日本明慧


睡魔による妨害を打破する

2003年10月21日 大陸の学習者

【明慧ネット2003年10月21日】最近数人の学習者に会ったが、皆ある程度睡魔による妨害を受けていることが分かった。自分は睡魔に襲われた場合、常に正念を発し取り除いていたが、内へ向かって探すことを忘れていた。自分のどのような心が、睡魔の存在に適合したのかということを考えていなかった。そのため、正念を発していても、根本的に睡魔を取り除くことは出来なかった。

《転法輪》の269ページには、次のように書かれている。「人はなぜ病気になるのでしょうか? われわれの見るところでは、病気とあらゆる不幸を引き起こす根本的な原因は業力であり、あの黒い物質の業力場です。それは陰性で良くないものです。一方、良くない霊体も陰性のもので、いずれも黒に属するもので、環境が合うので、そこにやってくるのです。それは病気に罹る根本的な原因であり、病気のいちばん主要な源です。」

また、師父は《2003年米国中部法会での説法》でこのようにおっしゃった。「なぜ一部の人が私たちのところに入り込んでくることができるのでしょうか? もちろんこれはかなり個別的なことですが、なぜその期間中邪悪に情報提供した人がいたのでしょうか? 私たちの場が純粋ではなく、正しくないから、衆生を救い済度し、生命を救う作用を働くことができず、邪悪を抑えることができていません。これは私たち自身の問題ではありませんか?! しかし、あれこれを言ったり、この人あの人がスパイだと言ったり、このことあのことを言ったりする人がいますが、私たち自身に問題があるのではありませんか? そうです。」

睡魔による妨害を根絶するには、どのような心があるのか、どのような心が隙に乗じられるのか、睡魔の存在に適合したのかを探すべきである。交流を通じ、下記の二つに原因があると認識した。“一つは楽にしたいという心であり、もう一つは情である”。楽にしたいという心は、以下の表現がある。「常人の中で早く寝て遅く起きるなど、朝寝坊をする習慣を身につけ、天気の悪い日は寝坊したく、8時間寝ないと何か足りない等」。情の方面では、「思い通りにいかない場合や不愉快なことが起きると眠たくなり、親戚や友人が恋しく夢の中でも会いたい等」。

こうなってしまうと寝れば寝るほど、法を学ぶことや煉功、正念を発すること、真相を伝えること等の効果に影響が出てしまうことであろう。人為的に魔を養うと共に、放置している隙に乗じられてしまった。根本的に心性を向上させ、主意識を強く持たない限り、魔の妨害から抜け出すということも机上の空論にすぎなくなってしまう。睡魔による妨害を打破し、法を学び、正念を発し、真相を伝えることを効率よく行い、一日でも早く法正人間の到来を迎えよう。

以上は一個人としての認識であり皆様のご指摘を請う。