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国連に於いて江氏集団の中国教育機関での法輪功に対する迫害を暴露した(写真)

 文/ドイツ法輪功学習者

 【明慧ネット2004年4月10日】2004年4月6日、ジュネーブ国連人権大会の間、本部がアメリカにある世界女性組織は中国教育人権に関する討論会を開いた。国際法輪功迫害追及機構の主席John Jaw、法輪功学習者趙明、オーストラリア人権弁護士Christopher Nystは招待に応じて討論会に参加した。

 北京清華大学卒業の法輪功学習者趙明は先ず自らの経験を基に中国とアイルランドの大学生の人権教育と人権の見方について比較した。彼は:“清華大学の政治に関する授業で、私達学生は只憲法には公民は信仰、集会、言論などの自由があると規定されていると教えられる。然しこれらの自由を如何に実現するかについては具体的な例を何も述べない。そしてもし学生たちがこれらの自由を実践しようとしたら、彼らが直面するのは厳しい取り締まりと非合法的な逮捕による殺害の恐怖である。99年法輪功に対する迫害の中でも清華大学の学生に対する迫害はまさにとても良い事例となる。私が法輪功を修煉したという理由で中国労働教養所に監禁されている間、私が在籍していたアイルランドのダブリン三聖学院の大学生たちは私を救援するグループを作った。そして彼らは集会を行い、サインを集め、アイルランド政府、マスコミ、人権組織に呼びかけた。彼らは自分たちがどんな権利を持っているかをはっきり分かっているだけではなく、如何にそれらを行使するのかも知っている。アイルランド政府も彼らの人権擁護に対する呼びかけ行為を許可している。中国とアイルランドの人権教育の最も重要なポイントはその実践にある。”と述べた。

 国際法輪功迫害追及機構の主席John Jawはこう指摘した。国際法輪功迫害追及機構の調査結果によると:中国教育部は全国のあらゆる大、中、小学校の教師と学生を“文化大革命”当時のように一人一人の態度を表明させている;教師と学生は強制的に法輪功を誹謗、中傷する映画を観せられる。大、中、小学生を使って法輪功に反対する“百万サイン”運動を推進し、学生を非人道的な迫害に加わるように脅迫した。そして教育機関を通じて、法輪功を誹謗、中傷する内容を中学校、小学校の教科書とテストに取り入れ、更に大学入試と大学院生の試験問題の中にも入れた。法輪功に対する迫害を拒否する人と法輪功の修煉を放棄しない教師は除名され、非合法に監禁される;学生の場合は学校から除名され、進学と卒業が出来ない。また各“転化クラス”(江氏集団が法輪功弾圧運動中設立した“準収容所”であり、如何なる法律手続きも取らず、法輪功学習者に対して人身の自由を剥奪し暴力で洗脳を行う)に強制的に送られる。その他にも労働教養所や精神病院に送られ、酷い迫害によって殺害される。1999年以来、清華大学だけで300余名の教授、博士、修士、大学生が非合法に監禁され、職場から除名されたり、学籍を失ったり、或いは直接労働教養所に送られた。John Jawはまた28歳の重慶大学大学院生魏星艶を例として取り上げた。彼女は“世界法輪大法日”に重慶大学キャンパスで法輪功の真相を載せた風船と掛け軸を揚げたと疑われた。魏星艶は2003年5月11日キャンパスで連行された。5月13日の夜、沙坪ハ区白鶴林留置所の或る部屋で、警察はみなの前で魏星艶をレイプした。この件がインターネットで公表されると、重慶大学側は魏星艶が当大学の学生ではないと否認し、当大学には魏星艶が学んでいると言う専門がないと公言した。同時に重慶大学側は重慶大学のホームページ上のこの専門に関する情報を削除した。国際法輪功迫害追及機構は踏み込んだ調査とホームページの検索を通して、重慶大学には彼女の言う専門があることを確認した。

 趙明はこう述べた:2003年は彼が清華大学を卒業して10周年だ。清華大学のホームページ上で同期の学友はサインして記念することができる。然し彼が署名しようとすると、彼の名前は拒否された。趙明は又こう述べた:私の清華大学の学友袁江は法輪功を修煉した理由で迫害され死亡した。聞いた話によると、清華大学の校長がアメリカを訪問した際、清華大学の学友が公の場所でこのことについて聞いたところ、清華大学校長は袁江が清華大学卒業生ではないと否認した。この情報は未だ実証されていないが、趙明は自分の署名が清華ホームページに拒否されたことから、清華大学側は袁江が清華大学卒業生ということを否認し、清華との関連を他の事にかこつける可能性がとても高いと述べた。

 オーストラリア法輪功学習者章翠英による江氏集団告訴の弁護士の一人である、オーストラリア人権及び刑法弁護士Christopher Nystも討論会で発言した。彼は人権教育の中で非常に重要なことは若者を励まして人権擁護を実践することであると述べた。Nyst弁護士は今回章翠英の代理弁護士として中国江氏集団の章翠英本人に対して行った迫害について国連に告訴することを重要な目的としてここに来た。

討論会参加者は会議の後、法輪功学習者に多くの情況を尋ねてきた

 討論会が終わっても、会議参加者は長い間立ち去らなかった。彼らは法輪功と江氏集団の法輪功に対する弾圧についてさらに知りたがり、法輪功学習者と長時間話し合った。会議参加者は民主国家の市民として、一つの独裁政府が自国の人間に対して行ったこれほど深刻で広範囲な迫害を理解できないと言った。

 会議の間、中国大陸からきた二人のNGOメンバーが傍聴しながら記録していた。中国が今回の人権大会に派遣したNGOは全て中国政府の管理下にあった。多くの場所での彼らの発言は、中国の人権状況問題について言えば、彼らと中国政府の口ぶりは完全に一致していた。これは国連が一貫して唱えているNGOが果たさなければならない、政府を監視する作業とは全く矛盾していて、多くの国とNGOメンバーの不満を引き起こした。そして“政府のNGO”と呼ばれた。会議後法輪功学習者はこの二名の中国の“政府のNGO”メンバーと話し合い、彼女達に法輪功迫害の真相を伝えようと思ったが、司会者が解散を宣言すると、二人は慌てて会場を離れた。法輪功学習者は、彼女たちが今回の会議を通して、江氏集団の法輪功に対する迫害の深さと広さについて理解したと思う。法輪功学習者は中国政府に対するのではなく、只法輪功を迫害する直接責任者に対している。同時に今回の人権大会に参加した全ての中国政府及びNGOメンバーは諸外国の人権機構や法輪功学習者と接触する機会が得られ法輪功の真相が分かったはずである。従って今後は江氏政府の法輪功迫害の共犯者にならないことを希望する。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/4/10/72031.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/4/14/47028.html