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“江沢民を審判する世界連盟”がワシントンで設立、初回集会はニューヨークで開催される予定(写真)

【明慧ネット2003年10月1日】大紀元ネット新聞ワシントンDCからの報道

“江沢民を審判する世界連盟”の設立が9月30日午前、ワシントン記者クラブにおいて宣言され、その主旨は“全ての正義の力が結集し、江沢民の罪悪を曝露し、良心と道義による法の裁きを受けさせる”ということである。現在、すでに100以上の組織や見識者が連盟に加入している。

新聞発表会の模様


発起人の一人である李大勇さんは、設立に際し次ぎのように述べた。「江沢民氏が中国共産党総書記に就任して以来、中華文明と社会道徳が全面に退廃すると共に、信仰の自由、独立の人格及び異なる意見と要求を持つ個人や団体の存在を一切許さず、六四学生団体、失業者団体、宗教信仰、気功鍛錬、民主人権、新聞機構、政治異見者などに対して、様々な方法で迫害を加えてきた。特に“真・善・忍”を信仰する一億の法輪功学習者に対し、“名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体は消滅させる”という通達の下で、残酷極まりない迫害を行っている。これらの暴行はまだ続いており、被害者は公正な扱いを呼びかけているが、中国の全国人民代表大会(立法機関)、検察機関、公安機関及び弁護士組織は、公正な立場で江氏の罪状を調査し、制止する力や道徳的の勇気はない。一方、外国政府や関連組織は、江氏の罪状に対して、認識不足か、経済と政治の圧力を受けて真剣な対応ができてない。江氏に歴史的審判を受けさせるためには、世界の全ての正義の力が結集し、全面的に推進する必要がある。

“江沢民を審判する世界連盟”の支持者の一人である、中国法律学の専門家何東教授は、次ぎのように指摘した。「“三反五反”から、文化大革命や六四学生運動に至り、中国共産党の最高権力者は、様々な政治運動を利用して、中国社会における正義感というものを徹底的に破壊した。現在多くの人々は政治運動の影を見たら、本能的に自己防衛を行うか、無条件に従うか、金儲けや享楽に没頭するか、あるいは全くの無関心でいる。その結果、人々の道徳良識は益々低下し、私欲の為に権謀を操る独裁者の活動空間は益々大きくなっている。1999年4.25以来この4年間、江氏は中国社会の50年間も積み重ねてきた道徳的危機を利用し、法輪功を絶滅するための運動を起し、この運動を通して中国社会の精神的制御を達成させるつもりであった。法輪功への迫害は、海外の華僑社会及び人類の道徳、良識に深刻な打撃を与えた。弾圧運動から放出した邪悪と恐怖の力は、中国を制圧したばかりでなく、世界に、引いては全人類に深刻な影響を与えた。今中国国内でも国外でも、多くの人々は迫害の存在と迫害の残酷さを知っている。もし政治的な圧力や経済利益上の脅迫はなければ、ほとんどの人は法輪功に対する迫害に反対することを表明できるはずである。だが、もし “上の意見”に一致を保たなければ、あなたは仕事を失い、名誉を失い、“反中国勢力”と見なされて、中国でのビジネスチャンスも失うぞと脅されたら、一部の人々はすぐ態度が変わり、この人権迫害や信仰迫害を容認し、あるいは加担することさえもある。この様な個人の受けた精神傷害と社会良識の喪失は金銭や数字で計算しきれない。

連盟の設立公示には、次ぎのように記述されていた。「この様な暴行と良識への挑戦が、制止されることなく継続されてしまったならば、同様の悪運が我々の身に降りかかってくることは時間の問題であり、文明そのものの存続にも影響が生じることとなろう。全ての正義の力が結集し、江氏の罪悪を曝露させ、人類の尊厳と文明を護るために、良心と道義の法による審判を受けさせることは、我々の歴史的使命である」。

人権活動家の魏京生氏は、次ぎのように述べた。「連盟の設立は、中国人には寛容の品格と正義を護る勇気もあることを表明した。過去の犯罪を処罰することは、現在の人々を戒めると同時に、無実の国民を迫害している中国の悪人を警告し、彼らの悪行を抑制し、国民の被害を軽減することにもなる。時間は我々と共にしており、皆一緒に努力して行くことは重要である」。

中国和平主席の唐柏橋氏は、次ぎのように述べた。「中国では、“民衆の蜂起は官吏の圧迫によるものである”といういわれがあり、現在の状況では“民衆の死は官吏の圧迫によるものである”とも言える。今の中国は自殺率の高い国になった。その原因は人民が抵抗する権利さえ奪ったからである」。

法輪功学習者の代表である陳剛氏は、設立大会上で次のように発言した。「わたしは“真・善・忍”の信仰を堅持することにより、北京団河労働教養所に15ヶ月間監禁され、高圧電撃棒で体の敏感部位を電撃されるなど、様々な肉体的精神的な虐待を受けた。頭と足を一緒に縛られ、低いベッドの下に押し込まれ、ベッドの上に重しを載せられ、背骨が折れそうになり、2週間もの間正常に歩くことさえ出来なかった」と語った。陳氏の体験は一側面からの江氏による法輪功への弾圧の残酷さを現した。

連盟設立準備委員会の世話人である何海鷹博士は、次のように指摘した。「第二次世界大戦後、ナチスの大量虐殺行為に対して新しい罪名が提出された。つまり“集団虐殺罪”である。江氏が犯した罪は、信仰団体や異見者を消滅させることだけでなく、人間の尊厳と人性を根本的に破壊したことにある。この新しい犯罪行為を“良識壊滅罪”と呼んでもよいであろう。“江沢民を審判する世界連盟”のニュースはすでに中国大陸に伝わった。国内の労働者や学生からの積極的な支持を得ていることが分かった。連盟設立のニュースはより広く伝えてもらいたい。そして、審判を支持する人は誰でもこの連盟に加入することができる」。

連盟は、10月6日ニューヨークで第一回目の集会を予定している。