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国連で江の国家テロリズムを摘発する(写真)

 文/欧州法輪功学習者

 【明慧ネット2004年4月6日】国連人権委員会第60期会議中、法輪功学習者と非政府組織 である“国際教育発展組織”は共同で 「中国国家テロリズム:法輪功への迫害」というテーマで討論会を開催した。 

法輪功学習者と弁護士パーク氏 会議に出席した代表

 最も残虐な国家テロリズムは中国が行う法輪功に対する迫害である

 討論会は2004年3月31日午後に開催、著名な人権弁護士ケロン・パーク氏が主催した。彼女は、まず、以下の発言をした。「テロリズムに言及しますと、人々はよく他国で出没する数人の異端分子が、相手を屈服させるため、暗殺、爆発などの恐ろしい手段を用いて、数千何万人もの平民を死傷させることを連想しやすいでしょう。ところが、もう一種のテロリズム、つまり一国政府が自国民に断行する国家テロリズムに対しては見落としやすいものです。事実、国連の国家テロリズムを研究する専門員からの報告によりますと、国家テロリズムによる人権侵害の深刻さは他のかたちのテロリズムを遥かに上回るものです」 

 パーク弁護士はさらに指摘した。「現在最も残虐な国家テロリズムは中国が行う法輪功に対する迫害です。1999年7月までに、法輪功は中国で大変人気があり、修煉者は数千万人に達していました。そのため、中国当局(江グループ)が1999年7月より開始した法輪功への弾圧は、このように多くの民衆の運命とつながっていたのです。私達は当初から被害者に関心を持ち、国連に呼びかけていました。この迫害により、すでに数十万人が不法に逮捕され、残虐な体刑を加えられ;千人以上が虐待で死亡しています。数名の国連人権特派専門員は報告の中で、中国当局(江グループ)が行う法輪功に対する迫害を特に厳しく非難し、法輪功に対する人権侵害事件の多さはすでに国連の人権機関の処理能力を遥かに上回っていることを指摘しました。私達は今日この討論会を機に、皆さまに中国が法輪功を迫害している国家テロリズムについてお知らせするとともに、この迫害を停止するようご協力いただきたいのです」

 血と涙での告発——被害者より

 中国で三回も拘禁され、現在、フランスに留学している陳頴氏は会議上で、拘禁、拷問され洗脳された経歴を紹介した。彼女の経歴は多くの人の涙をさそった。 

 「警官の法輪功学習者に対する虐待と非人道的な待遇は普遍的で深刻なものです。刑務所に入る時は、まず、皆の前で服を脱がされ、ひとたらいの氷水をあびせられ、すべての人が必ずこれを経験しなければなりませんが、これには月経期の女性も含まれるのです。月経期の女性はこの寒さの刺激で出産に影響する可能性がありますが、警官はそうしたことを考えてもくれないのです」

 彼女はまた有害な薬物を注射された経歴を述べた。「窓に手錠をはめられ、強制的に左腕へ薬物を注射されました。薬物は体に入る時、心臓にひとしきり刺し込む痛みを感じ、それから動悸が激しくなったものです。そのたびごとの動悸は心臓を膨張させそうでした。同時に、左側の体の神経は一本一本がむかれるような感じだったのです。それ以降は、ものを考えようとしても、とても難しく、反応も鈍くなり、記憶力が悪くなって、頭が動かぬように、明らかに感じたわけです。左半身は次第によくけいれんするようになり、しかもますますひどくなりました。刑務所と労働教養所が提供した食物には、おそらく薬物が入れられていると思うのですが、嗅ぐと、においがとてもおかしく、食べ終わると、吐きそうになり、しかもとても眠くなるのです」 

 「ほかには殴打と虐待を受けた経験です。ある日、激痛が走るほど殴られました。私を殴打することに加わった犯罪者までもが泣き出し、警官に「やめてください」と命令したがったほどです。 

 労働教養所で作業を強制され、毎日夜中まで働かされ、ネッスルコーヒーなどの会社の製品を作らされ、目標を達成しないと眠らせないのです。夏、牢屋の中は気温が高いため、学習者達は過労で意識不明や、高血圧になったり、心臓病になったりしましたし、全身がけいれんした学習者もいました。私達は牢屋を出入りする時、必ず、「報告、はい」と大声で言わなければならず、もし声が小さいと思われると、壁に向かって百回叫ぶ処罰を受けます。歩く時は足を90度まで高く持ち上げ、力を入れて下へ踏み鳴らさなければならなりません。食事をする時は、床にひざまずき、碗を頭上まであげ、大声で「リーダーへ報告、労働教養者の誰それ、ご飯をお願いいたします」と言わなければならなりません。 

