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江氏集団が更なる残酷な手段を使い、李祥春氏に対して洗脳を強化した

【明慧ネット2003年12月6日】 李祥春氏のフィアンセ符泳青さんは12月1日に上海の米国領事館と電話を通じて、江沢民及び610事務局が李祥春氏に対して洗脳を強化した情報を得た。毒品薬物の販売によって逮捕された終身犯達は李祥春氏に対して今まで以上に侮辱したり、口汚く罵りしたりするように唆された。

符泳青さんによれば、上海の米国領事館の人が11月25日に李祥春氏に面会した際、中国当局が李祥春氏に対して精神的な迫害を更に強めたことが明らかになった。刑務所に2機の監視カメラを新しく設置され、一つは李氏の獄室に、そしてもう一つは李氏が洗脳を受ける部屋に置かれている。警察は犯人達に李氏が手書きの60ページにわたる抗議材料を奪い消すように唆した。中国刑務所当局は更に米国領事館官員に対して存在しない犯罪行為を李祥春氏に認めさせるように要求した。

李祥春氏が受ける洗脳班はそれぞれ集団洗脳班、個人洗脳班、そして、強制的にビデオを見させる洗脳班に分かれている。

個人洗脳班では公安部の邵?(音訳)と言う者が李氏に対して毎日1−3時間にわたって個人洗脳を行っている。邵氏は李氏に対して、個人洗脳を断れば大変なことになると脅迫をした。邵氏はある時から一週間姿を消したが、李氏は邵氏が戻ってからの洗脳のやり方が以前と違ったことで、消えた一週間は新たな洗脳技術の訓練のためであったと語った。

集団洗脳の場合は、午前2時間と午後2−3時間行い、全部で9人が参加する。参加者は刑務所内の看守、警察及び朝から晩まで李氏を監視する6人の犯罪者である。集団洗脳班では、毒品薬物の販売によって逮捕された終身犯達が李祥春氏に対して今まで以上に侮辱したり、口汚く罵りしたりするようになった。中国刑務所側によれば、集団洗脳班は刑務所が李氏に与えた“標準課程”であると言うが、実際には悪質の精神的虐待である。

李祥春氏に対するビデオの洗脳班とは、毎晩一時間反法輪功のビデオを強制的に見させてから、更に一時間の中国ニュース及びその他の宣伝内容を見させる。

世界的に有名なサイエンス誌は「人間の精神的な苦痛は物質的な肉体を受けた苦痛と同様である」と指摘している。

また、ある中国問題の専門家は、一人の人間に自分の信仰を放棄させることはその人の良知、その人が人間であると言う尊厳さを放棄させることに等しいと指摘している。

強制的な洗脳は人間性を滅する精神的な迫害であり、その苦痛及び後に残った影響は酷刑による肉体的な迫害よりも更に残酷である。中国共産党は精神的コントロールに熱中している。その上、江沢民は法輪功の弾圧に対して中国社会が持つ問題となる影の部分に更に集中し問題化としている。実質上酷刑も精神的コントロールができるように効果を出すための手段に過ぎず、最終目的は法輪功学習者に信仰及び煉功を放棄させることである。

符泳青さんによれば、李祥春氏は上海の米国領事館に11月に自分の身に起きた二つの事件を報告した。一つは李祥春氏が手書きの60ページにわたる抗議材料を読み返す時に、看守が犯人を唆し、李氏の材料を奪い取らせ証拠隠滅したこと。もう一つは犯人李陸明(Leeluming)が看守の目の前で李祥春氏を殴ったこと。看守は犯人の殴りを止めないばかりではなく、逆に李氏に向かって米国領事館官員に報告しても状況は変わらないと言った。

米国領事館官員は中国政府に対して、刑務所側が所内の犯人が李祥春氏に悪罵を浴びせることを黙認すること、犯人が李氏を殴打する時に看守が阻止しなかったこと、そして洗脳班の性質に抗議をすると表明した。

江沢民集団は更に、米国領事館官員に李祥春氏に対する事実無根のでっち上げを話した。例えば、李祥春氏に面会する者が来る度に、李氏の態度が悪くなったなど。また、米国領事館官員に対しても、李氏と無駄話をしないように、李氏に事実のない犯罪行為を認めさせるように要求した。