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海外の中国人:「迫害の真相を説明することは役に立ちます」(図)

【明慧ネット2003年10月17日】カナダの国会議員(左)は、記者会見に出席して、陳英毅さん(右)及び法輪功学習者の救援の呼びかけを支持しています。中国政府に陳英毅さんの妹を釈放するよう要求しています。

カナダのBritish.Columbia耐那磨市(地名)に住んでいる陳英毅さんは、カナダに移住して長年経っており、すでにカナダの国民になっています。彼には安定した仕事と幸せな家庭があり、毎日の生活は落ち着いていました。しかし、最近国内の身内の境遇が、彼の生活を混乱させ、気持ちがどうしても平静ではありませんでした。
大紀元のニュース報道によると、陳さんの妹(中国浙江省在住、陳英華さん)は法輪功を修煉したことで中国の公安機関に監禁され、強引に食物を入れられて、その上刑罰を科される可能性もあります。国内の身内は多方面で努力していますが妹の状況は改善されていません。海外で生活している陳さんは、彼の妹が受けている迫害事実を暴露することにしました。10月14日、彼と現地の法輪功学習者はB.C省耐那磨市の市政府前で共同記者会見を開いて、妹の救援を呼びかけました。現地のラジオ放送局、テレビ局と新聞社は現場で取材しました。
大紀元の記者の特別取材を受けた時陳さんは、記者会見を行った翌日、大陸公安当局は「保証人を立てての刑務所外の審問」を理由に妹を釈放したと表明しました。彼はカナダ政府の支持に対して感謝の意を表わし、そして、迫害に遭った時必ず立ち上がって呼び掛けをすべきだと強調しました。

以下は陳さんに対する大紀元記者の取材です。 
  
問:あなたの妹さんの近況を教えてくれませんか?

陳:まず、私は迫害を受けている法輪功学習者のために、立ち上がって救援を呼びかけるように支援してくださった、メディアとカナダ政府に感謝の意を申し上げます。昨日私は妹が釈放されたことを知りましたが、臨時の刑務所外の審問があります。2週間後にまた取り調べと判決のために、刑務所に入らなければなりません。これまでに、妹はすでに1ヶ月の絶食をしており、私達の家族も公安当局に妹の非常に衰弱した体調を考慮して欲しいと、刑務所外審問になりました。しかし、浙江省公安庁の指導者も含めて公安当局は私達の要求を拒否して、彼女の情況がどんな程度にまで悪くなろうとも、絶対に釈放しないと言いました。私と家族はその他の方法がない情況下で、立ち上がって妹の救援を呼びかけました。そして、この呼びかけは海外メディアの支持で報道されました。その翌日公安当局は私の呼びかけを見て恐れ、私の父と妹婿を脅迫しに行きました。一つは、私は二度と帰国出来ないこと、もう一つは、私の妹の知名度がそんなに高くないから、カナダ政府は妹のために絶対に立ち上がらないとのことでした。しかし、今彼らはやはり妹を解放します。どうしてこのような変化があったのでしょうか?私は、海外での私達の呼びかけの結果だと思います。だから私は、迫害を受けた時は必ず立ち上がって、救援を呼びかけたほうが良いと思います。

問:国内のメディアは法輪功に対する教育は「春風化雨」だと言っていますが、あなたの妹さんの身の上に起こった例を持って、実際の情況はどのようですか?

陳:メディアは法輪功に対する教育は、春風化雨だと言っていますが私は信じません。しかし、具体的にどんな程度なのか私は知りません。8月の初めに妹は逮捕されてからずっと家族と面会することが許されていませんでした。どうして逮捕されたか知りません。10月の初めの5日、妹は留置場で絶食しましたが、公安は問題ないと言って、父と妹婿の杭州市刑務所病院への見舞いを許さず、妹を説得して絶食を止めさせることを望んでいました。当時、妹は痩せていましたが精神的には良さそうでした。手錠を掛けられずそばの看護婦は先日大量の栄養剤を注射したと言いました。それで、父と妹婿は心から絶食をやめるように説得しましたが賛成しませんでした。公安がずっと傍に立っていたため、多く話しませんでした。父達は事務室に帰ってから事務室のモニターテレビで妹が寝台の上で縛られるのを目撃しました。手と足に錠を掛けられて、強引に食物を入れられていました。後から分かりましたがチューブを鼻孔から胃に入れて、しかも10日くらい抜かないので胃内部は大出血を起こしていることもあります。国内では、法輪功の修煉は命がけだと言っていますが実のところ、彼らは本当に生命を殺しています。だから父は、国外で真相を説明するように私に伝えています。

問:妹さんが法輪功を始めてから、あなたは彼女にどんな変化があったと感じましたか?

陳:私は妹の性格に大きな変化があったと感じました。明るくなって、それに人間的に成長しました。他人とどんな問題があっても、彼女はいつでもどこでも自分の中に原因を探し、他人を思いやりました。以前は家で、私と妹はいつも対立して、私は彼女が怠惰でやることが遅いと思っていました。2000年の年末に帰国した時、妹がとても親切になったと感じました。だから私は、法輪功をやると人間的に成長し、その上問題を見るに自分の観点があると思いました。私はこれはとても良いことだと思います。人間に信念があると生きるのが楽しくなります。

問:あなたのように、国内の身内が法輪功をやるために迫害を受けている事実は、海外にたくさんあります。しかし、本当に立ち上がって彼らの救援を呼びかける人は比較的少ないのです。あなたと同じような状態にある人々に話したいことはありませんか?

陳:ここで私と同じような状態の海外の中国人に、身をもって受けた感銘を話したいと思います。中国政府の法輪功対する弾圧は残忍悲道であります。このような事があなたの身内の人に起きたら、あなた達はきっと迫害の真相を説明するでしょう。真象を説明するときっと役に立ちます。なぜなら、あなた達の呼びかけは正義の声だからです。ここの人々、ここの政府はメディアを含めて彼らには正義感があります。貴方達が救援を呼びかけると中国政府は幾分控えると思います。このような正義の声が段々と多くなると中国政府はきっと法輪功に対する弾圧を止めます。

問:もし、これからも法輪功学習者を迫害する事件が発生するとなると、あなたは彼らのために救援を呼びかけ続けますか?

陳:私は必ずこのような活動に参加します。なぜなら、これらはただ私自身の家族の中で発生したことではありません。これは中国でこく普通のことです。しかし、中国ではメディアの自由がないため、彼らは呼びかけに行くところがありません。そこで、私達海外の中国人には彼らの代わりに救援を呼びかける義務があります。私達は中国が強大な民主国家になることを望んでいます。これもこのような努力の一部です。