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世界精神医学会の独立調査を拒否し、江氏集団は引き続き迫害真相を覆い隠している

 【明慧ネット2004年4月2日】報道によると、世界精神医学会(WPA)の主席Okasha医師は、中国精神医学会(CSP)主席からの一通の手紙を受け取りました。その後、世界精神医学会は、法輪功学習者達が受けている精神的迫害に対して独立調査を行うため、4月4日北京に行く予定を取り消しました。

 Okasha医師は、3月26日に受け取った手紙の内容を公表せず、ただやむを得ないとだけしか今度の計画の取り消しを説明していません。

 *中国精神医学会は何を避けているのでしょうか?

 世界精神医学会は、中国に行き独立かつ公正で専門的な調査を行うための十分な準備をしてきました。既に英、米、カナダ、オーストラリア、デンマーク、ノルウェー・モロッコの世界的に優秀な精神科の専門家8人で構成された調査グループを創設し、中国で診療記録を精査し、同意を得て、患者、家族、医師と会見し、法輪功学習者に対する精神的虐待が指摘されている事例の調査を行うことを企画していました。

 1996年、世界精神医学会は、“マドリード宣言”を採択し全世界精神科専門医師に、医師として遵守すべき道徳基準と倫理の規範を提示しました。この宣言は特に政治、人種、宗教に起因しての患者への対応、および、医師はいかなる方法においても肉体的、精神的虐待への関与を禁止すると述べています。

 ここ数年、中国には“世界に軌道を合わせる”という言葉が流行しています。現在世界精神医学会は、主導的な立場で専門技術的かつ独立して公正な調査を行っていますが、この学会に加盟している中国精神医学会は、本来なら積極的にこの専門的調査に協力するべきですが、かえって、先に決定した独立調査を取り消したのです。これは、中国精神科医師が法輪功学習者達に対応する中で、果たして国際上の医師としての道徳基準と倫理に従ったのか疑いを生じさせます。また、それにより法輪功学習者に対する精神的虐待を覆い隠しているのです。

 *法輪功学習者に対する精神的虐待は、江氏の根絶政策の産物である

 江氏集団は“名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させる”という絶滅政策下で、法輪功迫害に中国政府、国家、社会など各方面の資源を総動員して利用しました。天地を覆い隠すかのような迫害の中で、中国精神医学会及び学会の医師は、自発的或いは受動的に、意識的に或いは無意識的に法輪功迫害に参与し、悪人を助けて悪事を働いています。

 実際のところ、精神的虐待と与えた苦しみは、江氏集団の法輪功を迫害する中で行った数多くの残虐な体刑手段の中の一つに過ぎません。不完全な統計ではありますが、少なくとも1000人の法輪功学習者が法輪功修煉を貫いたため、強制的に精神病院に監禁され、中枢神経系を侵す薬物による傷害を受けています。法輪功学習者達は現在、精神科医師と看護婦の手中で深刻な虐待を受けており、しかも、少なくとも12件の虐待による死亡事例があると、多数の報告から明らかです。

 比較的早く外部に知られた死亡事例は、山東省溜博市斉魯石化会社アルケン工場コンピューター技師の蘇鋼さんです。蘇鋼、男性、32歳、法輪功を修煉したことで、アルケン工場の公安は、親族を騙して2000年5月23日、彼を強制的に?坊の昌楽精神病院に入れました。彼は毎日大量の中枢神経系を破壊する薬物を強制的に注射され、5月31日、迫害に抗議して蘇鋼さんは絶食を始めたと、彼の叔父蘇蓮禧さんは言いました。9日間にわたる精神病院での虐待を受けた後、彼の叔父蘇徳安さんに渡された時、蘇鋼さんは既に目の動きが鈍くとろんとして、表情も無くなっていました。反応が鈍く、体全体が強ばり、顔には血の色が無く、極度に衰弱しており、凄惨で見るに忍びませんでした。その後6月10日朝、彼は心臓衰弱のため亡くなりました。

 *江氏集団のまったく道理の通らない報復

 現在、ジュネーブでは第60回国連人権委員会の会期中で、中国の人権状況の悪化(特に法輪功学習者に対する迫害)が世界中から注目されています。3月22日、アメリカは正式に今期の国連人権委員会で、中国の人権状況を厳しく非難する決議案を提出しました。中国外交部は翌日、すぐさまアメリカとの人権問題に関する会談を中止すると宣言しました。同時に、アフリカと接触して、これからどのようにして国連人権委員会での支持を手に入れるかを討議しました。

 世界精神医学会のこのような専門的国際組織の独立かつ公正な調査は、すべての中国の人権に関心を持つ人々に歓迎されるべきです。Okasha医師が3月26日に受け取った手紙の時期から見て、中国精神医学会は既に調査計画の取り消しを決定していたのです。これも国際社会に対する江氏集団のまったく道理の通らない報復行為です。

 *江氏集団の迫害証拠は、国際的に暴露されている

 アメリカの世界精神医学会(WPA)のVivianaGallii医師は、メディアの取材を受けた時:“私の知っているところによると、WPAはかつて少なくとも500人の法輪功学習者の名簿を中国に示して、その中の一部の学習者達と直接会って話したいと要求しました。

 今推測してみると、中国政府はWPAと既に成立した合意を履行する可能性は無かったでしょう。”と述べました。今、江沢民本人と共犯者の一部は、学習者達に残虐な体刑を加えた罪でいくつかの国の法廷で起訴されています。もし、世界精神医学会の調査を順調に行うことができていれば、その調査結果はきっとこれらの法廷に、更に直接に迫害証拠を提供することができたことでしょう。

 メディアの中傷やデマで、残虐な体刑の迫害と同時に、江氏集団は極力迫害事実を覆い隠そうと情報を封鎖し、国際社会を欺き間違った誘導をしました。中国精神医学会が、世界精神医学会の独立調査を中止したことは、明らかに江氏集団の圧力によるもので、迫害の真相が国際的に暴露されることを怯えているということです。

 たとえ、江氏集団がいかに真実を封鎖し包み隠そうとしても、真相を覆い隠すことはできません。その邪悪な迫害を国際社会に暴露する勢いを遮ることは絶対にできません。法輪功の主要なウェブサイトである《明慧ネット》は1999年から、中国の厳重な封鎖を破って出て来る迫害事例を大量に報道しています;2002年以降は、AFP通信、ロイター通信、AP通信などの海外メディアも、途切れることなく法輪功学習者が精神病院、麻薬中毒回復所に閉じ込められている事例を報道しています;世界精神医学会は、かつて300ページにわたる報告の中で、具体的な事例を列挙しながら、法輪功学習者が精神病院に監禁されていると説明しました。事実上、現在真相を知っている人は益々多くなってきています。

 (明慧記者林展翔)

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/4/2/71438.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/4/8/46856.html