 洗面、歯磨きなどは毎日二回、毎回五分しかありません。こんな短い時間にきれいに洗えることなどありえません。飲食、排泄、就寝など、すべて一つの部屋で済ませるので、部屋中、蚊やハエばかりでした。このような衛生条件の劣悪な情況のもとで、使い捨ての割りばしを包装するのです。包装紙には高温消毒と表示されていますが、実はすべての過程が非常に不衛生で、手も洗えず、箸が床に落ちてもそのまま包んで使うのです。今、各小規模の飲食店、さらにはホテルまでもが、このようなきわめて不衛生な箸を使っているそうで、また輸出するのもあると聞きました。 

 女性学習者は室外へ引きずり出され、服を脱がされ、長時間立たされることが度々あります。冬、何人かの学習者は室外で意識を失うまで立たされました。長期の苦しみの中、ついに辛抱の限界に達したのです。私は修煉しないと保証する署名をしたのです。その信仰を放棄させられ、転化させられた苦痛は言葉では言い表すことができないものです。翌日、一日中泣き続けました。 

 善意の人の助けのもとで、私はついに中国を離れることができました。私はただ“真・善・忍”に従い、良い人になろうとしたのに、それらは私を高尚な人から学習者を迫害する共犯者になるよう強制したのです。法輪功は再度私を救い、過去とまっすぐ向き合う勇気をくれました。私は、どんなに意気消沈しようとも、心の中に穏やかさと“真・善・忍”の浄土を持ったことがあることを知っているのです。今、一番幸運に感じていることは、自分が再び、法輪功学習者になれたことなのです」

 討論会で、戴志珍氏も、夫が中国の留置場洗脳クラスで迫害によって死亡した事実を述べた。 

 暴露を恐れ、邪悪が無駄な妨害をする

 自由質問の時、江グループから派遣されてきた非政府組織を装う二人は、この機会を利用して、江の法輪功を中傷する言論を宣伝しようと思っていた。パーク弁護士は「各種スポーツ競技には各種スポーツ競技のルールがあるように、各功派には各自の特徴があり、あなたが好まないのであれば、来なくても良いわけです。ところが、私達が今日討論することは、これらの特徴とルールの善し悪しではなく、人々が自分の好きな気功を選び、修煉する権利を有すべきかどうか、修煉することで深刻な迫害を受けるべきなのか、ということについてなのです」と指摘した。 

 この時、一人の聴衆が発言した。中国当局(江グループ)がいかに国連の警備を買収したり、彼の有している法輪功の資料を没収するかといった、卑劣なやり口について述べたのである。 

 「実際、邪悪は世人が真相を知ることを非常に恐れていて、すべての機会を利用し妨害しています。会議開始前の準備時間に、江グループは買収した警備と会場の従業員に、時間通り会議が開始できないよう、会議会場の準備作業を妨害させることを指図していました。会議に参加しに来た法輪功学習者達は、「どうして時間どおりに入場させないのですか、どうして他の会場の入り口ではなく、ただここで警備するだけなのですか? まさかここで中国の問題を討論するためでしょうか? まさかここで法輪功への迫害について討論するためなのでしょうか?」と阻止する者に詰問したのです。阻止した者は答えることができませんでしたが、それでも入らせようとはしなかったのです。多くの参加者が、大広間の回廊に押しとどめられたわけです。この時、一名の法輪功学習者が阻止する者に「あなたは一体、中国共産党(江集団)とどのような関係にあるのですか? 彼らからどのような利益をもらったのですか?」と詰問したのです。この話を聞いた阻止した者らは顔がこわばってきて、茫然自失の状態になりました。この学習者は扉を押して入りました。そのようにして、会議の参加者達は入場できたわけです。その者らは再び会議中であっても、入り口で参加者の進入を妨害しようと企んでいました。一人の法輪功学習者がこれを見破り、入り口に立って、彼らの小細工を阻止したのです」


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2004/4/6/71714.html
(英文: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2004/4/15/47055.html)