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法輪功の迫害に関する世界各地の訴訟案一覧

【明慧ネット2004年2月18日】中国大陸の独裁者江沢民とその共犯者は法輪功に対して4年間に及ぶ迫害で、少なくとも886名善良な法輪功学習者の尊い生命を奪った。この4年間の間に真善忍の信仰を持つ一億の法輪功学習者とその家族はさまざまな迫害を受けた。江沢民集団はまた迫害の手を海外に伸ばして、西側各国の法輪功学習者にもさまざまな影響と傷害を与えた。これは今世紀が変わる時期の最大の人権災難である。
 
人間の正義を守り、邪悪な迫害を制止するために、各国の法輪功学習者は次々と江沢民とその他の迫害の参与者を告訴した。江沢民一党に正義の審判と法律の厳罰を受けさせなければならない。
 
大法弟子は政治に参与せず、政党、政権、政治制度などの問題には介入しない。しかし、如何なる人であっても、自分の犯罪行為に責任を持たなければならず、法輪功学習者に対して罪を犯したすべて悪人たちが、政党、政権、政治制度及び上司の命令を口実にして法律の裁きを逃れることは決して許されるわけには行かない。大法弟子によって告訴された者は皆、この迫害を発動、及び参与した不法の悪党だけである。
 
以下には世界各地で起った訴訟案の一覧である。 

一.2000年8月29日——江沢民、曾慶紅、羅幹は北京で告訴された 

香港の法輪功学習者である朱柯明さんと北京の法輪功学習者の王杰さんは、中国最高検察院に江沢民、中共組織部長曾慶紅、中央政治局秘書羅幹を告訴し、この3人に対して法律に違反して法輪功を迫害する罪を犯していると指摘し、六項目の法律と刑事責任を追及することを要求した。

二.2001年7月17日--趙志飛はアメリカで告訴され、同年12月21日に有罪判決を下された 

2001年7月17日、湖北省公安庁長兼「610事務局」の副主任の趙志飛がアメリカ・ニューヨークを訪問中、人権弁護士のカレイ・R・ダヴィノ(Carey R. D'Avino, Esq.)先生が、被害者の彭敏さん(死亡)と李エイ秀さん(死亡)の親族である彭亮さんを代表して趙志飛を告訴した。趙志飛は湖北省の法輪功学習者に対して不法致死、拷問、反人類罪及び国際人権条約の違反などの罪を犯しているとして告訴された。当日の夜11時20分、アメリカ連邦ニューヨーク南区裁判所は起訴状を直接ニューヨークの中国留学生サービスセンターに滞在している趙志飛に渡した。
 
2001年12月21日、アメリカのデニス・コテ(Denise Cote)裁判官は趙志飛に対して欠席審判を行った結果、被告の趙志飛は五千万ドルの民事訴訟案において敗訴した。起訴状には、趙志飛は湖北省の法輪功学習者に対して不法致死、拷問、不法監禁、反人類罪及び国際人権条約の違反などの罪を犯したと指摘された。

三.2001年11月——『華僑時報』新聞社はカナダで名誉毀損と恨みを扇動した罪で告訴された 
 
200名以上のカナダの法輪功学習者は名誉毀損と恨みを扇動した罪で『華僑時報』新聞社をカナダ・ケベック州の高等裁判所に告訴した。カナダで発行している『華僑時報』は2001年11月3日から十数回に渡って捏造した内容の文章を発表して、法輪功を誹謗し、一般民衆の中で法輪功への恨みを扇動した。新聞に引用した内容は殆ど中国で江沢民集団の法輪功を誹謗する材料と同じであった。
 
2001年12月10日、第一回目の法廷審理した後、裁判所は『華僑時報』に対して、類似する文章の再発表を禁止する禁止令を出した。
 
2002年2月2日、『華僑時報』は禁止令を無視し、社長自ら書いた文章を発表し、「法輪功を討伐する」署名を社会に呼びかけた。これによって『華僑時報』新聞社は「法廷を蔑視する」罪で再度起訴された。 
 
『華僑時報』の名誉毀損と恨みを煽る罪に対する最終審理は、2003年11月10日から2003年11月27日までにすべての証人喚問が終わった。 
 
2年以上の司法審理を経てから、『華僑時報』の誹謗案に対して、2004年2月23日から25日まで弁護士が最終陳述を行った後、カナダ・ケベック省の高等裁判所により判決を下される予定である。「法廷を蔑視する」案に関する最終審理時間はまだ分かっていない。

