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天よ、地よ、教えて! 私の娘はどうして死んだの

 【明慧ネット2004年4月28日】4月19日、武漢市チオ口区のある町で、何人かのお年寄りが若い娘の遺影を手に抱え、路上に出来た野次馬に向かって泣きながら訴えていた「彼女は法輪功を修練したために、道口の公安(警官)によって撲殺されました」。その中に年老いた母親は胸が引き裂かれる思いで天を仰ぎ「天よ、地よ、教えて!私の娘はどうして死んだの?」と泣き叫んでいた。

 このお婆さんの娘は黄と言う、今年32歳で、4月1日にチオ口区の610に捕まえられ、16日の早朝3時に家族は黄さんが武漢市のある病院で亡くなった事を610から知らされた。

 公安は黄さんの死因を「ガラス瓶で自殺した」と説明しただけだった。これについて家族は疑いを差し挟まずにはいられなかった。なぜ救急処置をしている時に知らせてくれなかったのか、なぜ亡くなるのを待ったのか、そもそも彼女はどんな罪を犯して捕まえられなければならなかったのか、なぜ病院は救急カルテや詳細記録がないのか、など。

 公安は「黄さんはガラス瓶で自殺した」と言っている以外、他の事については大きく食い違っている。道口公安はいわゆる「影響が良くない」事を恐れて、大法弟子が送った花輪を持ち去り、「黄さんは公安に撲殺された」事についても黙認した。

 娘の性格をよく知っている両親はどうしても娘は自殺をするとは思えない。黄さんの性格は正直で優しい、小さい時から周りの人に好かれていた。親の心を煩わすような事もなかった。しかし、江氏集団が法輪功に対し弾圧を始めてから、彼女には穏やかに過ごせる日がなかった。毎回捕まると、両親は百方手を尽くして娘はどこに監禁されているのかを探した。両親は娘に非がない事を深く理解していた。娘は良い人になろうと努めていた。黄さんが捕まる1週間前に、両親の様子を見に家に帰った、そのとき母親に100元を預け、生活の苦しいある大法弟子に渡してくれるよう頼んだ。次に会える時間も約束をした。年老いた両親は、あれが最後に見た娘の姿だとは夢にも思わなかった。

 何一つ物的証拠のない状況にもかかわらず、610は黄さんの両親に娘は「処罰を恐れて自殺した」と認めるよう強制した。

 こんな強権を振るう政府に対し、娘に対する公平を返してもらえない状況の下、黄さんの家族は彼女の遺影を抱えて、街頭に出た。年老いた母親は天を仰ぎ「天よ、地よ、教えて! 私の娘はどうして死んだの?」と泣き叫んでいた。


(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2004/4/28/73391.html