日本明慧


150元のお金の物語

【明慧ネット9月5日】ある日、一人の女性の学習者が私に150元のお金を渡して、真相資料を作る学習者に渡すようにと言いました。目下の状況で、これは極普通の出来事のようですが、しかし、この150元の由来を聞けば、大法弟子の衆生を救い済度する正念正行に深く感動させられます。

この学習者には丹丹という名前の娘さんがいます。丹丹は今年12歳で、ママと一緒に大法を修煉しています。ある日、丹丹はお母さんに聞きました:“ママ、明慧週刊の記事に、或るおばあさんは自分の手元にある僅か3元だけど、そのお金を出して真相資料を作るために使いました、と書いてあるの。ママはどうして大法資料を作るためにお金を出さないの。”お母さんは言いました:“そうね。ママも大法資料を作るためにお金を出すべきね(実はお母さんはすでにたくさんのお金を出している)。丹丹はどうなの。” 丹丹は少し考えてから:“あった!まだお年玉があったわ。早くそれを引き出すことにしよう。” 丹丹は言いながら、お母さんを催促して銀行へ行き、自分の50元の貯金を引き出して、資料を作る学習者に渡すことにしました。

翌日、丹丹はお母さんと一緒に街へ行き、そこで若い人が乗っていたバイクにぶつけられました。地面に倒れていた丹丹はゆっくり起き上がって身体を見ると、どこにも傷がありませんでした。“痛い?”とお母さんが聞くと、“何でもないよ、さあ、行きましょう”と丹丹は答えました。そして、お母さんはその若い人に “子供は大丈夫ですから、もう行っても良いですよ” と言いました。其の若い人は“行けません。やはり病院へ行きましょう。万が一何かがありましたら、大変なことになりますから”と言いました。周囲を囲んだ人々がだんだん多くなり、皆も病院へ行くように勧めました。誰からも理解されにくいと思ったお母さんは丹丹を病院へ連れていくことにしました。検査した結果、何の問題もありませんでした。診察料に260元かかりました。その中の200元を其の若い人が支払いました。別れる時に、その若い人は“私は公安局の運転手です。何かありましたら、私に連絡して下さい。これは私の名前と携帯電話の番号です”と言い残しました。

お母さんは支払ってくれた費用を返すと同時に真相を説明したいので、翌日若い人に電話しました。若い人は約束通りやって来て、顔を見るとすぐ“お子さんは大丈夫ですか。また何か私にできることがありますか”と聞きました。お母さんは“ご安心下さい。子供は大丈夫です。呼び出したのはお金を返すためです。事故の責任は子供にもあります。子供の不注意もありますから、あなたからのお金はいただけません”と言いながら、200元取り出しました。若い人はびっくりして言葉が出なくなり、暫くポカンとしてから、“お姉さんは本当に素晴らしい人ですね。あなたは法輪功の学習者でしょう”と言いました。お母さんは“そうです。修煉者の我々は金銭に対しては求めません。常に善い人を目指して努力しているのに、江××はまだ我々を迫害しています。あなたはどう思われますか”と言いました。その若い人は“これは江××一人でやったことです。彼は嫉妬心が強すぎるから。しかし、お姉さん、気をつけてくださいね、上はまだ厳しく取り締まりをしていますから。公安局長の奥さんも法輪功の学習者です。このことで、局長も連帯責任を取られています。この200元は受け取ってください。子供さんに美味しいものを少し買ってあげましょう。”と言いました。お母さんは断りましたが、彼はどうしても受け取ることを承知しません。最後にお母さんは“それでは、このお金の半分を戴きましょう。この真相資料を持って帰って読んでみられると、すべてお分かりになるでしょう。いかがですか”と言いました。若い人は“分かりました。私はこの半分のお金とこの真相資料を戴いて、帰ってから詳しく読んでみます。あなたも気をつけてください。”と答えました。

家に帰ると、お母さんは丹丹に先程のことを話しました。丹丹はとても嬉しくなりました。お母さんは丹丹に聞きました:“丹丹、この100元はおじさんからあなたが戴いたもの。何か美味しい物を買う?”丹丹は真剣に言いました:“私は何にも要らないわ。この金で大法資料を作りましょう。”