四.2001年12月19日——『星島日報』新聞社はカナダで名誉毀損、過失及び恨み扇動の罪で告訴された 
 
156名カナダの法輪功学習者はカナダの『星島日報』新聞社に対して名誉毀損、過失及び恨み扇動の罪で最高裁判所に告訴し、『星島日報』新聞社に対して公式の謝罪と法輪功に関する報道を載せないことを求めた。

五.2002年2月7日——劉淇、夏德仁はアメリカで起訴され、2003年6月に法廷により有罪判決を下された
 
2002年2月7日、北京市長兼北京オリンピック委員会主席の劉淇は、人権迫害の監督実施罪で、アメリカ北カリフォルニア州地区連邦法廷で正式に起訴された。起訴状は本人に渡された。起訴状の中に劉淇は “拷問、残忍な虐待、非人道な卑劣な暴行、恣意の監禁、反人類罪、宗教と信仰自由の妨害”などの罪を犯したと指摘された。厳重な人権侵害の被害者の権益を擁護する組織「正義と責任の追求センター」は2月7日の午後にサンフランシスコ地方法廷に劉淇に対して民事訴訟を起こした。劉淇は当日の夜、サンフランシスコ国際空港で2002年冬季オリンピック会場へ行く飛行機を乗る直前に起訴状を手渡された。
 
また遼寧省副省長の夏德仁も同時に告訴された。
 
2003年6月、サンフランシスコのエドワルドM・チン(Edward M. Chen)裁判官は、前北京市長、現北京市党委書記の劉淇と遼寧省副省長の夏德仁に対して外国主権免責権を与えることを断った。この裁決は、現任官職の大小にも拘らず反人類罪を犯せば法律の裁きを受けなければならない原則を表した。チン裁判官は法廷に提出した報告の中に、この二人の中国の高官が法輪功学習者に対して残酷な虐待を監督実施したことにより有罪と断罪した。

六.2002年4月3日--中国国家安全部、公安部、中央テレビ局はアメリカで告訴された 
 
50名以上のアメリカの法輪功学習者はワシントンDCで民事訴訟の手続きに沿って、アメリカ連邦法廷に江沢民政府に制御されている中国国家安全部、公安部、中央テレビ局を告訴した。国家安全部と公安部は中国駐米国大使館と領事館を利用して暴力団のような手法で法輪功学習者であるアメリカ公民の権利と自由を侵害したことを指摘された。

七.2002年5月23日——『僑報』と『星島日報』は名誉毀損と恨みの扇動によりアメリカで告訴された
 
一部のニューヨーク地区の住民と非営利団体「法輪功の友」は連合にしてニューヨーク州最高法廷に訴訟を起こし、ニューヨーク地区の中国語新聞『僑報』と本社が香港にある『星島日報』の法輪功学習者に対する名誉毀損と恨み扇動の宣伝を制止することを求めた。

八.2001年8月27日--周永康はアメリカで告訴された 
 
アメリカのイリノイ州を訪れた中国四川省党委書記周永康が告訴され、36歳のボストン住民、法輪功学習者の何海鷹さんは起訴状を周永康に渡した。このアメリカのイリノイ州地区法廷に提出した起訴状の中には、周永康が拷問、侮辱性の虐待と懲罰、反人類罪と不法監禁などの罪を犯し、「拷問被害者保護法」と「外国民事侵害賠償法」に違反したと指摘された。これらの法律の規定によると、アメリカの法廷はこの国以外に発生した残虐な拷問に対して司法権があるが、条件として被告は必ずアメリカで起訴書類を受け取らなければならない。この告訴により、周永康は再びアメリカ領土を踏んだら、法廷に喚問されることになる。

九.2002年10月17日--法輪功学習者は江沢民、曾慶紅、羅幹の犯罪を国連に告発した 

アメリカ、カナダ、フランス、オーストラリア、アイルランドと香港からの7名の法輪功学習者は連名で国連の反拷問委員会、国連人権委員会に江沢民、曾慶紅、羅幹の法輪功を迫害する犯罪行為を告発した。

十.2002年10月22日--江沢民はアメリカで告訴された 

江沢民はアメリカのシカゴに逗留している間に、法輪功学習者は江沢民を「拷問」、「集団虐殺」と「反人類罪」でアメリカイリノイ州連邦法廷に告訴した。

2003年 6月、38名のアメリカ議員が"法廷の友"として、シカゴの連邦法廷に法律論点の陳述書を提出した。 

2004年 1月 20日、アメリカ第七巡回法廷は法輪功学習者から提出されたシカゴで江沢民を起訴する控訴資料を受理した。

十一.2002年12月4日--李嵐清はフランスで告訴された 

カナダ、フランス、アイルランドからの4名の法輪功学習者は、国連及びフランスの法律に基づいて、著名な人権弁護士ジョージヘリ・ボテイ氏(ベルギー)とブリン・ブエドン氏(フランス)を通して、フランスの裁判所に中国のゲシュタポ組織である「610事務室」の責任者、中国の第一副総理、前中央政治局常務委員の李嵐清を、残虐な拷問の罪で告訴した。4名の原告はフランス公民のエレーヌ・プテイさん、フランスに在住の陳祝梅さん、アイルランドに在住の趙明さん、カナダに在住の王玉芝さんである。

