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ある法輪功学習者がタイでAPECのため不法に期限を超過して拘留された

【明慧ネット2003年10月23日】10月20日から21日、タイのバンコクで、アジア太平洋経済協力(APEC)の会議が開かれた。会議が開かれる前にタイ政府は厳しい対策を取り都市にいるルンペンや乞食などを追い出し、ブラックリストによって「歓迎されない者」を阻んだり、追い出したりした。これらの対策は人権組織の厳しい譴責を引き起こし、国際公約に違反していると指摘された。ある法輪功学習者も今回のAPECのためタイで不法に期限を超過して拘留された。

15日早朝、タイ警察は無理やりに彼の家に入り、ビザの期限が切れたという理由で、国連難民身分を持っているシュウ文波を連行し監禁し、今まだ釈放してない。この期間に地元の法輪功学習者はシュウ文波の行方を尋ねたが、ずっと行方不明だった。22日になってから、シュウ文波は電話できる機会があって、自分は移民局に監禁されていることを地元の法輪功学習者に知らせることができた。

シュウ文波、男性、35才、2000年1月から3月の間に、法輪功を修煉するため中国大陸で留置所と「610」の洗脳班に2回監禁されたことがあり、その後タイに来て国連の難民になった。22日の電話で、警察は彼をずっと監禁し、タイに駐在している国連難民署は、彼を第三国に配置する手続きが終わるまで監禁するつもりだと言った。このような監禁は不法である。

タイ政府は地元或いは地方から来た活動分子がAPEC期間に抗議活動を行うのを許さないと表明した。タイマスコミのNation Multimedia報道によると、高い官職を有する人士、タイ政府はビザ発行禁止のブラックリストを公表したが、そのブラックリストにある組織のほとんどは外国政府が決めたものである。

しかし、シュウ文波は早朝に家で捕まえられ、またAPEC期間に抗議活動を行う計画もなかった。去年、彼は観光地で中国から来た観光客に迫害の真相を伝えたためた警察に記録されたので、それから警察は彼が持っている中国パスポートと国連難民の身分の情況をよく知っており、15日の早朝警察は滞在ビザが切れたという理由で無理やり家に入ったが、これは明らかに口実である。

タイマスコミのNation Multimediaの18日の報道によると、百人以上の警察は、省電力局の30数名の職員を取り調べた。その理由はこれらの職員が胡錦涛に抗議を提出する法輪功学習者と疑われたからである。この事件を引き起こした原因は、省電力局の職員達は黄色のTシャツを着て、3台のマイクロバスに乗ってSilom高速道路の出口に集まって、中国指導者を歓迎する準備をしていたからである。20分後、警察はこれは歓迎団体だということを確信してから、緊張の雰囲気は消えてしまった。

実は、1999年7月20日から法輪功が中国大陸で弾圧されてから、法輪功学習者は世界各地で数百回の平和的な集会を行い、その中に、99年以来迫害の首魁である江沢民が出席したこれまでの各回のAPEC会義も含まれている。これら大型の国際活動において、法輪功学習者はいつも平和的に秩序を守っていることで有名である。

この度の2003年APEC期間における、タイ政府の法輪功学習者に対するやり方は、法輪功学習者の基本的人権を踏みにじり、江沢民らが法輪功を迫害する特殊な時期において、悪人を助け、悪事を働く役を演ずるに等しい。