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国連人権委員会は中国の人権状況を譴責する議案を表決しようとしている

 【明慧ネット2004年4月15日】(明慧記者王英からの総合報道)現在ジュネーブで開かれている国連人権委員会は今日(4月15日)から各国人権状況についての投票を開始した。大会では中国に対する決議案を検討する予定がある。 投票の表決は少なくとも二日間が必要だろうとの見込みである。中国政府の人権に対する迫害は再び世界の焦点になるであろう。 

 英国マスコミの4月15日の報道によると、国連人権委員会は今日(4月15日)から各国人権状況についての投票を始めた。各国の人権状況について決議を出すことは昔から国連人権委員会において最も論争される点であった。投票の表決は少なくとも二日間を要する見込みで、金曜日までに結果が出る予定である。最後の日にチェチェン、ジンバブエ、ミャンマー、スーダン及び中国の人権状況に対する批判の決議案が出される予定である。 

 アメリカは今週中にも中国の人権に対する批判決議を提出 

 前日のボイス・オブ・アメリカの報道によると、アメリカは今週中にも中国の人権を批判する決議を提出する。アメリカ国務院のスポークスマンは水曜日、北京側がアメリカの決議案提出を阻止することを予想した。 ジュネーブでの会議ではアメリカが継続的に中国に対する批判の決議案を提出してきたが、中国は外交の圧力を利用し、決議を阻止してきた。この委員会では今までに人権問題で中国が制裁されたことがない。 

 アメリカ人権報告によると、中国の人権状況は悪化している

 自由アジア放送によると、アメリカ国務院は2月25日、本年度の国際人権報告を発布した。中国に関する内容は150ページに及び、それによると中国の人権状況は悪化し、政府は引き続き法輪功精神運動を弾圧しており、何千人もの法輪功学習者が監獄、労働教養所、精神病院或いは特別洗脳センターに拘禁、既に何百人もの法輪功学習者が拘禁所で酷刑に虐殺されたと指摘した。 

 報道にはアメリカの法輪功スポークスマン、張而平氏の話が載っている:中国政府は法輪功に対する迫害をエスカレートさせ、最近の報道では、60名ぐらいの人が三ヶ月の間に迫害され死亡し、全国範囲で迫害が酷くなっている。 

 譴責から逃避するために、江沢民集団は国連を騙している

 中国政府の支配下にある"中国反邪教協会"は国際調査機構の調査により、政府の機関であることが究明された、と大紀元時報は報道した。当協会は"非政府"団体であると主張し、国連人権大会に参加して詐欺活動を行なった。 その期間中、中国共産党幹部の王渝生は何度も"非政府机?"(NGO)の責任者の身分としてジュネーブ人権大会に参加したが、彼は実は中国政府の幹部であることが明らかになった。江沢民集団のこの詐欺活動はすでにジュネーブで注目されていた。

 中国に労働教養され、一年間半、拘禁された日本法輪功学習者の金子容子さんはジュネーブ人権大会で自分の経験を語った。 「自分を科学者だと自称する王渝生は特に睡眠を奪う方法で法輪功学習者を虐待することに賛成していました。 驚いたのは、先週の金曜日に偽の"非政府"機構の王渝生があえて国連人権大会で発言し法輪功を中傷していたことです。すべての代表は王の中傷の言葉から中国当局による迫害の真相がどうやって隠蔽されているのか分かって欲しいのです。」と容子さんは希望している。

 各国の代表が道徳の責任を担うことを呼びかける

 全世界での反迫害大連合のネットホームページに載っている請願書は、第60回国連人権大会に参加するあらゆる国に呼びかけている。アメリカが提出した決議を支持すべきで、中国政府の法輪功および他の精神団体に対する迫害を止めさせ、あらゆる人権を踏み躙る行為を止めさせるべきである。 

 請願書は中国で発生している迫害問題を提出することは我々みんなの道徳的責任と義務であることを強調している。中華人民共和国が精神団体に対する弾圧を停止し、人権に対する迫害を中止し、そして世界が公認する人権標準を守り、信仰、言論、集会と新聞の自由を実現するのを促進すべきである。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/4/8/71891.html