2003年7月、この訴訟はパリで正式に司法調査の手続きに入った。 

十二.2003年8月--中国駐トロント副総領事が起訴され、2004年2月3日にカナダ法廷で有罪判決を下された 

中国駐トロント領事館の副総領事である潘新春は、2003年5月1日の「トロントの星」新聞に文章を発表し、卑劣な言語でカナダの不動産商人、法輪功学習者のジェエル・チプカー(Joel Chipkar)さんと他の法輪功学習者を「邪悪のカルト」と呼んで攻撃した。これに対して、チプカーさんは名誉毀損で潘新春をオンタリオ州高等裁判所に告訴した。

2004年2月3日、オンタリオ州高等裁判所で被告欠席審理した結果、中華人民共和国の副総領事である潘新春は有罪判決を下され、チプカーさんに1,000カナダドルの損害賠償、そして10,000カナダドルの訴訟費用を払うように命じられた。

十三.2003年8月20日——江沢民、羅幹、李嵐清はベルギーで告訴された 

6名の法輪功学習者はベルギーで江沢民、羅幹及び「610事務室」の責任者の李嵐清に対して刑事訴訟を起こし、集団虐殺罪、反人類罪及び拷問罪で告訴した。

十四.2003年9月8日、11日、16日と18日——羅幹は欧州4カ国を訪問した際、「拷問」と「集団虐殺」の罪で4度も告訴された 

法輪功学習者を迫害する重要人物の一人である羅幹は、2003年9月にヨーロッパ4カ国を訪問した際に「拷問」と「集団虐殺」などの罪で4度も告訴された。

世界各地の数名の迫害を受けた法輪功学習者とその家族はアイスランドの著名人権弁護士のアダルスタインサンさんを通じて、2003年9月8日にアイスランドの国家刑事検察官のボギ・ニルソン(State Criminal Prosecutor: Mr. Bogi Nilsson)先生に訴状を提出し、羅幹に対して「拷問」、「集団虐殺」及び「反人類罪」の罪で訴訟を申し立てた。

フィンランドの著名人権弁護士のエルキ・カニスト先生は、法輪功学習者の委託を受けて、2003年9月11日にフィンランド・ヘルシンキの国家刑事検察官事務所と警察局に訴状を提出して「拷問」、「集団虐殺」の罪で羅幹を告訴した。

法輪功学習者は2003年9月16日にアミニア首都エリオンの法廷に中国のゲシュタポ組織「610事務室」責任者の一人である羅幹を「拷問」、「集団虐殺」の罪で告訴した。

2003年9月18日、著名な国際人権組織「追跡国際」、国際人権組織「国際救援」、ヨーロッパ法輪大法佛学会、ロシア法輪大法佛学会は連名で「拷問」、「集団虐殺」などの罪でモルドバで訪問中の中国のゲシュタポ組織「610事務室」の責任者の一人である羅幹をモルドバ総検察院に告訴した。

十五.2003年10月15日——江沢民、羅幹はスペインで告訴された 

中国、アメリカ、オーストラリア、ベルギーとスペインからの15名の法輪功学習者はスペインの高等法廷(Spain's High Court)に江沢民、羅幹に対して刑事訴訟を提出し、この二人が法輪功に対して「拷問」、「集団虐殺」の罪を犯したとして告訴を申し立てた。

十六.2003年10月27日——呉官正はサイプラスで告訴された 

サイプラスの著名な人権弁護士のラリス・ブラヒミス(Mr. Laris Vrahimis)さんは迫害を受けた法輪功学習者を代表して、法輪功を迫害する主要な責任者の一人、サイプラスで訪問中の前山東省長、今の中国共産党政治局常務委員会委員の呉官正氏に対して「拷問」、「集団虐殺」及び「反人類罪」の罪で告訴した。

