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“ボスニアの軍官に迫害の罪で27年の懲役が下された”ニュースから思うこと

【明慧ネット2003年12月3日】アメリカVOA、2003年12月2日アムステルダムの報道によると、ハーグの戦争犯罪を審判する司法官は、スレブレニで大殺戮に参与したボスニアのセルビア族の軍官リカリティに27年の懲役刑を下した。この刑は検察官の求刑に比べて更に重いものだった。報道では、リカリティは初めて検察官に協力して、1995年7000数名のムスリム男性の死刑を執行した、ボスニアのセルビア族の軍官である。法廷が判決を宣告した後、リカリティは感情を抑えきれず泣き出した。 

VOAは司法官劉大群の表明を引用して次ぎのように述べた:弁護士と検察官の主張した刑はあまり重くなかった。劉大群は理由を説明している:“彼はあの男達が家族と別れるところを目撃しており、彼は自分の耳で、子供達の父親が連行されて行くのを見て大声で泣き叫ぶ声を聞いた。彼は男達が何台もの大型バスで連行されて行くのを見ていた女性達の恐怖の表情を目の当たりにしていた。彼女たちは彼女達の父親、夫や息子達がすでに自分の運命をどうすることも出来ないということが分かつていた。” 

VOAは、劉大群と他の司法官は、リカリティが犯罪の核心人物だと報道した。彼らはまたこう見ている:彼は数千人の青年或いは未成年男性を殺害する命令に対し何ら阻止する行動をとっていなかった。彼は全くその計画の参与者である。 

報道は、リカリティはかつて今年早い時期に告発を受けた一つの犯罪に対して罪を認め、しかも彼の同僚が犯罪を証明するための証言に同意したという。そのため、検察官はもう彼が告発を受けたその他の罪名を追及しなかった。その中に“民族虐殺の罪”が含まれていた。

VOAの報道を読んで、私達に思い出させたことは、過去4年余りの間に、中国大陸の江沢民など一群の犯罪者が、法輪功修煉者に対して凶暴で残虐な迫害、虐殺を行っていることである。これらの犯罪者も法律により厳重な懲罰を受けることは避けられない。 

概算統計によると、1999年7.20から4年間に、民間のルートの情報によると824人の法輪功修煉者がすでに迫害され死亡している。迫害で死亡した事例は全中国の30余りの省、自治区、直轄市に分布している。明慧ネットの2003年4月12日までの情報によると、死亡事例が高い地区の順位は黒龍江、吉林、山東、遼寧、河北、湖北、四川省である。死亡者の中で、女性はおよそ48%を占め、50-70歳がおよそ26.5%占める。しかし、これはまだ実際の死亡者の全てではない。2001年10月末中国共産党政府の内部の統計によると、逮捕中の法輪功修煉者の死亡者数はすでに1600人に達し、全国で不法に刑罰を下された修煉者は少なくとも6000人、不法な労働による再教育を強いられた人は10万人を上回っている。数千人は強性的に病院に送り込まれ中枢神経を破壊する薬物を使用されている。多数の法輪功修煉者は拉致され、各地の“洗脳クラス”で精神的虐待に遭っている。更に多くの人はいわゆる“法律執行人”の暴行、体罰、金品をゆすり盗られている。

法輪功修煉者を迫害する不法人達の姓名、住所と犯罪事実はすでに案件として記録されており、あるいは収集され整理されているところで、これらの悪者は間もなく法律の厳重な懲罰を受けることになる。