日本明慧


《転法輪》を暗唱するお婆さん

文/オーストラリアブリスベーンの法輪功学習者 

【明慧ネット9月9日】今朝、バスが遅れたため、煉功場所に着いた時、すでに9時になっていた。遠くから見ると、学習者たちはとっくに丸く囲んで座り正念を発しているところだった。あせって、思わず足を速めた。 
 
座禅を組んで正念を発そうとしていたところ、二人の中年夫婦が私の方へ向かって来て、何かを尋ねたそうな様子に見え、私はすぐ立ち上がって迎えに行った。お互いに微笑んで挨拶した後、相手は来意を告げた——法輪功を修煉したい。私は彼らに歓迎の意を表わし、そして法輪功の法理と現在の情況を簡単に紹介した。彼らも非常に話し好きで、すぐ最初の4セットの功法をマスターした。休憩の時、彼らは以下のことを話してくれた。 
 
夫婦の友達の或るお婆さんは、今年77歳で、何ヶ月か前、中国大陸から親族訪問でオーストラリアにやって来た。お婆さんはオーストラリアに来て間もなく“法輪功”のことを聞き、友達の助けで《転法輪》を買って読んだ。それから大切にして手放すに忍びなくなった。お婆さんは本の中の広くて奥深い法理に深く引きつけられ、感動して、毎日本を読み、煉功をする、しかも読めば読むほど読みたくなり、煉功すればするほど煉功したくなる。 
 
時間は慌ただしく過ぎ、親族訪問の終わりが迫ってくる。お婆さんは帰国する時、本を持って帰りたいと言った。お婆さんの子や孫達はそれを聞いて心配でたまらない。現在大陸ではまだ法輪功を迫害しており、本を持ち帰らない方が良いと勧めた。最後、お婆さんは子や孫達に《転法輪》の暗記の手伝いをさせることを決め、本を心に刻みつけて持って帰ることにした。このように、お婆さんは一節一節から、一講一講から暗記し、大陸に帰る前に、ついに《転法輪》を全部暗記した。 
 
帰国する前に、お婆さんは子や孫と友達に対し「《転法輪》は一部の神様の著作であり、あなた達はこの自由な国で必ずよく読み、修煉して、この万古の機縁を逃さないで!」と懇ろに話した。