十七.2003年11月17日——江沢民、羅幹、李嵐清は台湾で告訴された 

7名の台湾法輪功学習者は台湾高等法廷に刑事告発を申し立て、前中共国家主席江沢民、前国務院副総理李嵐清、及び中共中央政治局常務委員会委員の羅幹に対して、台湾の「集団残害処罰条例」の「集団残害罪」を犯したとして告訴した。

十八.2003年11月21日——江沢民などの法輪功の迫害に参与した16名の中国政府官員はドイツで告訴された 

アルゼンチン軍事独裁の迫害を受けたドイツの被害者のために弁護を担当して有名になったペルリン刑事弁護士ウルフガング・カレック(Wolfgang Kaleck)さんは、ドイツ法輪大法協会、及びドイツ、中国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、アイルランドからの40名の法輪功学習者の委託を受けて、ドイツ連邦検察院総検察長官に前中共国家主席江沢民などの中国政府官員が法輪功学習者に対して犯した「拷問」、「集団虐殺」、「反人類罪」、「虐殺罪」及び「厳重な人権侵害罪」で告訴を申し立てた。

この刑事訴訟に告発された被告者は以下の人を含めている:前中共国家主席江沢民;前中国国家副総理、法輪功迫害専門機構「610事務室」の責任者の李嵐清;中共中央政治局常務委員会委員、法輪功迫害専門機構「610事務室」の責任者の羅幹;遼寧省副省長の夏徳仁;前北京市副市長、北京 2008オリンピック委員会主席の劉淇; 湖北省警察庁副庁長の趙志飛;北京団河労動教養所管理課長の蒋万来;北京団河労動教養所教育課長の楊風華;北京団河労動教養所教育課副課長蒋海泉;北京団河労動教養所の凶悪犯の杜啓文;北京団河労動教養所の凶悪犯の庄許宏;北京労動教養者調遣処(配分所)警察の王超;北京労動教養者調遣処(配分所)警察の莎雪梅;北京新安労動教養所(現在の北京女子労動教養所)警察の王兆風;北京新安労動教養所警察の程翠娥;北京新安労動教養所の焦学先及びすべてのこの訴状に提起した犯罪案例の共犯者、特に迫害の酷い地域である遼寧省、吉林省、黒龍江省、山東省の責任がある省政府役人と 「610事務室」の責任者。(この責任者リストは国際法輪功迫害追及機構から提供されたものである)

十九.2003年11月26日--江沢民はハーグ国際法廷で告訴された 

全世界江沢民審判大連盟はハーグ国際法廷の前に江沢民を審判する公聴会を行った後、ハーグ国際法廷の首席法官に世界各国の江沢民を告訴した資料を提出し、江沢民を審判することを求めた。

二十.2003年12月26日--江沢民、羅幹は韓国で告訴された 
 
韓国法輪大法学会の世話人である権洪大さんは、韓国の法輪功学習者の全員を代表して、「集団虐殺罪」として正式に江沢民と「610事務室」の主要責任者の羅幹を刑事告訴した。告訴の手続きが無事に済み、当日に裁判所は告訴を受理する証明書を発行した。

二十一.2004年1月——法輪功を迫害する責任者の45名の名前がカナダ皇室騎兵隊の監視リストに入れられた 
 
カナダ法輪大法学会はカナダの「反人類と戦争犯罪委員会」(Crimes Against Humanity and War Crimes Program - CAHWCP)の責任者に法輪功を迫害する45名の責任者の罪行とその証拠を提出した。この中に江沢民、李嵐清、羅幹、王茂林、劉京などの各級中共党委、「610事務室」の責任者、政府官員及び労働教養所の不法管理者を含んでいる。これらの人はすでにカナダ皇室騎兵隊の監視リストに入れられた。もしこの人たちはカナダに入国する場合、すぐ調査をされる。その結果によって、入国ビザの発行を拒否されたり、入国を禁じられたり、或いは「反人類罪」で起訴されたりする可能性がある。

二十二.2004年1月28日--中国文化部長である孫家正は虐殺を煽る宣伝と迫害罪によってフランスで告訴された 
 
4名法輪功学習者はパリ検察官事務室に訴状を提出し、フランスで訪問中の中国文化部長、ネット文明工程組織委員会主席の孫家正を告訴した。告訴理由として、孫家正はメデイアや文化宣伝の形式を利用して法輪功学習者への恨みを宣伝し、法輪功を根絶することを宣伝し、残虐な拷問に加担して、「虐殺を煽る宣伝と迫害罪」を犯していると指摘された。 
 
大法弟子は必ず全力を尽くして法律訴訟を最後まで遂行させ、すべての法輪功の迫害に参与した悪人や犯罪者に法律の裁きを受けさせなければならない。

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/2/18/67821.html