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39名のドイツ法輪功修煉者が連邦最高裁判所に江沢民に対する起訴状を提出した
——前中国国家主席を集団虐殺の罪、反道徳の罪、拷問の罪及び人権侵害の罪で起訴した

【明慧ネット2003年11月22日】ドイツ法輪大法インフォーセンターからの情報:2001年11月20日、36名の西欧法輪功修煉者は中国で最も著名な天安門広場で中国法輪功の自由のために、平和的な請願を行った。しかし彼らは手荒く逮捕され、強制送還された。二年後の今日、請願に参加した一部のドイツ法輪功修煉者は連邦最高裁判所に訴状を提出し、前中国国家主席江沢民と法輪功迫害に対して重責を負うべき中国上層部指導者を起訴した。彼らを中国法輪功修煉者に対する集団虐殺の罪、反道徳の罪、拷問の罪及び人権侵害の罪で起訴した。

告訴したのは39名の被害者、ドイツ法輪大法協会及び法輪功の絶滅を図る運動を制止するために努力しているドイツ市民らである。其の中で、中国大陸に住んでいない拷問の被害者15名が彼ら自らの体験を証言した。訴訟で列挙した800余件の拷問の被害者の事例及びその他の被害者の状況から、今回の中国の隅々にまで及んだ恐怖の運動、各種の拷問での迫害は既に非常に深刻な段階にまできていることが分かる。

かつてアルゼンチン軍事独裁政権の被害を受けたドイツ被害者のために弁護して有名になったベルリンの弁護士Wolfgang Kaleckが被告の弁護を務める。この案件の重要性と影響力は当初ミロセビッチとピノ・チェトに対する訴訟と似ている。

ドイツ大統領ヨハネス.ラウは今年9月南京大学でおよそ千人の学生と教授に向け講演で人権問題に対して明確に指摘した:“人権は広範な意義を持っている”、“もし一人の基本的権益、生命、自由、拷問されない、自由を侵されない、差別されないなど、全てこれらの‘公正であるべき道’に関るならばもはや妥協と曖昧の余地はないであろう。”

訴訟する人たちはまさにこの精神から出発して、2003年11月ドイツで訴状を提出した。本訴訟で起訴するのは中国人民と中国政府の代表でない、江沢民と彼と共に人類に対して罪を犯した彼の仲間である。

法輪功に対する迫害は江沢民の“名誉を毀損し、経済を破綻させ、肉体を消滅させる”命令を基盤としている。この命令は四年来無数の中国人の生活を侵害した。家族、友達、勤務先、学校及び高等学府も扇動され法輪功修煉者に反対し、告発した。また彼らに対して金銭を脅し取り、ひいては法輪功修煉者を失踪させた。監獄と労働教養所では数十万の法輪功修煉者が拷問による虐待を受け、洗脳され、彼らの道徳の原則を放棄するよう強いられた。家族がばらばらになり、放浪し落ち着く先もなくなり、女性は強姦され、強制的に胎児をおろされ、無辜な人たちが虐待により死亡した。

ドイツの2002年6月の新しい刑法第1条第1項にはこう書かれている:“この条項は全ての国際法に違反する犯罪行為で、国外で発生し、国内に及ばない犯罪行為も含めて対処する。” 

1948年国連の集団虐殺の罪を阻止、懲罰する条約の中には:“第2条:集団虐殺の罪とは目的を持ち、一つの民族団体、一つの人種団体、一つの精神或いは宗教団体に対して部分的、或いは全面的に絶滅する行為:とある。

1) 一つの団体の構成員を殺害する

2) 一つの団体の構成員に重大な肉体的、精神的な傷害を与える

3) 故意に一つの団体に一種の生活環境を作り上げ、その構成員を傷害或いは殺害する

4) 一つの団体の継続を阻止する

5) 一つの団体の児童を強制的に他の一つの団体に送る

この国連条約が制定された後、ドイツを含めた構成国はこの条約に署名した。それは“集団虐殺は人類史上人民に甚大な損失をもたらすことを認識しているからである。人々をこの災難から抜け出させるためには国際協力が特に必要であると事実は証明している。”