日本明慧


小弟子の体験発表:インターネットを通じて真相を伝える

文/米国の法輪功学習者

【明慧ネット2003年12月4日】師父、皆さん、こんにちは。わたしは梁詩華と申します。今年12歳になります。法輪功をはじめて6年になります。今日はインターネットを通じて真相を伝えるという体験について話します。

わたしは米国に生まれですので、中国語と広東語はほとんど分かりませでした。8歳のとき、父から中国語を教わりました。まずピンインを教わり、だいたい分かるようになると、“転法輪”の論語を教わりました。そして、3ヶ月後にやっと論語を流暢に読めるようになりました。その直後、江沢民氏による法輪功への迫害が始まりました。父が忙しくなったこともあり、わたしに中国語を教える時間もなくなりました。そのため、毎週の勉強会で習うようになり、約8ヶ月後に“転法輪”を全体的に読めるようになりました。

わたしは大法の弟子として、中国人へ迫害の真相を伝えるべきだと考えました。わたしには一人の友人がいて、彼女はよくインターネットを通じて真相を伝えていました。そして、彼女からチャットおよび必要なソフトを教わり、このチャットに参加することにしました。その日から、毎日チャットへ入り、真相を伝えてきました。タイピングに時間がかかってしまいましたが、あきらめませんでした。

はじめチャットで真相を伝えるときは、自分が幼く、中国政府の法輪功弾圧の是非について、論議する資格はないと思われることを恐れていましたので、年齢を18歳と偽りました。最初は良かったのですが、だんだん問題が出てきました。通常はチャットの相手と違う話題をし、ある程度お互いのことを知るようになってから迫害の真相へと入っていきました。そうしますと法輪功の学習者は良い人だと分かってくれるのですが、ある人に大学受験をしたのかと聞かれました。大きな問題とは思っていませんでしたので、「はい」と答えました。すると「SATは何点取りましたか?」と聞かれました。当然“SAT”が何であるか分かるはずもなく、答えることが出来ず、体が火照ってきました。「ご飯に呼ばれたので」と言い訳をしてチャット室を出ました。後で考えてみると、心苦しくなりました。

チャット室では、法輪功修煉者は“真・善・忍”の基準で行動すると言ってはみたものの、自分が出来ていないので、これでは真相を伝えられないと悟りました。それからは、実際の年齢を記しましたが、以前よりも効果が良くなりました。“11歳”と言うと、皆が信じられないと言っていました。米国生まれの子供が、流暢な中国語で大人でもなかなか理解できない様なことを説明するとは、たいしたものだと言われました。

中国国内の人々の多くは法輪功に対して警戒心を持っています。良い効果を収めるためには、第三者的な口調で話した方が良いと思います。そして、徐々に内容を深めていくという方法で順調に伝えることが出来ました。ある人が、「あなたは絶対法輪功の学習者ではない。法輪功学習者はあなたのような人間ではない」と言いました。その後、本当であることが分かると、かなり驚いていました。もちろん、彼は真相を理解したのです。

真相を伝える前には、いつも正念を発しています。時には、あまり話をしなくても、中国政府に宣伝されているような人ではないということを分かってくれます。話し方などを通じて、正常な人だということを分かってもらえれば、自然に話をしてくれますし、真相を伝える効果も上がります。中には法輪功に対して、反感を持っている人もいますが、こういう人には善悪の報いの道理から説明していきます。まず、「古人は、善には善の悪には悪の報いがあると言っています。知らないことはデタラメに言わない方がいいですよ」と言います。すると、相手は冷静になり、議論できるようになるときがあります。チャットを通じて、わたしのことを普通の子供とは違い、いろいろなことを知っている、とある程度知っていますので、割と話を聞いてくれます。続けて、「最近あるサイトで外国人の中国政府に対する評論がありますが、ご存知ですか?」と聞きます。好奇心を持っている人は、自然に何かと聞いてきます。反感を抱くこともなく、怒鳴ることもありません。すぐに迫害の話しをすることなく、“SARS”が中国でどのように隠され、蔓延したのかという例を挙げます。このようにすれば、受け入れてもらい易くなり、心も開いてもらうことが出来ます。その後ゆっくりと法輪功迫害の真相について話します。

ある人は、わたしが住んでいる街のことを知ると「この前、そちらの街から法輪功のディスクが送られてきたが、見ようとは思わないね」と言いました。やむなく、天安門焼身自殺事件の真相を話しました。すると、「証拠でもあるのかね?」と聞かれました。わたしが、「あるよ。そのディスクの中に」と答えると、「ならば、見てみるよ」と言いました。法輪功に対して、好感を持っている人がいましたので、自分の体験を伝えました(まだ相手には、わたしが法輪功修煉者ということを伝えていませんでした)。わたしは、「自分は小さいときから目が悪く、強度の乱視でしたが、ある気功をはじめたら完全に治りました」と話しました。すると、その人は、「どういう気功ですか。そんなに良い効果があるのなら、法輪功よりも良いのでは」と聞いてきました。わたしは、「実はわたしが修煉しているのは法輪功です」と返答しました。江沢民氏のことが嫌いなモンゴルの人がいましたが、真相を伝えると、法輪功の無実が証明された時には、彼は罵倒の対象になるだろうと言いました。彼が真相を知ったことを喜びました。また、真相を聞いたある年輩の人は、自分の頭がスッキリしたと言いました。彼が感激で満ちていることが良く分かりました。先生がおっしゃっているように、人には皆分かる面があると思います。

今までチャットを通じて真相を伝えた人は150人以上になります。真相を知った人たちは、かなり好感を持ってくれています。「本当に12歳なの?」と聞かれ、「はい!」と答えると、皆一様に驚きます。自分の知恵は修煉から来ているものであり、先生が与えて下さったと、自分には分かります。チャットで真相を伝えることは、良い方法だと思いますが、相手はいろいろな人がいます。法を学ぶ修煉者でなければ染まりやすいかも知れません。しかし、どのような人に対しても、真相を知る機会を与えてあげなければと思っています。相手が悪いことを言ったとしても、悪くしてはいけないと思います。

師父、皆様、ありがとうございました。

(2003年11月米国南東部交流会(アトランタ)原稿)