹部から聞いたのだが、上の要求により彼女らが北京に行って問題を引き起こさないように工場を離れないようにする。決裂書と保証書を書いたとしでも駄目だ”と言った。また法輪大法修煉者の張さんに“国が禁止したのだから止めればいいじゃないか!いくら頑張っても国には勝てないから……”と言った。その後私が一人で彼女を監視することになると、彼女が私に何をするか心配で私は怖くなり出した。しかし彼女は私の心を見透かして、自ら私に話し掛けてくれた。その結果その夜一晩中私たちの話は途絶えることがなかった。
 
私は彼女自身の状態が心配だった。しかし、私がこれに対して聞くと彼女はとても誠意のある、確信に満ちた表情で微笑んだ。彼女は私に自分が法を得た経歴を話してくれた。また人は何のために生きているのか、大法はいかに彼女の人生を変えてくれたか、彼女はどうして大法を自分の信仰にしているか、どうして真善忍を自分が日常生活での準則としているか等について話してくれた。彼女の顔から私は慈悲深い母親のようなぬくもりと無私の清らかな輝きを見た。私は完全に理解出来なかったが、すでに私の心は強く揺り動かされ、深く感動していた。私はこう言った:“法輪功は本当にそんなに良いのですか”と。彼女はカバンから《転法輪》を取り出し、こう言った:“貴方には縁がある、師父が私にこの本を貴方に渡すよう按配された。この千載一遇の機縁を大切にしてください!悪人が人心を抑圧して、輿論をコントロールしているけれど、あなたはこの本をよく読んでください。本の中に貴方が求めるものが全てあるから。まず本を大事にして、一人の時また読んでください”と。
 
こうして私は私の生涯の中で最も貴重な本を得た。私が一気に《転法輪》を読み終わった時、これは正に私がずっと探していたものだと分かった。心の中で私をずっと困惑させていた多くの問題が急にぱっと明らかになった!同時にこの社会には多くの暗黒面、虚偽、罪悪があることもわかった!人々がみな《転法輪》を読み、真善忍の原則に基づいて日常生活をするならば、それはどんなに良いことか!しかし、邪悪は狂気じみて大法を迫害している。
 
残念なことに実習が終わった後、張さんからの音信はない。今考えて見ると、その本は張さんにとっていかに貴重だったのか!この本は常に私の最も貴重な財産である。これは縁であり、これは師父の慈悲であり、私のような無知な少年が、邪悪が最も凶暴な時期に大法に出会え、修煉を始められるようになった。この《転法輪》はずっと私を導いてくれ修煉の道を歩んで行く。
 
その後私は真面目にコンピュータとネット技術を学び、ネット封鎖を突破して明慧ネットが読めるようになった。また、明慧ネットの文章は私の法の勉強と発正念を手伝い、法を正す過程に導き、大法を証明する信念を更により堅くしてくれた。同時に、邪悪の弾圧が、大法と大法修煉者に対して犯した迫害が如何にひどいか深刻に認識させた。現実社会の中の虚偽、醜と悪とを、大法修煉者の真善忍と互いに照らし合わせてみると、その差はどんなに大きいか、人々に真相をはっきり伝えることの重要性がここにある。