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金子容子さんは東京で記者会見を開き中国で受けた迫害について語った

【明慧ネット2003年12月25日】先月27日釈放され、帰国した金子容子さんは12月22日東京で記者会見を開き、参加したおよそ十社のマスコミに中国での非合法な一年半の監禁生活について伝え、また救出に協力した日本全国の人々に感謝の意を表した。

金子さんはこの度無事に帰国出来たのは日本政府と多くの善良な日本国民、全ての法輪功学習者の支援による結果であり、ここにみなさんに心から感謝の意を伝えたいと述べた。帰国して後、多くの善良な人々が彼女に非常に関心を持ち、また東京に帰る前日、居住地の佐渡の官吏は彼女に電話を掛け、体の状態を気遣っていた。

金子さんは連行された後、留置所、労働教養所、当局指定の病院などで遭った多くの残忍非道な肉体的精神的に深刻な傷害をもたらす迫害について語った。労働教養所で、警察は彼女とその他の法輪功学習者に対して洗脳、転向を強行し、その強制的な洗脳手段は非常に残忍で、長時間眠らせない、場合によっては毎日1〜2時間の睡眠だけ、時には24時間、時には二十数日も睡眠を与えないこともあった。その他多種多様な酷刑がある。労働教養所で彼女は毎日長時間の労働を強いられ、奴隷のように働いた。朝5時過ぎから夜10時過ぎまで働いた。このような環境の中で金子さんの健康状態は極度に悪くなり、血圧もどんどん高くなった。後になると一時期目も見えなくなった。

労働教養所で長期に渡り背後で腕を縛られていたため、帰国後も腕を高く上げることが出来ない。目は今も光に弱いが、他の方面では基本的に健康を回復したと述べた。現在は口に合う食事が出来、夜は心地よく眠れる。しかし常に中国の労働教養所で迫害されている法輪功学習者が思い出される。彼らは今も苦しい虐待を受けており、これらのことを思い出すと心は又重くなると言った。

記者から具体的な状況について質問された時、金子さんはこう答えた、労働教養所で警察は刑期を減らすとか仮釈放などを餌にして、労働教養犯に法輪功学習者に対し暴力を振るわせている。特に屈服しない女性学習者に対しては勝手に性的な虐待を行っている。金子さんが労働教養所に監禁されてから間もなく、19歳くらいの女性が、精神状態がおかしくなり朦朧としているのを発見した。他の人から聞いた話によると、この女性は監禁された時、法輪功の修煉を堅持したため、労働教養所の警察は、労働教養犯らをつかい彼女を裸にして性的な虐待をさせ、その後精神に異常をきたしたと言う。又金子さんが北京公安病院に送られた時、一人の法輪功学習者から、そこでの洗脳クラス(所謂法制教育クラス)では、或る女性学習者が手先らに裸のまま木に縛られ見せしめにされた。この女性は当時精神が異常になり、木から下ろされた後裸のままで外に走り出したことがあったと聞いた。

金子さんはこのような、人の心に対して残忍非道な重大な傷害を与え、人を屈服させる迫害手段に対して、恐怖と憤慨を表した。

最後に「金子容子さん救出支援の会」の会長北島満さんから金子さんは既に無事に帰国され、この会はその使命を果たしたので、即日解散すると発表した。しかし依然として中国で迫害されている日本人と在日法輪功学習者の親族を救援するために、本日「全世界で迫害されている法輪功学習者の救出支援委員会日本分会」を設立し、会長は金子さんが務めると発表した。金子さんは挨拶の中で、皆さんの協力と努力により心身の自由を取り戻したが、多くの法輪功学習者は現在も理不尽に監禁されている。彼らが自由を取り戻せるよう、みなが引き続き協力するよう願った。